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思い出レシピ帳〜お父さんの初めての自炊〜  作者: 地野千塩


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番外編短編・クロ子の鳴き声

 わたしはクロ子。修司おじちゃんのところの猫よ。元野良だったけど、修司おじちゃんに拾われてぬくぬく家猫やってるわ。野良猫も自由で楽しかったけれど、今の暮らしも気に入ってる。


「ふふふーん」


 修司おじちゃん、料理が趣味みたい。夕方、キッチンから鼻歌が聞こえる。とってもご機嫌。今日は豚の豚汁と冷や奴、玄米ご飯が献立みたい。


 出汁のいい匂いが漂う。まあ、わたしは猫だから別に人間の料理には興味ないけどね。


 修司おじちゃんはわたしが誤飲しないように気をつけてくれているっていうのもある。頂き物のチョコレートとか天井近くの棚に入れて鍵までかけているのよね。輪ゴムとかも絶対床に落ちていない。徹底しているわ。


 そんな修司おじちゃんだけど、食後、何か見ながら、ちょっと泣いてた。


 亡くなった奥さんが残したレシピ帳らしい。それを見ながら、猫には絶対できないような表情を浮かべてる。


「ナーン!」


 ちょっとかわいそうになって、うんと可愛く鳴いてあげたわ。修司おじちゃん、元気を出して。ナーン!


「そうか、ナーンか」


 修司おじちゃん、わたしが側に来たら、ゴシゴシ瞼をこすり、笑顔を作ってる。不器用な笑顔ね。無理矢理笑わなくてもいいのに。こんな表情、やっぱり猫にはできないものね。

ご覧いただきありがとうございました。番外編短編です。


本作かなり昔の作品ですが、なろうリワードがついておりまして、とても嬉しいです。ありがとうございました。

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