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氷魔法師、氷浦真の日常  作者:
春日野氷麗
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射撃対決


 「それでは参りましょう!これより第二回魔法力大会を開催するぜぇ!!!!!!!!!

  魔法師達諸君、覚悟は良いかぁっ!???????」

 「おぉー!」


 魔法力大会。それは田原美咲先輩によって作られたもの。

 第二回と言うのは、一年前に研究所で行ったのが第一回となるからだろう。あの時は正直、くだらな

 いなぁと思っていたけど…。


 

 「OK。でもまずはこの大会における詳細を聞いてもらいましょう」


 『魔法力大会とは、その名の通り各自が持つ魔法を使用する競技。ですが星羅魔法女学院では、

  争い・懸けという魔法戦闘を禁じられております。で・す・が…ご安心ください!この件について

  は、雪村…いえ、氷浦真君により理事長から正式な許可をもらっているので思う存分力を発揮させ

  て構いません!ただし、魔法力使用制限を超えるのはなしです。安全第一に正々堂々な勝負を期待

  しております!まず最初にやるのは~こちらっ!!射撃です!』


 「うわぁ~そのまんま」

 「うふふっ。そう思うでしょ?でもね、あれからさらにパワーアップしたんだよ!」

 「えぇ~どんなふうに?」

 「それはやってからのお楽しみ~じゃあチーム分けをしよう!」

 「えっ、チームなんですか?」と桜子が田原先輩に尋ねる。

 「そうだよ。雪村VS春日野じゃつまんないと思ってチーム対抗戦にしようかな~って」

 「また勝手にそんなことを」

 「良いじゃない。二人より大勢の方が楽しくていいでしょ?」

 「そうですね。私も真さんと一緒にやりたいです」

 「よし。じゃあチームツンデレってことで…「ちょっと待ってください。何ですか?チームツンデレ

  って」

 「あれ、雪村ってツンデレでしょ?」

 「違います」

 「じゃあチーム影富ってことでっ!」

 「ツンデレでいいです」

 「えぇ!??」


 影富先輩が割り込んできたので、僕は田原先輩が付けた『チームツンデレ』という名を使うことに

 した。『チーム影富』よりはマシだ。


 「じゃあチームツンデレとチーム百合だね」

 「「ユリ?」」←真・桜子

 「うん、ユリ。女子高だから」

 「…そうですか」←真

  深いところまで聞かなかった。


 ちなみにメンバーは下記のようになった。

 『チームツンデレ:氷浦真・氷浦桜子・三好玲央奈』

 『チーム百合:春日野氷麗・枯野蒔奈・音無千優』


 安全のためブレスレットを使用し全員が戦闘服を着用したのを確認した後、田原先輩から射撃に

 関するルール説明を言い渡される。


 『使用するのは、我が研究所が所有する魔法ライフル銃。使い方は各自魔法発動と同時に銃の引き金

  を引くだけでOK。ターゲットとなるぬいぐるみに表示されている点数が多いほど高得点なので、

  得点が大きい方を狙いましょう!氷浦君は第一回の経験者ですが、今回はパワーアップしてるので

  ハンデを付けることはありません。会場は星羅魔法女学院理事長より特別に許可を頂いて、星羅陸

  上競技場で行っていますので、全員一斉でぬいぐるみにドカーン!と一発風穴を空けちゃってくだ

  さいっ!躊躇うことなどありませんっ!なぜならターゲットはぬいぐるみだからですっ!』

 「というわけで、皆さん準備はいいですか?」←影富


 「はーい」←全員

 「では、よーい…スタート!!!」


 影富先輩の合図で一斉にバンバン!!とぬいぐるみ目掛けて撃ちまくる。

 

 「(まずは試しに低いやつからっ)」←真

 ライフル銃から放たれた弾が『10』と表示されているぬいぐるみへと直撃し、パリン!と音を

 立てて全体がかちこちに凍る。だがそれはあっという間に溶けてなくなった。


 「はぁ!???」

 「うふふっ。これがパワーアップした姿!各自持つ魔法に合わせて対処することを可能にしたのよ!」

 「おぉ~すごいっ!!」←影富

 「でしょ!」


 バンバン!!(春日野の射撃)

 バキンッ!!シュパ―ン!!


 「くそっ。なんだこのぬいぐるみはっ!命中してもすぐ元に戻るじゃないかっ!」←春日野

 「春日野、落ち着け」←音無

 「しかしっ、このままでは…」


 バン!!(枯野の射撃)

 枯野が撃った弾丸がぬいぐるみを貫通する。だが、貫通した穴は徐々に塞がれようとしていた。

 

 バンバン!!(枯野の射撃)

 今度は二度撃ち。先程と同じ場所を狙い、塞がれようとしている穴に今度はグサッ!と鋭く

 ×印の切れ目を入れた。


 『おっとぉ~ここでチーム百合の妖精、枯野蒔奈が30ポイントを獲得だぁー!!』

 「「「妖精?」」」←チームツンデレ

 「まぁ、間違ってはないな」←音無

 「…そう、ですね」←春日野

 

 枯野のおかげで射撃のこつは掴めてきた両チーム。そして得点を取るたびに田原先輩はヒートアップ

 していく。


 バン!!(アリスの射撃)

 バンバン!!!(氷浦姉弟同時射撃)

 

 アリスの魔法が発動した直後、僕と桜子の魔法が同時に発動することによってぬいぐるみは真っ黒

 焦げになった。


 『チームツンデレ、高得点の200ポイントをゲット!!』

 「すごいすごいっ。やっぱり雪村君はかっこいいっ!!」

 「雪村にしか目に入ってないねぇ~相変わらず」

 

 「くそっ、負けてられるかっ!」←春日野

 

 バンバンバン!!(春日野の射撃)

 一人『200』と表示されているぬいぐるみを取りにいく春日野。

 ぬいぐるみの顔や腹に×印を付けてバッサリやるものの、切り口は綺麗に塞がれる。


 「ちっ。ならば、これでどうだっ!!!!」←春日野

 バン!!(春日野の射撃)

 一発の弾丸がぬいぐるみの腹に命中。その瞬間、ぬいぐるみはズタズタズタッ!と切り裂かれて

 しまった。


 『なななっ、なんということでしょう!チーム百合、春日野氷麗がクールに200ポイントを獲得

  だぁー!!!!!!』

 「よし。これならいけるっ」←春日野

 「…」←枯野


 

 そして数分後…。

 『はい、ではでは射撃によるチームポイントを発表しまーす!チーム百合『1270ポイント』。

  チームツンデレ『1070ポイント』でチーム百合がリードだっ!』

 「200ポイント差かぁ…でもまだ勝負は始まったばかりだから頑張ってぇー!!」

 

 「真さん、影富先輩が応援してくださってますよ?」

 「いや別に応援してもらわなくてもいいし。っていうか頼んでないし」

 

 『ではでは、次のステージへといっちゃいましょう!!』

 

 

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