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SEVENS OCEAN  作者: おきゆむ
8.さよならアイリン
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ただ信じてる

「さて、散々やってくれたお返しはさせて貰おうか?まずはこの剣の前でお前を葬ってやる。そのあとは何人か死んで貰っても面白いな…そうでもしないと私の気が収まらない」


アッサラームが私に向かって手を伸ばす。


「さあ、恐怖しろ。命乞いをしろ。まあ、どちらにしろお前の運命はもう決まっているがな。私を怒らせた罪は重い」


アッサラームの手の先が青く光る。


ルウの力で私を殺すつもりだ。


『ナナミ!逃げろ!』


アクエリアスが必死に私に向かって叫ぶ。


しかし、私は恐怖することもなく、ただアッサラームを見ていた。


不思議と怖さを感じなかった。


なんとなく、きっと大丈夫だという気がしたのだ。


「…気に食わないな。まるでこの状況にまだなんとかなるって顔をしてやがる…」


アッサラームの言葉にその通りだと心で納得する。


…確信があるわけじゃない…ただ信じているのだと思う。


「…まあ、いい。とりあえず死ね!」


アッサラームがそう叫んだ瞬間、アッサラームの手の先から土で出来た鋭利な槍のようなものが飛び出して、私に勢いよく向かってきた。


しかし、その攻撃は私に届くことはなかった。


私に届く前にその攻撃が破壊されてしまったからだ。


「何!?」


その状況に堪らずアッサラームが驚きの声を上げる。


私はその状況を作り出した人物の方へと視線を向けた。


「やっぱり来てくれた…絶対来てくれると信じてた」


私は笑みを浮かべて言った。


「…信じるのは勝手だが、探すこっちの身にもなってくれ」


と少し離れた場所に立っていたブルーが小さくため息をついた。


「…ったく、また何かに巻き込まれているとは思ってはいたが、まさかこんな騒動になっているとは思わなかった」


『遅えぞブルー!どこをほっつき歩いていやがった!さっさと助けに来やがれ!』


アクエリアスがアッサラームの足の下で助けに来たブルーに文句を言う。


「…何だ貴様は?一体、何者だ!?」


突然、現れたブルーにアッサラームが明らかに動揺していた。


おそらくさっきの一撃でブルーの強さを感じてしまったのだろう。


アッサラームの質問をブルーの代わりに私が答える。


「私の大切な仲間のブルー…もうあなたに勝ち目はないわ」


…そう。


私の大切な大切な仲間…


この時、ブルーの姿を見て私は心の底から安堵した。

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