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強欲たる旅路  作者: にコ1
一章
10/26

お礼と嘘

「「「はぁーーー」」」3人同時に息を吐いた。


「なぁ、レーン…俺たちゃ生き残ったのか?」「ふふ、ああその様だね、リビッド。」


大男の方は実感がない様だが、金髪の男は嬉しそうだ。


「す、すごい2体のゴーレムを…3人で」金髪の少女は驚いているようだ。


「いやぁ、小僧すげぇ〜な!お前は?」大男に名を聞かれてしまった。


「…自己紹介してもいいが、仲間の調子を見なくて大丈夫か?」


そう聞くと2人とも”あっ”と表情になった。戦闘に夢中になりすぎたな。


「そうだった!レヌ!リンの怪我の具合は?」 金髪の男と大男は白い装いの少女に駆け寄る。


「…怪我は大丈夫。だけど、まだ少し立てないか…」「も、もう…平気…よ。」


怪我をしていた黒髪の女が立とうとするが、バランスを崩す。それを支える様に体を支える少女。


金髪の男は黒髪の女の肩を持つ。少女では移動は難しいよな…


「ひとまず、みんなで安全な場所まで移動しようか。」


「ああ、周りは俺が警戒しよう。」俺より彼らの方が疲れているはず


さて、どう誤魔化したものか。力のことがバレてなけれないいが。



安全な場所まで移動し、少し時間が経った。


「…大分、良くなったわ、ありがとう。レヌ」「い、いえ。お礼なら戦った人たちに…」


「僕はいらないや。」金髪の男は優しい表情で言う


「俺には酒一杯奢ってくれ」大男は軽口の様に言う


「はぁ?アンタはあたしに飛んできた岩を落とせなかったくせに!」「いやぁ、それは…すまん」


黒髪の女はわざとらしく怒り、大男は申し訳なさそうにしている。


彼らはかなり、気のしれたもの同士のようだ。2人が言い合っていると、金髪の男が咳き込む。


「おっほん。それじゃ、改めて、ありがとう!お陰で命拾いしたよ!君は〜…なんと呼べばいいかな。」


「…リド。リド・アシュだ…」「よろしく!リド!」ニコッと笑ってレーンが手を差し出してくる。


く、苦しい。全く嘘をついたことがなかったからか、胸が痛くなる。


自分がどんな表情をしているか気にしつつ握手をする。


「自己紹介しよう。僕は前衛の剣士のレーン・ソンだ。」金髪の男か。中々強かったな。


金髪の男は他のメンバーに「君たちも」と言う。


「俺は、戦士のリビッド・ゲンだ!」一体目のゴーレムで一緒に戦った男か。


「あたしは、後衛の魔術師、リン・レノンよ」黒髪の女は確か、あの時は頭に怪我をしていたな。


それにしてもかなり魔力量が多い…正面から戦いたくないな。


「わ、私は回復術師のレヌ・ソンです!」この子かなり若そうだ。ん?


「ソン?もしかして…」「ああ、僕とレヌは兄妹だよ。」兄妹で冒険者か。連携が取れやすそうだ。


「それにしても、リド!君はすごいな!」「えっと、ありがとう…ございます」


キラキラした目でこちらを見てくる。こ、こわい。


「まさかゴーレムの足を剣の鞘で壊しちゃうなんて!すごいな〜!」「あはは…」


「君はどこの人だい?剣術は?えっと他には〜」「レーン?リドが困ってるわよ。それに」


「レヌ〜お腹すいたわ〜」「はい!すぐ作りますね!えっと、リ、リド!さんも…以下かですか?」


「いいのか?」「助けてくれたお礼の一つです!」「じゃあ、お願い」「はい!」


全員でご飯にした。こんな人数で食べたのはいつぶりだろう…


「それにしても、ねえ、リドは随分若そうだけど?」ご飯をほとんど食べ終わったレーンが聞いてきた。


「11です」「へえ11才であれか〜。もしかして騎士を目指してる?」「…ええ,まあ」「すごいね!」


ニコニコしながら、レーンは色々聞いてきた。出身、剣術、なぜ騎士を目指したのかなど。


出身や剣術については適当な嘘をついた。あまりいい気分ではなかった。


「へ〜、確かにあの時の団長は強いと聞いたことがあったよ」こいつは人を疑うことを知らないのか。


「あの背中に憧れて、騎士を目指したよ。今は力をつけるため旅をしてるんだ。」これは本当だ。


「そういえば、なぜこんな所でゴーレムに襲われていたんだ?」


「依頼で来たんだ。鉱石の採取のね。そういう君は〜」


「もしかして、目的地はルべル国かい?」こいつ、中々鋭いな。


「ああ、そうだけど」「じゃあ、僕たちが案内するよ!」「いいのか?」


「ああ、ルべル国は僕たちの故郷だし、何より君は恩人だからね!お礼さ!


この程度じゃ、足りないかもだけど。」


「いや、十分だ。頼もうかな。」「よし!なら明日からルべルに帰ろう!」


「「「お〜」」」みんながこっちを見てくる。


やれとゆうことか「…えっと、お〜?」


俺の慣れない様子を見て、みんなが笑っている。恥ずかしいな…


でも、こんな楽しい空気もいつぶりだっただろうか。

読んで頂きありがとうございました。ここからアルは、偽名を使います。ややこしくなると思いますが、よろしくお願いします。

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