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強欲たる旅路  作者: にコ1
二章
23/26

緊急依頼の終了後の違和感

無事、俺とレーンは生き残った。

「レーン、門の前でみんなを待とう」「ああ、そうだな」

門の前まで移動すると、リンが駆け寄ってきた。


「リン!君も無事か!」

「ふん!まあね。あたしは天才だから!

まあ、後衛だったからあまり魔物は来なかったわね」


「でも、ふふ…リドもレーンもボロボロね」

「仕方ないさ。前衛だからね」

お互いに軽口を言い合う2人に、遠くからお〜い!と声が聞こえる。


「リビッド!大丈…ではなさそうだね…かなりボロボロだ。」

「ハハ、見た目だけだがな、全然大丈夫だ!」

さすがリビッド、硬いな


みんな無事なようだ。無事…なんだ。この感覚…

「おい!誰かギルドマスターを呼んできてくれ!」

門の前に1人の冒険者が叫んでいる。


「人が!人が攫われちまった!冒険者に!」

「攫われた人の特徴は!」

俺は冒険者に駆け寄って聞いた、嫌な予感がしたから


「白い服を着た回復術師の金髪の少女だ。それが、冒険者に…」

この冒険者も理解が追いついていない様子だ。


白い服を着た金髪の少女…レヌが攫われた。しかも、冒険者に。

「どこに…向かった。」

いつの間にか隣にいたレーンが聞く。


「確か、あの木の方…」

冒険者はとても離れた一本の木を指差す。


緊急依頼中に人攫い…混乱に乗じてするのはわかる。でも、

「なぜ人を攫って、奥に…」


「…わからない、でも、もしそのまま進んだのなら危険だ。」

「じゃあ、さっさと行こうぜ」


「うん、そうだね。リビッド…

ごめんみんな、もう少し付き合ってくれるか?」


「構わないわ」

「ああ!」

「…大丈夫だ。」


「よし、レヌを探しに行こう。」

この時のレーンは少し、焦っているように見えた。


”大丈夫”

この時の言葉はきっとレーンと、騒ぐ心臓を落ち着かせるために、自分に言ったのだろう。

読んでいただきありがとうございました

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