ルべル国へ向かう途中
翌日、ルベル国を目指し、レーン達と共に歩いていた。
「なぁレーンさん、ルべル国はどんな場所なんだ?」
俺は昔から剣ばかりだったため、外のことはあまり知らなかった。
「レーンでいいよ。それに僕以外もさん付けはなしで構わないと思うよ」
「ええ」「なしで構いません!」「俺もいらん!」さん付けじゃないと落ち着かないが仕方がない。
「ルべルについてだったね。う〜ん。言うなれば冒険者の街かな?」「冒険者の…」
「ルべルは豊かな資源が多くてね。鉱脈、薬草に魔物まであるからね。」
「ヘェ〜、何故そんなに資源があるんだ?」
「ああ、それは”不人の大地”別名『魔物の領域』とも言われる場所のせいだね。」
「南東の地は魔力がとても濃い地域でね。大量の魔物や強力な魔物が生まれるんだ。
そんな魔物の襲撃を止めるのが、ルベル国とゆう防衛拠点ってことさ。」
「危険だけど、中では貴重な資源や魔物の素材が手に入るんだ。」
「なるほど、冒険者は儲けられて、他国は魔物を警戒する必要がないのか。面白いね。」
「だけど最近は人は少ないね。」レーンの顔が少し暗くなる「…なんで?」
「予言のせいよ。」リンが会話に入ってきた「予言?」「ええ」
「中央国には魔法、魔術を極めた賢者と呼ばれるもの達がいるのだけど…」
「その中に時の賢者と呼ばれる賢者が数ヶ月前にこんな予言を出したのよ」
『今の世は魔が充満し、魔が降りる。そして、かつての厄災が再び大陸に降りかかるだろう』
心臓がドクンっと跳ねる。「…厄災、それって」「あら、あなたでも知ってるのね」
「”大罪”の紋章よ」嫌な予感が的中した。
「…あまり詳しく知らないけど」リンはかなり物知りの様だし、聞けるかもと思った。
リンは止まってくるっと後ろを向き「知りたい?」と聞いてきた。俺は無言で頷いた。
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