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走る
走るー走るー
スーと走る僕は、頭の中がやけにスッキリしていた。
自分をごまかさなくて良くなったからかもしれない。
考えないように、気付かないふりをし続けるのは、思った以上に、ストレスになっていたんだ。
澄んだ空気の中を飛ぶように走り、森まで辿り着く。
僕、いつの間にこんなに体力付いたんだろ。
こんなに速く走れるようになったことに、びっくり。
体が羽のように軽い。
高く高くジャンプ出来る。
夜だからか、なんだか興奮状態になって、割と長い距離を短距離走のように走ったのに、息苦しさもほとんど感じない。
それに、夜目が効く。
月明かりも手伝って、周りの景色が良く見える。
そんな自分に驚きながら、スーと付かず離れず森へと入って行く。
普通に考えて、夜の森に入るなんて、自殺行為だ。
でも、スーはめちゃくちゃ強いし、僕は結界があるし、なんだか体が異様に軽くて、今なら負ける気がしない。
そんな勢いに乗った僕たちの前に現れたのは、意外な人物だった。
こー〇ローーー




