酔っ払った
ましょう
ティーダは、酒をガバガバ飲んで、すっかり酔っ払っていた。
ほんと、衛兵のくせにダメ人間だよな。
こういう時に、街で何かあったらどうするんだよ。
危機管理能力がゼロ。
そんなことを思いながら、僕の寝台にティーダを寝かせる。
上から掛布をかけて、枕元に水差しとコップを置いてやる。
あーとか、うーとか、いろいろ唸ってるけど、無視して僕はスーの部屋で寝よう。
そう思って寝台から離れようとすると、手首を掴まれた。
見ると、ティーダが僕の手を掴んでいる。
しかも、なかなかに強い力で。
「おい」
声をかけても寝ているティーダは、全然起きない。
寝ながら、なんでこんなにクソ力なんだよ!
ブツブツ文句を言いながら、手を剥がそうとするが、どうにも無理だ。
力だけで、脳みそ空っぽだから、こんなことになるんだ!
文句しか出てこない。
仕方なく、床に座り込む。
このまま今日は寝るしかないか。
そう観念して目を閉じる。
僕が寝台を背もたれにして、ぐっすり寝入ると、ティーダは目を開けた。
「危機管理能力ゼロだな」
つぶやいて、寝入ったアルトを抱き上げて、寝台にそっと横たえる。
後ろから抱きつくようにして、しっかり抱き抱える。
「ほんとに、こんなガキが、ねぇ」
そう言いながら顔を覗き込む。
今日、部屋に入って目にしたアルトの美しさに、一緒、我を忘れた。
いつも美しいとは思っていたけれど、今日は格別だった。
この俺に我を忘れさせるとは。
ゆっくりとアルトの首元に顔を埋めて、アルトの香りを吸い込んでから、そっと口付ける。
唇ではみ、なめて吸う。
こんなことされてるなんて、アルトは知らないんだろう。
そう思いながら、吸う力が強くなると、アルトの口から苦しそうな息がもれる。
慌てて口を離し、体中を優しくまさぐる。
いろいろ触るうちに、敏感なところも見つけた。
寝ているアルトの反応は少ないけれど、そのわずかな反応に、興奮する。
かすかな眉間のシワや、息遣いに喜びを覚える自分に、もはや正常な判断なんて出来ないのかもしれない。
俺の仕事は、アルトの監視なのに。
魔性




