冒険者という生き物
1時間戦い続けたが、流石元S級…全く傷をつけられない
こっちは深い傷は無いものの、かなりボロボロだ
「わからないね、何故そこまでするのか」
「怠惰にはわかんねえだろうな…俺の欲が」
俺はただ、仲間の誰にも傷ついて欲しくないだけだ
「はぁ面倒だ…そろそろ終わらせようか」
「ああ、そうだな」
お互いの紋章が強い光を放つなか、突如聞き覚えのある声が聞こえる
「猛る炎よ敵を貫け!」
遠くから放たれた炎はネドゥの能力でかき消される
「大丈夫ですか!リドさん!」
リンの声に…レヌは目を覚ましたのか。
そして、レーン達が前に立つ
「随分、ボロボロだね。リド」
「珍しいじゃねえか」
レーンとリビッド、リンはネドゥに構えている
「バカ…逃げろと言ったはずだ」
「冒険者は仲間を絶対に見捨てないって君も知ってるだろう」
「大罪を仲間って、アホか…」
レヌは俺を治療しようと横に来た
「大丈夫です。今なお…」
「はは…レヌ、俺は大丈夫だ。」
「でも…」
「治療にはかなり魔力を使うだろう。なら大丈夫だ。…少し見ててくれ」
『力をくれ』
地に手を当てると紋章が激しい光を放って周辺の草や木が枯れると同時に傷が治る
「ほぅ、強欲はこんなこともできるのか…」
「悪いなネドゥ、仕切り直しってやつだ」
「はぁ、面倒…本当に面倒だ。」
「ネドゥさん…降参してください」
リンは未だにネドゥと戦いたくないようだ
「面倒だからといっても後回しにした方がもっと面倒だね
なら少し、本気で行かないとね」
「レーン!奴の力は…」
俺は即座に大雑把に能力を話した
「なるほど、同時の発動は不可能…ならレヌ!僕とリビッドだけに身体強化を!
リンは魔術で援護だ!」
「ええ!」
全員が配置につく
俺は正面からでレーンとリビッドは左右から詰める
レヌとリンは後方からの支援に徹する
三人で物理で攻め、魔力の防御ができない状態で魔術で叩く
「なるほど賢い判断だが…」
ネドゥの左手で剣が受け止められる
魔力が少なくなっているためか肉体強化も弱くなっている
「リビッド!行くよ!」「まかせろ!」
レーンの攻撃は右手で受け止められる
少しズレたタイミングのリビッドの攻撃は体で受け止められている
「みんな!離れて!」
リンの魔法魔法が放たれ、俺達はネドゥから離れる
炎の魔術が当たる寸前に炎が消える
「惜しいね…」
能力の切り替えが早いな。だが、隙があれば勝てるはずだ。この仲間達となら
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