202 「十二国記 幽冥の岸」に関連して
こんにちは。
いやあ、遂に出ましたね十二国記の最新刊!
発売が9月17日だったので、待ちわびるようにして個人として購入もしましたが、その日に合わせて学校図書館からも注文書を出しました。
と言いますのも、新たに異動してきた学校にはちゃんと十二国記が置かれていなかったからです。なんだか、とある先生から寄贈された「白銀の墟 玄の月」4巻のみ置いてあって「なぜに……??」となっていた4月(苦笑)。あ、別バージョンの「図南の翼」も一冊ありましたけども。
これまで配属された学校では、すでに入っている学校もなかった学校もありましたが、一応全冊揃えています。
お勧めしてみた生徒さんの中にはめちゃくちゃハマって、何度もくりかえし借りて帰り、最終的には「お母さんにお願いして買ってもらった」と報告してくれた子もいました。
現在配属されている学校でも「一番面白いと思う本ってなんですか」と読書家の生徒さんに訊ねられ、「もし読んだことがないなら『十二国記』はどうかな」とお勧めし、とりあえずその日その子は「図南の翼」を借りていったのですが、「めっちゃ面白かった! ほかのも是非読みたい」と言ってくれたので、今回のまとめ注文と相成りました。
最新刊「幽冥の岸」の発売で、書店さんにも盛大に既刊すべてが平積みされ、華々しくディスプレイされているので、先生方も興味を持たれたご様子。
なんとその流れで教頭先生も「あの、つづれさん(仮名)。『十二国記』ってありますか」とお訊ねに。
これはもう、心置きなく蔵書に加えられますね!
ということで「最新刊が発売されるのに合わせて注文を入れますね」とお答え。今や、その生徒さんも教頭先生も心待ちにしてくださっているご様子です。嬉しいことです。
〇「十二国記 幽冥の岸」
小野不由美・著 / 新潮社(2026)
今回の物語は、特に前作「白銀の墟 玄の月」を読んだ人向けの短編集。「白銀~」での主となるストーリーの裏側でどのようなことが起こっていたか、主たる登場人物とは違うけれども、起こった事件のあおりを受けて庶民がどんな生活になり、どんな人生を送っていたかが垣間見える作品となっていました。
簡単には判断できない「善」と「悪」についても考えさせられます。
また「十二国記」はとある特殊な世界観の設定によって、特に男女間に起こる性的な問題に関しては描写がほとんどなく、中学生にもお勧めしやすいという点で優れているなと思います。世界観の作りこみのすばらしさ、ストーリーと人物の奥深さも非常によくできた作品であり、学校図書館向きではないかなと思われます。
それでは、今回はこのあたりで。





