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謎は深まる?

その日は結局学園側から特に生徒に向けての報告はなかった

まぁ、魔物が現れたのならまだしも、今日だけ、それもあの時間だけ魔物を見かけなかったくらいでは大して問題になるはずもない


そう、魔物が姿を見せなかったのはあの時間だけだったらしい。他の時間に行った学生も先生もいつもと何も変わらなかったと報告があったらしい

うん。やっぱり原因?狙い?は私じゃね?

それとアレックスの話を考慮するとマリアージュ嬢が何らかの関わりを持っている、もしくは、彼女自身が何かをしたか、だ

そう考えることが不思議ではないほど、最近の彼女はおかしい


ただ、周囲の様子を見るに彼女の取り巻き?との関わり方も態度も特に変わりがないようだから私たちのように彼女に対して疑問を感じている人は他にはいないみたい




「リア、今日のことを考えてるのか?」


帰りの馬車の中、色々と考え込んでいたらギルが心配そうに問いかけて来た

厳しいことを言ったり、お説教したり、お仕置きしたりされるけど(ん?ちょっとしたりが多すぎないかい?)まぁ、結局のところ私のことを心配して気遣ってくれてるからと知っている

ちょっとくすぐったく感じるけど、それが嫌ではないんだよねー。どっちかというと嬉しかったりもする


あれ?精神年齢、私の方がはるかにお姉さんのはずなんですけどね?




「うーん。そうなんだよね

やっぱり狙い?は私かなって思うんだよね。それと彼女、怪しいと言うか、なんかおかしいよね?


元々ギルによく声をかけてたじゃない?でもここ最近の気持ち悪い視線を感じるようになってから、ギルに声をかけて来ることがなくなったんじゃないかなって思うんだかどどうかな?」


そう言うとうーん、と顎に人差し指を当てて考えている





どんな格好してもイケメンはイケメンだな、コンチクショウメ!


ギルのイケメンぶりにちょっぴりやさぐれていると思考が纏まったのか指を離してこっちに視線を向けて来た


え、なんでジト目でこっち見るんですか?ナニモカンガエテナイヨー





はぁ


おおっと、でっかいため息ご馳走様でーす


「どうもリアと話してるとこう、なんというか、締まらないというか」


「ムキーッ、失礼な!」


「ハハハッ、悪い悪い」



「良いですかギルさんや、人は返事を2回繰り返す時はテキトーな返事と決まっているのですよ!よって、先程の悪い悪いは全くもって悪いと思っていない、テキトーに謝ったと言うことでよろしいですね!」


プンプンッと腕を組んでほっぺを膨らますと膨らんだほっぺを指で刺してきましたよ!乙女の愛らしいほっぺになんてことをしてくれるんだ!



「ほら、そんなに頬を膨らますなよ、そのうち破裂するぞ」



そうしてひとしきり2人でふざけた後話を戻した



「さて、さっきの話だけどリアの言う通り最近彼女が近付いて来ることも声をかけて来ることもなくなったと思う。正直面倒臭かったからな、最近は助かってたんだよな



それとその時期を考えてたんだけど、いつだったか彼女から昼食に誘われた時、いつも通り特に気にせずリアとアレックスと3人で食堂に行って食事をして出た後のことなんだけど、食堂を出たリアのことをそれこそいつも通り睨んでたんだよ。そこまでなら俺も気にしなかったし、覚えてもなかったと思う


ただ、その時彼女の後ろかな?周りかな?なんか物凄く嫌な空気?気配?を感じたんだ。確かブランも気付いてたと思う。だけどなんだって思う間になくなったんだよ。だから気にはなったもののそれ以上確かめることもできなかった」


「え?ブランも?」


2人で私の膝で丸くなって寝ているブランを見ると、寝てはいなかったようですぐに目を開け返事をしてきた


「うむ。我も覚えているぞ。一瞬だったが瘴気の気配を感じた

ただし、それこそすぐにその気配は消えたし、我はずっとリアの側にいるからな、確かめてはいないぞ

まぁ、それきり瘴気の気配を感じることもなかったし、すっかり忘れて報告をしておらなんだわ」



そう言って少し気まずそうに目線をそらすブランは安定の可愛さです!

可愛いので許しますよー


「リアさん、顔がマズイことになってるぞ。どうせ気まずそうに目線をそらしたブランは可愛いとか思ってたんだろ」


おっとー、なんでギルにはバレるのかなぁ。私の心を読むのはやめてほしいです。そして乙女の、それもこんなに美人な私の顔をマズイことになってるなんて、なんて失礼なことを言うんだコンチクショウメ!




結局それ以上話は進まずコントのようなやり取りをしながらそれぞれの家に帰ったのでした

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