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林檎

「ヤマダ、木になる赤いもの、をおしえろ」

本に文字入れパズルがあったようだ。

アズが言う。

「ヤマダ、はやく。ここだけなのだ。残りは」


「……りんご」

アズが僕を見る。


「??」

アズが瞬きをした。

「林檎は薄い黄色であろう。これは中身の話ではないのか」


「いや、普通に考えたら外側の色でしょ。見えるのはそこからだし」


「ふん」

「ヤマダはスイカの色を問われた時に、緑や黒と答えるのか?」

「そのものの本質、より有用な部分の色を答えるべきだ」


「ヤマダ……スイカは、あかいぞ」

そう言うアズはどこか自慢げだ。


「それに」

「答えは5文字だ」












答:さくらんぼ

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