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川岡 vs 山本
その周囲には山本の取り巻き連中が同じように立っていて、川岡を睨み付けている。
「だったら、自分で買いに行けや。
こいつは俺と弁当食べるんやから」
川岡はそう言うと、立ち上がったまま呆然としている上田の手を引っ張って、椅子に座らせた。
自分に対する反抗的な川岡の態度に怒りが頂点に達した山本がずかずかと川岡の方に向かって行くと、その後を取り巻き連中がついて行く。
喧嘩になる。
そう感じた多くの生徒たちが、川岡の周囲から遠ざかる。
「ええ加減にしいやぁ」
小山が立ち上がり、山本の前にたちふさがって、制止に入ったが、男の面目がかかっていると感じている山本を止める事はできない。
「どけっ!」
そう言いながら、小柄な小山を片腕で押しのけ、ずいずいと川岡のところまでやって来た。川岡もすでに立ち上がっていて、すぐに動けるように机と机の間の通路に立っている。
山本の方が身長が高い。川岡を上から睨み付けているが、川岡はせせら笑っている。
「なめとんのかぁ!」
山本が怒鳴りながら、右腕で川岡の顔面を狙うが、川岡はひょいと数歩下がって、それをかわした。
一発目をかわされた事で、ますます熱くなった山本が、うなり声を上げながら、川岡に襲い掛かる。




