↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きる意味  作者: カセージン
第二章
PR
11/61

能力者

健人の瞳の奥に、一瞬で狂気じみた光が灯る。



今、この女は何と言った?



ショー? 殺戮?



「これ、お前がやったのかよ!?」



地を這うような低い声で、健人は吠えた。



喉がちぎれそうになるほどの怒りが、恐怖を塗りつぶして全身を駆け巡る。



茶髪の少女は、健人の凄まじい剣幕に怯えるどころか、さらに嬉しそうに目を細めた。



「……ええ、私がここを放火し、君の家族を殺した」



あっさりと、まるで今日の天気を話すかのような軽いトーンで、少女は己の罪を認めた。



その瞬間、健人の頭の中で何かが音を立てて完全に切れた。



「……お前!!」



健人は足の痛みも忘れ、地面を蹴った。



泥だらけの手で、目の前の少女の首を締め上げてやろうと、獣のように飛びかかった。



しかし。



少女は一歩も動かず、ただ退屈そうに指先をパチンと鳴らした。



ドンッ!!



「がはっ……!?」



健人の身体は、少女に触れることすらできなかった。



まるで見えない壁に衝突したかのように、凄まじい衝撃と共に後ろへと吹き飛ばされたのだ。



アスファルトの上を何度も転がり、胸を強く打って息が詰まる。



「おっと、そんなことしていいのかな?」



少女は哀れむような目で、地面に転がる健人を見下ろした。



「私はこの世界でも希少な『能力者』よ? 一般人が私に勝てるはずないじゃない」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。