43/78
神でも天使でもなく
うん?ちょっとチート二ズムになってきた?
ジャンプをして、辺りを捜索していく。
月も出ているし、本当によく見える。
うめき声も、よく聞こえる。
だから、見つけるのもあっという間だった。
たくさんの死体。
餌をあさる魔物達。
その中に見えた、よく知る顔。
朝、笑顔で出かけた顔。
おそらく、僕のことを大好きな奴の顔。
ラヒム。
もう、ラヒムの胸から下は無かった。
僕は、自分の感情が動かないことに気が付きながら、結界を大きく出した。
上から見える範囲にいる魔物に向けて、めちゃくちゃに結界を投げた。
僕の存在に気付いて近付いて来た魔物は、スーが全て倒した。
僕の結界は、木々も倒し、生きているものが居なくなるまで投げ続けた。
辺りには静寂だけになった。
肩で息をしながら、ラヒムに近付く。
でも、触ることが出来ない。
ラヒムだけど、もう、これはラヒムじゃない。
僕は、何も出来ずに、その場を後にした。
これから、チート方向に行きたいと思います




