表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

第十二話

蒼太「紡、腹を満たしたら次は睡眠、と言いたいんだけど。」

紡「三日連続徹夜です。今すぐ寝かせるべきでしょうね。」

蒼太「安全面が不安じゃない?」

紡「店内のバグは隔離しましたが、正面入口は案内板で塞いだだけです。」

蒼太「寝ている間に襲われたら困るので、『拠点の強化』をしなくちゃね。」

紡「眠るために、さらに働かせるんですか?」

蒼太「これが終わったら寝られるよ。」

紡「その言葉を、栞は三日間聞き続けています。」


食事を終えた栞は、正面入口の案内板を見つめた。

「これでは、外部からの不正アクセスを防止できません」

「閉鎖すればいいだろう」

上司の言葉に、栞は首を振った。

「完全に閉鎖すると、生存者も入れません」

栞はメッシュフェンスを二重に設置し、入口の内側と外側に扉を作った。

外側は待機区画。中央は噛み傷を確認する検査区画。感染がなければ、内側の扉を開けて店内へ通す。

「二枚の扉は同時に開かない構造にします。どちらか一方が開いている間は、もう一方をロックします。それから人感センサー、防犯カメラ、夜間用の照明を独立電源へ接続して――」

栞の説明が加速する。

反栞派だった男が、非常口を指さした。

「正面が使えなくなったとき、外へ出る経路は残しておくべきだ」

栞は少し考え、店内図へ避難経路を追加した。

「採用します。ただし、外側からは開けられない構造にします」

若い男と女性スタッフがフェンスを固定し、上司が動作を確認する。

最後に、駐車場の反対側へゾンビを誘導するための防犯ブザーを設置した。

「外部アクセス管理システムが完成しました」

「今度こそ寝ろ」

上司が言った。

その直後、監視モニターから通知音が鳴った。

正面入口の外に、複数の人影が映っていた。



蒼太「上司が『寝ろ』って。」

紡「三日遅いですね。」

蒼太「でも、何か起こる前兆が……。」

紡「今度は外部から追加要件が来ました。」


ご意見やご感想、評価をいただけると執筆の励みになります!画面下の「☆☆☆☆☆」から、作品への応援(ポイント評価)やブックマークをぜひよろしくお願いします!


【完結まで毎日0時10分に更新します(ストック執筆済み)】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ