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身分制度

うん。目立ってる


そりゃそうか。隣にはこの国の王子様。そして私の肩には子猫サイズのブランが乗ってる



最近のギルは魔法の制御もできるようになって怖がる人も減ってきている。その反面少しずつ婚約者の?アピールして来る人がでてきたんだよね。いやいや、まだ11歳ですよ!?って思ったけど、ギルってばイケメンの上にこの国の王子様!そりゃもう玉の輿ってやつですよ


でもさぁ、少し前まであれだけ怖がったり、いやーな目で見てきたのに、掌を返したかのようなあの態度!超ムカつくんですけど!


まぁ実際のところ、あんな目で見られなくなったのは喜ばしいことだけどね。でも、でも!なんかモヤモヤする〜!


「クスッ

リア、眉間にシワが寄ってるぞ」


少し冷たいギルの指が私の眉間をツンツンしてきた


ハッ!ヤバイヤバイ。せっかく可愛く生まれたのに眉間にシワとか絶対嫌だからね!


どうにか眉間のシワを解除し辺りを改めて見渡してみた




ん?


入学式の会場は学園のホール。そのホールの隅っこになぜだか固まっている集団が


「ねぇねぇギル。あの子たちは何であんな隅っこにいるの?」


ん?と言って私の目線の先を見て納得したような表情


「あれは平民だな。おそらく気後れしているか、貴族に目をつけられないようああやって端の方に寄っているんだ」


???


「何で?

何に気後れしてるの?それに端にいないと目をつけられるの?目をつけられるってどういうこと?」


意味わからん。この学園に入ったってことはそれなりの魔力を持っていたからでしょ?気後れする必要ないよね?それに確か学園の中では身分は関係ないとかなんとか聞いたと思うんだけど?


「フッ


リアはそのままでいてくれな」


んー?さらに意味がわからん。どゆこと?


「この国には身分制度が確立している。貴族と平民の間には大きな壁があるんだ。例え大きな魔力を持っていたところで持って生まれた身分は変わらない。そして学園の中では身分は関係ないと言っても貴族の子どもにとってもそれこそ、そんなの関係ないんだ」


んー?


「それって身分は関係ないと言っても誰もがその身分で見て、態度を変えるってこと?」


「まぁ簡単に言うとそういうことだな

でもリアはそうじゃないんだろ?学園の中では本当に関係なく過ごすつもりでいる。だから不思議なんだろ?」


「うん。そもそもその身分だって親の身分だよね?私たちはたまたま貴族の家に生まれたってだけで、あの子たちと何も変わらないただの子どもだもん」


納得いかないけど、確かに人を生まれで判断する人がいるっていうのは元の世界でもあった話だから、この世界みたいに身分制度が確立していたら尚更そうなるのは仕方ないというか、わからないでもない。でも、この学園では違うっていうならそこはちゃんとしないとダメだよね!


やっぱり上の人間のすることを下の人間って真似るものだと思う。だから多分私やギルなんかが誰でも関係なく親しくしたら他の人だって同じようにするっていうか、せざるを得ないと思うんだよね!



よし!!


「ねえギル。私たちはちゃんとルールを守ろうね?貴族も平民も関係なく仲良くやっていこ!」


クスクスッ


ギルはとっても優しく笑いながら頷いてくれた


さすが未来の王様!

よし、私も頑張るぞ!


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