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13.決着

(。・ω・。)ついにドラングエルとの死闘に決着!!なるべく戦闘描写が書けるといいな。

私を囲うようにディノスレーター達が立ち回り、次々と飛びかかってくる。私はそれを右腕で弾き飛ばしていくが、なかなか捌ききれずに奴らの爪が体を掠めていく。しかし私の右腕に直撃したディノスレーター達は一撃で沈んでいく。まるで元が人間であったかのようにその動きは軽い。人間だったけども。


〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉


聞きなれたリザルトに目をやることなく、次の敵を弾き飛ばしていく。どうやらドラングエルの叫びに呼応したか、先程まで数匹程度しかいなかったディノスレーターが、数十まで増えている。


これは……まずいな。


私は首元のマフラーに手をかける。無論、魔法の構えだ。撃つ魔法は……


(デスペル!)


覚えたての魔法、デスペルだ。どんな魔法かは想像しがたいものの、きっと役にたってくれるだろう。


「ガァッ……」「ギギ……」「ガァア……」「グオォ……」


その瞬間、私に敵対していたモンスターたちは突然悶え始めた。バッタバッタ狂乱しているものもいるが、多くはその場から震えて動けなくなっている。ドラングエルも例外ではない。その体は震えていた。


〈デスペル〉

敵対する対象に複数の状態異常を引き起こす魔法。状態異常のなかには、毒、麻痺、恐怖、狂乱、暗闇、悪寒が含まれ、そのなかから抽選される。


……ヤバイこれ。抽選とはいえ実質多くの状態異常を操る魔法だった。インサーニアは人っぽい見た目をしているものの、やはり実際はモンスターなのか。ここでそれを実感していた。


〈生涯スキル、災厄の種を習得しました。〉


ごめん。なにそれいらない。絶対やばいやつじゃんそれ。もう確実に引き返せないよ。今までマシな道を探してたけど、これはもう魔族ルート確定っすわ。もういい。堕ちるとこまで堕ちてやろうじゃねえかあの神(クソシジイ)め。ある程度察せるけど、生涯スキルについて解説してくれ。


〈災厄の種〉

魔族への第一歩。敵対したものにより大きな枷を与える者への称号。状態異常付与スキルの成功率や状態異常付与率が倍増する。


………………



………………



………………は?


これは魔族確定ルートなのかな……?しかも前に習得した急所Ⅰ以上に明瞭に書いてあるし、その内容がエグい。嬉しくない。ある程度わかっていたもののそれを文字提起してほしくはなかった。せっかく人間に近いものにはなれたというのにこれはもうアカンっすわ。



〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉

〈Expを50獲得しました。〉レベルが21に上がりました。


……そんな虚しいリザルトが私の脳へと響く。恐らく私のデスペルで毒になったディノスレーター達が次々と倒れていってるのだろう。その場面にドゥクサー達は固まり、ディノスレーターは恐怖からか震え上がり、ドラングエルとポイズンゲノムは何もせず、私はただ立ち尽くすしか出来なかった。



ブブブブ……ブーン……


立ち尽くしている私の耳に、不快感を募らせる羽音が響いてきた。目をやると、先程ステータスを見たマダラテントウが周りを鼓舞するように飛び回っている。どうやら高いところにいたのか耐性があったのか、状態異常になっている様子はなく、更には悶えていたディノスレーター達が調子を取り戻しつつあった。……まずい。

私は調子を取り戻しつつあったディノスレーター達を右腕で切り裂き、吹っ飛んだ奴を足場にジャンプする。狙うは空中にいるテントウムシ。奴が残るとなにかと厄介だ。私は奴の頭上目掛けて思い切りチョップをかました。


(っらあ!!)バシィッ!

ジジジジジ…………パタン。


テントウムシはその一撃で地面へと沈んだ。


〈Expを37獲得しました。〉


Dランクのディノスレーターよりは少ないものの、やはりコオロギやらネズミやらを倒すよりは多い。


「…………グォォ。ガァァァァァァァァァァァァ!!!」


ドラングエルが大きく咆哮し、大きく大地を踏みしめながら私に殺意をもって近づいてくる。道中ふためいていたディノスレーター数匹を撥ね飛ばしながらこちらへ向かってくる。途中ドゥクサーたちの泥団子状の玉を受けるも気にすることなくこちらへ向かってくる。どうやら私を本気で敵だと認識したようだ。


私も本気で殺らないと。こっちがやられる。マジで。右手をにぎり、具合を確かめる。そして不具合がないことを確認すると、全速力で奴へと突撃する。


奴のミスリル鉱の爪を回避しつつ、私の武器を奴の青い体表へ突き立て切り裂く。時折その連撃は体表のミスリル鉱に弾かれるが、私は怯まない。かなり痛いけど、止まったら負けだし痛みも生身で受けるよりかは数倍マシだ。止まるんじゃねぇぞ……。


私は奴へ張りつくように懐へ潜り込み、攻撃を仕掛けていっている。奴にミスリル鉱を使った攻撃をされないようにするためである。あんなのもう一回くらいでもしたら流石に持たない。私は止めを刺すかのように、右腕を魔法を撃つ体勢へ変える。


(ハイダーク!!)


私の右腕から放たれる膨大なエネルギーをもつ球体が奴を飲み込み、大きく爆発を起こす。そしてそれは治まることなく幾度も爆発を繰り返した。それが繰り返されなくなったとき……




まだ奴は立っていた。そして大きく大地を踏みしめ、ミスリル鉱の塊を地面へポロリと落とす。


そしてもう一度、奴は大きく大地を踏みし……


「ガァァァァァァァァァァァァッ……」ドスン。


める前にバランスを崩し、大きく咆哮をすると、その場で倒れ込んだ。




〈Expを580獲得しました。レベルが24に上がりました。〉


……ふぅ。やった。私に湧いた感情は喜びより疲れである。一段落ついたと私は岩陰で腰をおろす。残ったディノスレーターたちは大勢のドゥクサー達から迎撃され、この地から追い出されていた。


それを見届け、私はあまりの疲れでその場で気を失った。

なんとか無事仕上げられました。次回からどのようにストーリーが展開していくのか、これからもこの作品をよろしくお願いします!

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