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15.蛹の進化

早速ですが、蛹が進化します。速すぎるって?初期段階を長々と書くのってめんどいんです……

私は白金蛹の進化先をガッツドラゴンに選択する。理由は、今までの経験談がロクでないものばかりだったからだ。クヌギネズミやら雛ひよこやら。そしてゲドウも。ここまでハズレを引き続けたなら、もう迷うことはない。ちゃんと立派なドラゴンになってくれることを願うしかない。私は蛹の頭を撫で、安心させる。では、蛹をガッツドラゴンに進化させるぞ。


刹那、蛹の身体が大きく変貌し始め、光に包まれた。蝶などへ羽化するのとは違い、体内の核が直接姿の変貌に関わっているようだ。私は途中まで頭を抑えてあげていたが、あまりの熱に退けてしまった。


そして蛹はガッツドラゴンへと進化した。背中には小さな翼があるものの、その姿はドラゴンとはとても言い難い。なんと説明したらいいのか……体表は薄い茶色。頭には卵の殼が残っている。背中には棘が4本生えている。そして二足歩行だ。説明しづらい。このモンスター……。まぁ説明を頼むわ。


ガッツドラゴン(ランクE)

飛ぶことを夢見ているドラゴン。頭に残った卵の殼は頭突きの威力を高める。後ろ足が発達し二足歩行が主。前足から放たれるパンチが必殺技。


……まぁ概ね予想通り。よし。ステータスだ。


ガッツドラゴン(ランクE)

Lv3/50

Vit20/20(0)

atk18(0)

dif19(0)

spd12(0)

ma8(0)

mp10/10(0)


スキル、ベビーナックル


間違いなくゲドウよりは能力が高い。やはり腐ってもEランクか。ガッツドラゴンの大きさはピカ○ュウくらいの大きさだ。ドラゴン達の原点がこいつなのかと思うと他にももっと翼竜らしいのがいてもよかったんじゃないかと思う。


「ぎゃうっ!ぎゃうっ!」


まぁ鳴き声は肉食らしくなったな。いったいこいつはどのような進化をするのか、そのときが楽しみだ。



≧≦


私たちは山林を歩き回る。ドラゴンは私の肩に乗っている。負担にはならないし、歩幅やスタミナを考えるとこうしたほうが互いにいい気がする。


「ぐ~ぅ♪が~ぅ♪」


当の本人は私の肩に掴まって一定のリズムを刻んで歌っている(?)蛹の頃から一転して騒がしくなったな。


「ピューーーーーッ!!!」ばさばさっ!


大きな羽音と甲高い笛のような鳴き声と共に一匹の竜がこちらへと飛来してきた。明らかに殺意をもっている。喧嘩を売った記憶は全くないんですが……そいつの体色は紫色で、竜というには翼が脆く見え、食事をとっていないかのように細い。翼を広げると体高はかなり高いものの、私よりかは全体的に低いな。一応これでも人型だし。


スキムドラゴン(ランクD)

人間などの子供や竜の卵などを集団で付け狙い食すドラゴン。笛のような鳴き声は獲物を見つけた合図だといわれている。


こいつがスキムドラゴンか……。どうしてドゥクサーから進化できるのか意味不明ではあるが、れっきとしたドラゴンなのは間違いない。というかさっきの鳴き声仲間くるんじゃないですかね……あっ……


「ピューーーーーッ!!」

「ピューーーーーッ!!」

「ピューーーーーッ!!」


スキムドラゴンが数匹何処かから飛んできやがった。間違いなくうちのドラゴン狙いだろ。私は一呼吸置く。そして肩に掴まっているガッツドラゴンに目配せをする。


「ガゥ!」


よし。準備できてる。しっかり捕まってろ。私は勢いよくダッシュすると、こちらに一番接近していたスキムドラゴンの首もとを抉りとるように右腕で攻撃する。その一撃で地面へ突っ伏す。



〈Expを55獲得しました。〉ガッツドラゴンのレベルが6になりました。


やったぜ。悪いなスキムドラゴン。ガッツドラゴンのいいレベル上げになる。餌につられたな阿呆め!!!私はそのまま息を着かせずにスキムドラゴンを葬っていく。




〈Expを55獲得しました。〉

〈Expを55獲得しました。〉

〈Expを55獲得しました。〉ガッツドラゴンのレベルが12に上がりました。


ふぅ。これで全部か。ガッツドラゴンもいい具合にレベルが上がった。進化はまだできなさそうだが、このままDランクを倒してればおのずとレベルアップするだろう。ガッツドラゴンのレベルアップに気をとられてはいたが、私も早いところレベルをあげていかないと……この姿でいつまで戦えるだろうか。


これが私のステータスである。


インサーニア(ランクC)

Lv24/50

Vit76/76(0)

atk54(0)

dif71(2)

spd64(1)

ma62(0)

mp68/68(0)


スキルは省略。

やはり少しずつ強くはなってるのかな……自分の強さに酔いしれたら負けだというし、あまりあれだこれだとはいわない。まだ上はあるんだし、こっちも精進しなくては。調子にのったらもう終わりだ。



というか、まだこの森をさまようはめになりそうだ……

進化先はガッツドラゴンにしました。ドラゴンっぽい方がいいかなと思いまして……。次回もお楽しみください!

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