お兄様といじめ会議をしてみよう。
そして時は流れ、私は11歳になり、お兄様は学園へ入学した。
帰ってくるとため息をついていることがあるから、話を聞いてみようかな。大丈夫かな?
「お兄様、最近お疲れのようですが、大丈夫ですか?」
「ああ、シャーロット。」
と言いながら抱き締めてきた。
「あぁ、癒される…」
んー、さしずめ妹セラピーって所かな。
明日はお兄様の好きなアップルパイでも焼いてあげよう。何か可哀想だし。
「お兄様、苦しいですわ。学園で何かありましたの?」
「それがね、前にいじめの話をしただろう?
それが本当に起こっていて、その度に友人と一緒に止めに入ったりして、疲れてしまって…
救いなのは生徒会も必死でどうにかしようとしていることだよ。」
やっぱりか。でも生徒会が前向きなのは嬉しいことだね。
「そうですか…
お兄様、校則を変えたり、集会を開いてみてはどうですか?」
「校則?集会?何だい、それは。」
あれ、この世界にはないのか。
決まりはあるけど、学校全体で決まっているわけではないとか?
「校則というのは、学校の決まり事ですわ。
それを破ると原則的に罰が与えられます。
集会はー、そうですわね。
学校の生徒全員が集まって、会議のようなものを行うのです。」
「罰というと?」
「そうですわね…
反省文を書かせたり、謹慎期間を設けたり、酷い場合は親を呼び出して注意したり、などはどうでしょう?」
「ああ、それは良いかもしれない。
最悪退学もありうる、というのを脅しにでも使えば…
あ、でも集会?というのは無理があるんじゃないか?
生徒全員で意見を出し合うわけにもいかないし」
「そうですわね…
アンケートはどうでしょう?
内容を秘密にして、調査を取るのです。
それで、いじめられている生徒を秘密裏に呼び出して、相手を聞く、とか。」
「でも本当のことを書くかな…?
脅したりとかもありそうだし。
ああ、でも目撃者もいれば何とか出来るかもしれない。
シャーロットありがとう。
何とかしてみるよ。」
お、少し顔色がよくなったかな?
「参考になって良かったですわ。」
「明日にでも会長に話を出してみるよ。」
「はい。」
元々学園自体は平等に、と言っていたようだし、何とかなると良いのだけど。




