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強欲たる旅路  作者: にコ1
二章
19/26

久々の単独行動

「ここか」俺はゴブリンの拠点に来ていた。


「教えられていたものよりデカいな」

冒険者になる際に、あれこれをリンとレーンに教えてもらっていた。


「…こうして1人になるのはいつぶりかな」

みんなでいることが嫌いというわけではない、むしろ好きな方だ。

だが、偽り続け、心は苦しくなるばかり


「久々に…やるか」やるべきことは偵察だけとわかっている。

それでも心の何処かで、この力を試したい自分がいる。

あの日、リンとレヌを助けるために使って以来、引き寄せる方は使っていない。


これは、俺のためじゃなく、みんなのために使うんだ。

そう自分に言い聞かせながら俺は手の包帯を取り、紋章が露わ(あら)になる

「さて、準備完了だ。」剣を抜きながら歩く、正面から堂々と。


ゴブリン達は騒ぎ始め、多くのゴブリンが俺の前に出る。

ゴブリン達は声を上げ襲ってくる。棍棒を振る者、高台には弓を射る者、、魔術師もいた。

まず、魔術師が放った火の魔術を剣で払った。


「魔力量が多いと、衝突時に消えるのか」新たな学びを得たと感心していると。

大量のゴブリンに囲まれた。棍棒から中には剣を持っている奴もいる。冒険者の遺品か?

だが「すまん、通してもらう!」拠点の奥を目指し一直線に進みながら、一体一体を切る。


魔力による肉体強化と剣の強化にもだいぶ慣れてきてかなり倒しやすい。

「やっぱり、魔力を込めた一撃はすごいな。」そりゃあこんな馬鹿げた魔力量の一撃はやばいか。


「かなり近接のゴブリンは減ったな。」拠点の中央までこれた。

しかし、高台にいたゴブリン達が遠距離の攻撃をしてきた。


「じゃあ、次は…」剣を振るい、風で矢を落とす。まだ試していなかったことがある。

「ゴブリンよ、こい!」腕を前に出し、叫ぶ。


すると、俺が視線を向けていた魔術師のゴブリンが飛んでくる。

「へぇ、生物にも適用か。」頭を掴まれ、もがくゴブリン、そいつの頭を潰して投げ捨てる。

流石の奴らも少し怯んだ。その隙にゴブリンが持っていた杖を拾う。


魔術についてリンに少し教えてもらったことがあった。

「大切なのはイメージ…」小さく、されど鋭く矢のようにイメージする。

杖に魔力が流れていくのを感じる。うん、多分できる。


杖の宝石が光り輝くが、音を立てて杖の宝石が壊れた。

これは魔力込めすぎたか?あとでリンに聞くか。

色々考えていると奥の方から、咆哮が響く。かなりの巨体、ゴブリンキングってやつか


「ちょっと出るのが遅いな」怒りながら、炎の魔術を玉にして飛ばしてくる。

が、全てよけ、キングに向かう。すると、奴は自身の頭の上に巨大な火の玉を作り出す。


「すごいな。だがすまない、今は手加減はなしだ!」


持っていた瓶を目に向け、投げつける。採取の際、飲んでいた疲労回復ポーションだ。

キングの目に当たり、一瞬だが目眩しにあり、奴は俺を見失っている。

懐まで潜り込み、手を上に向けて意識する。


「炎が、欲しい」すると、炎は徐々にこいつを飲み込んでいく。

絶叫しながら炎に飲み込まれていき、胴体あたりで、パッと消えた。


「恐ろしいな、魔法でさえも引き寄せられるのか」

よし、まだゴブリンは残っているが、ボスは倒したし、帰って…


………まずい。偵察だけのつもりが、キング討伐かぁ

絶対に怒られる。特にリンはまずい。無茶をすると言っていたし…


考えても仕方ないので、一度帰ってから考えよう。

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