料理
新しい恋の予感
僕は、家に帰ると、いそいそと料理の準備を始める。
別にティーダのためじゃない。
運良く銀貨が手に入ったから、良い材料を買った。
ついでに、ちょっとだけ多めに夕飯を作る。
別にティーダが来なければ、明日に回すから、来なければ、それでいい。
むしろ、その方が都合がいい。
そう言い聞かせながら、掃除をする。
玄関や、居間、トイレも掃除する。
花は、家の前に咲いていた花をつんで、小さな空き瓶にさす。
テーブルクロスは、きれいな布を敷いて、コップも揃いのものを置く。
今日のメニューは、じっくり煮込んだトロトロシチューと、ふんわり柔らかパンに、野生の鳥肉のロースト。
デザートは、お手製の山羊の乳で作ったプリン。
なかなか良い出来の夕食を見て、にんまりする。
ティーダ喜ぶかな。
思わずそう考えた自分を叱りつけて、ロウソクに火を灯す。
同時に、ティーダがノックも無しに入ってきた。
ほんと、脳みそ無いだろこいつ。
ティーダが、一瞬動きを止めて僕を見ている。
「なんだよ、入るなら入れよ。デカい図体で立ってられると邪魔なんだよ」
そう言うと、ティーダがはっとして、いつものへらへらした顔になって椅子にどっかり座る。
「すげーご馳走じゃん!やったなー。これなら食堂でも出せるぜ」
そんな軽口を叩きながら、コップに持参した酒をついでいる。
僕は果実水だ。
2人で乾杯する。
スーは、自分の部屋に行っている。
なぜかティーダが来るとスーは、自分の部屋にこもる。
気にしないけど。
僕は家の中だから、フードは被っていない。
フードを被らずに人と話すと、自然と笑いたくなるもんだ。
ご飯を食べながら、僕たちは、夜がふけるまで、笑いが止まらなかった。
だけど、そうはイカの塩辛




