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待ち人
アルトは自分が生きるのに精一杯
ラヒムの帰りを待った。
買い物して、夕飯を作って。
ラヒムの好物は、猪豚のような生き物の香草焼きだから、たくさん作った。
僕達の荷物も整理した。
荷物と言っても、大したものは無いけれど、いつの間にか持ち物は増えていた。
ラヒムがくれたキレイな布を大切にしまう。
僕の髪に映えると言って、頭に巻くと喜んでいた。
荷物入れに買った大きめの布袋に思い出と共にしまう。
ラヒムが、商業ギルドに僕のポーションを時々売りに行ってくれて、その代金も全て僕に渡してくれていたから、だいぶ貯金も出来た。
僕では売れなかったのに、ラヒムにかかれば簡単なことだった。
うらやましくもあり、悔しくもある。
ポーションは、2本で銀貨1枚にもなった。
あんまりたくさん売ると、価値が下がるから、少しずつ売るのがコツだと教えてくれた。
次に僕が持って行ったら、買ってもらえるだろうか。
何回かラヒムと一緒に行ったから、覚えてもらえてるかもしれない。
そんなことも考えながら、夜がふけるまで待っていた。
何せ前世も独身




