第五
私は夢を見ていた。大きな大きな夢を。
草原を自由に旅して、好きな時に休み、好きな時に動く。不思議なことに全然おなかは空かなくて。それがとても楽しくて。一晩でも二晩でも楽しくたびをつづけていた。
途中熊にも会ったけど、話してみたらいい子だった。大きい体でみんなを泣かせちゃうのが最近の悩みなんだって。可愛い。
ずっとずーっと旅していると、いつしか大きな町にたどり着くの。その町の人はみんなみんなしんせつで、とってもたのしいいちにちをすごさせてもらったわ。
その後、町の人とお別れして、また旅に出るの。
今度はお星さまが話しかけてくるの。私はお願いしたわ。「おほしさま、おほしさま、わたしをたのしいところにつれていって?」
お星さまは答えたわ。「いいよ、連れていってあげる。とても楽しいところにね。」
嬉しくて嬉しくて、飛び跳ねちゃったわ。お星さまもクスッと笑ってくれた。また、私も笑ってしまう。
お星さま連れて行ってくれた所は素晴らしいところだったわ。何もかもがキラキラ輝いて見えるの。きらきらきらきら、おほしさまみたいに。
おほしさまはこういったわ。「どうだい?いい気分だろう?」
わたしはこたえたわ。「ええ!さいこうよ!」
そこからは素晴らしい毎日だったわ。きらきら光るお星さまに、きらきら光る場所を連れて行ってもらったの。飛んで、跳ねて、寝っ転がったりして。とっても楽しかったわ。
そんなある日、お星さまがいなくなっちゃったの。
「おほしさま?どこにいるの?」
お星さまはどんなに呼びかけてもいなくて。寂しくて寂しくて、泣いちゃったわ。
そうしたら、今度はお月様が私を訪ねてきたの。お月様は言ったわ。「大丈夫かい?」って。
私は「寂しいわ、寂しいわ、お星さまがいなくなっちゃったの」って答えたの。
そしたらお月様が、「良かった、大丈夫なんだね。それじゃお月様についておいで」って言ってくれたの。
私は喜んでお月様と遊びに行ったわ。お月様との遊びも、とっても楽しかったの。何もかも新鮮で、何もかもが楽しかったわ。
そこにいる子も優しいし、何よりみんなかっこいい!
ふふ、たのしいわ、たのしいわ、ここはとってもたのしいところ!
さあ、はやくあなたもおいで?たのしいところにきたのなら、みんなでいっしょにあそびましょ?
あそんであそんであそびつくして、ねてもさめても、えいえんに。
ふむ・・・・あまり、面白くないですね。まだまだ