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第297話
ルイスは居宅内にある執務室へ向かっていると途中で見知った顔に出会った。
「陛下、お尋ねでしたらこちらから伺いましたのに」
「いや、構わんよ」
それはマウンダイス国王だった。
どうやら今日はルイスが戻ってくると聞いて、お忍びで訪問しているようだ。
周りに守衛がいないことがそれの証拠となっているだろう。
「これから執務へ戻ろうかと思っておりましたが、陛下は」
「少し通りがかっただけだ。息子同然の者が帰ってきたとなれば、すこしは見にもきたくはなるだろう」
はにかみながらも国王はルイスへと話しかけていた。




