パーティー
「………と、まぁこんな感じかな。」
俺は簡単ながらアネモとケネスに俺らの関係を話した。
いやー、九年もたつと自分の行動が少し恥ずかしいところがあるよな。
「ルーナ殿たちは予想していたよりも厳しい現実と戦っていたのですね……。」
「ま、俺っちらはその時から普通じゃやかったからな。俺っちは異質な魔法を使えたし、ルーナは無詠唱が使えた。エリカは滅茶苦茶頭が良かったし、ジャスミンは回復魔法を攻撃に転換した。エラは……何かあったっけ?」
「さあ……。だけど、ボクたちの中で一番暗殺とかに向いてそうだったけど。」
「あと、毒に対する知識も多かったと私は記憶してますけど……。」
「……あいつは闘気術に優れてるぞ。自分で新しい闘気術を作り上げたくらいだし。」
「「「そうなのか!?」」」
俺が情報を漏らしたらあっさりと三人とも食いついてきた。
確かに、元パーティーメンバーだし、俺とは違ってあまり表舞台には出なかったから気になるとも当然か。
「それで、エラさんは今何してるのですか?」
「俺の部屋の同居人と言えば分かるか?」
「この学校にはいっているのね。」
そんなこんな、思い出話に花を咲かせているとアネモが手を上げて話に割り込んできた。
「おい、貴殿ら、そろそろ授業の時間だぞ。」
「……あ、ルーナ君。次の時間、レティーナ先生が大切な事を話すって。」
「……あっ。」
そそくさと俺達は飯を片付けて、教室に向かって走った。
レティーナのやつは怒らせると滅茶苦茶怖いから早く行かないと……!
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「ギリギリセーフ!」
「あ、危なかった……!」
授業開始する数秒前に何とか教室にたどり着き、席に座った。エラは机に突っ伏して眠っていた。
全く……人のことを言えないけど、起こしておかないとな……。
「おい、エラ。そろそろ授業だぞ。」
「……ん?あ、ルーナだ……。」
俺が体を揺さぶると背を伸ばしながらエラが起きた。
いつもより少し寝てる時間が短いけど、それはそれでいい傾向だし、ほかっておくか。
「……ルーナの奴隷。何故か私に殺意を向けてきてた。ルーナ、理由知ってる……?」
「……さあな。」
アースリアがエラに殺意を向ける?あいつはそこまで無意味な事をするような奴ではないと思うけどな……。
「席につけー。」
扉を開け、少し眠そうな顔をしたレティーナが教室に入ってきた。
レティーナの奴、絶対に昼寝していたな。てか、大切な事って何だろうか。
「えー、今日発表されたのだが、今年の『剣魔祭』はここ、ブリンガルで行われる事となった。」
「……へ?」
あまりにも唐突に爆弾発言をしたためか、俺の頭の中がオーバーヒートしてしまいそうになった。
剣魔祭とは一年に一度、様々な国の人たちと交流して、剣と魔法を競いあう国際的なビッグイベントである。
開催する国は高い名誉が与えられ、優勝者は大金と優秀な奴隷が与えられるらしい。
奴隷に関してはどうでもいいけど、あいつらの食費とかでお金が若干無くなってきた俺にとって恵みの雨のようだ。
「今からやるのはこのクラスの代表を決めることだ。誰か立候補者はいないか?」
「俺が出る。」
「……ルーナが出るなら私も。」
俺とエラが手を上げ、剣魔祭への出場を立候補する。それを見た他のクラスメイトたちは納得したような顔をした。
「ええっと、後は……。」
「ちょっとまてえええええ!」
壁を粉砕し、外から三人の異端児が現れた。
あいつら……!うちのクラスに何のようだ……!
「だ、誰ですかあなたたちは!?」
「上級生です。」
「それと、剣魔祭について少し言っておこうと思ってな。」
あまりにもびっくりしたシルクが問いかけるとジャスミンとアルンが答える。エリカは自分の魔道具の改良をしていた。
……?剣魔祭について?どうゆうことだ?
「今年の剣魔祭は例年通りのトーナメント形式……ではない。ある一定エリアの中でパーティーを組んで行うバトルロワイアル形式だ。」
「そして、上級生は下級生を選ぶ権利がある。」
……あー、なんとなく予想できたよ。
「リーダー、それにエラ!久々に俺らと組もうぜ!」
……やっぱりな。
まぁ、俺としてもパーティーでこいつらと組んでもチームプレーを得意とするわけではないし得策か。
「いいよ。」
「……ルーナがそうするなら私もそうする。久しぶりだね、エリカ、ジャスミン、アルン。」
「おう!じゃ、そうゆうことで!」
「バイバイ!」
「待ったね!!」
壊された壁から三人は飛びだし、ブーツのような魔道具で上に行ってしまった。
……嵐のような奴らだったな。
「あ、それと出ない人は出ない人でちゃんとやることがあるので。」
先生はぶれなさすぎるだろ!?




