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SEVENS OCEAN  作者: おきゆむ
7.フリーダム
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地下の牢屋①

「…若いな。旅人じゃないのか…?見たところ何か金目の物を持っているようには思えないが…まあ、いい。いつもの地下の牢に運んで置いてくれ」


「分かりましたボス」


赤茶色の男の子が返事をして、全員で私が入ったルウの塊を再び持ち上げる。


「ち、ちょっと私をどうするつもり!?」


私はボスと呼ばれた女性に向かって叫んだ。


「安心しろ。命までは取らないさ。連れて行け」


そう命令すると、私は子供たちによって集落の中へと運ばれていく。


そして、他の小屋よりも少し大きな建物の中へと入っていった。


そこにはこの子たちのほかにも何人か子供たちの姿があった。


…また、子供?大人はどこ?


と考えているうちにその建物の地下へと続く階段を降りていく。


そして、牢が並ぶ部屋へと連れて行かれ、そのひとつの牢の中へとルウの塊ごと雑に放り込まれた。


とその瞬間、ルウの塊がパッと消滅する。


「きゃっ!」


急にルウの塊が消えて、私は浮いた状態から地面に落とされ尻もちをついてしまう。


痛っ…!と思っている矢先、ルウの塊の中に私と一緒にあったアクエリアスと私のボンサックが男の子たちの手によって取られる。


「あっ、返してよ!」


と叫んだ時には牢の扉を閉められ、鍵がかけられていた。


そして、子供たちは早々と階段を上って、この場からいなくなる。


「ここから出して!」


格子を握って叫んだ。


しかし、何の応答もなかった。


…どうしようアクエリアスも持って行かれちゃった。


その現実に急に力が抜けてぺたんと地面に座り込む。


石で出来た地面の冷たさが脚に伝わってくる。


ブルー…アクエリアス…


と私は心の中で助けを乞う。


それにハッとなる。




「目の前の現実から抗うために何かしたのか?」




ブルーが以前、私に言ったことを思い出した。


…そうだ。


私は抗うと決めたんだ。


そのためには行動しなきゃいけない…


そして、決して諦めちゃいけないんだ。


まずは落ち着いて深呼吸をした。


そして、現状をしっかりと把握する。


ここは地下室でいくつもの牢がある。


よく考えると地下なのに明るい。


周りをよく見ると、ところどころに明かりがついていた。


あの子たちはこの地下室に入る時、明かりを灯したり、まして私の世界にあるような電気を付けるスイッチも押していない。


なら、ルウの力で明かりを灯しているのだろう。

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