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ワカ
村ー
村人のコウとは、ここへ来た最初の頃から親しくしてもらっていた。
年はコウの方が5つ上だったが、話しも面白く、様々な生活の知恵を教えてくれた。
お兄さん的な存在だ。
コウには妹もいて、僕と同じ年だった。
恥ずかしがりやの可愛らしい妹は、僕のことを憧れの眼差しで見ていた。
コウ兄妹とは、その両親も含めて、みんなで和気あいあいとご飯を食べたり、海に泳ぎに行ったりしていた。
それから僕とコウの妹 ワカは、18になった。
コウは23。
もうコウも僕も嫁をもらってもおかしくない年だ。
コウには、幼なじみがいて、サヤといった。
気立ての良い娘で、コウと同じ年。
自然とコウとサヤの両親は、結婚の話をまとめていたようだった。
そして、ワカは、僕と結婚したいとコウや両親に打ち明けていた。
僕は、知らないふりをしていた。
出来れば、何も起こらないまま、この日々を過ごしたい。
そう願っていた。
暮らしてみたいけど、こわい気もする村




