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穏やかな暮らし

神様仏様、アルト様ー

あれから3年経った。

僕は、18になって、すっかり背も伸びた。

そうは言っても170cmほどで、特別大きくはないけれど。


ずいぶん、健康的になった。

毎日、規則正しく寝起きして、決して贅沢ではないけれど、体に優しい食事を美味しく食べて、村の手伝いをする。


初めは山神様として、何もさせられないと言われていたけれど、少しずつ、みんなと同じことをしている。


薪も割るし、魚を海に採りに行き、みんなと囲炉裏を囲む。


こんなに温かい人たちに囲まれて暮らすことが出来ることに、日々、感謝している。


そんな日々の中。


村にやって来た行商が、変なことを言っていた。


なんでも、今、世界中で白っぽい髪の人間が攫われる事件が頻発しているとか。


そして、その人間は、二度見られない無惨な姿となって、森や山に捨てられている、と。


そのせいで、今、髪の色が薄い人が髪を染める為に使う染料が、バカ売れしているらしい。


悪魔の仕業と言う人もいれば、祟りと恐れる人もいる。


魔王が誕生して、天使の姿に似た者を探して殺して歩いているという噂まで飛び交っていた。


実際、その犯人を見たという者もおり、この世の者とは思えない黒い悪魔のような容姿をしていたと噂されている。


どこまでが真実かは分からないが、あなたも気をつけて、と僕に染料をくれた。



なんだか、嫌な予感しかしなかった。


思い浮かぶあの顔は、狂気に満ちていた。


でも、あれから3年経った。

もう、忘れているのではないか。


そんな、淡い期待を抱きながらも、村人とも相談し、髪を染めた。


元がほとんど色素の無い銀髪なので、濃くはならなかったが、明るい茶色になった。


更に、村人との距離は縮まっていった。

ハッピーエンド

or

バッドエンド


んー、悩む

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