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氷魔法師、氷浦真の日常  作者:
恋愛相談?
36/46

遊園地


 「ここで良いんですか?」

 「はい。すみません…無理にお願いしてしまって」

 「いえいえ、大丈夫ですよ。しかし…どうして遊園地に?」


 有栖川は枯野と一緒に遊園地にやって来た。もちろん歩いて来たわけではなく、有栖川が所有する

 車で約一時間ほど掛けて…。


 「氷浦…いえ、真先輩が遊園地に行ったという話を聞きまして」

 「そうなんですか(なんか意外だな…よく知らないけど)」




 「くしゅんっ!」

 「真さん、大丈夫ですか?」

 「うん…大丈夫(風邪かな?)」

 「有栖川の奴、電源を切ってるのか知らんが繋がらない。こうなれば有栖川のお父上に頼んで現在地

  を調べるしか…」

 「「えっ?」」

 

 「あぁもしもし。…申し訳ありません。実は―――」

 木野原は有栖川の父親に説明をした後、しばらく僕達が理解出来ないような話を長々とし始める。


 「(何言ってるのか、全然分かんないや…っていうかその手があるならどうして使わなかったんだ

  ろう?)」

 

 「…分かりました。では失礼します」

 「ずいぶんと長かったね」

 「有栖川のお父上とは長い付き合いだからな。いつも話が長い」

 「それで居場所は分かったの?」

 「あぁ。どうやら遊園地にいるらしい」

 「「遊園地っ!??」」


 「もしかして枯野さん。真さんの話を聞いて遊園地に行ったのでは…」

 「たぶんね。他に思い当たることないし」

 「なるほど。それなら俺達は…「木野原さん…行きましょう、遊園地へっ!」

  桜子は遊園地と聞いて目を輝かせ、木野原に急接近する。

 「いやしかしだな氷浦…「木野原さん、お願いします!遊園地に連れて行ってください!」と

  先程よりも距離が縮んでいく。

 

 車内だから魔法を使えば大惨事になる。いくら木野原でもそんなことはしないだろう。

 それに桜子…遊園地に行きたいんだと思うし。だから止める気はない。止めてもたぶん…聞かない

 から。


 「木野原さんお願いします!遊園地に連れて行ってください!」

 「雪村、黙ってないでなんとかしろ!お前の姉だろっ」

 「えぇ~めんどくさい~」


 「真さん、私遊園地行きたいです!こんなチャンス二度とないかもしれませんっ!」

 「氷浦…お前なぁ「木野原さんと遊園地なんて超レアですよっ!」

 「「えっ?」」

 

 「桜子、頭大丈夫?」

 「全然大丈夫です!」

 

 だめだ、桜子の頭がおかしくなってる。そんなに遊園地って好感度が上がる場所だったっけ?

 まぁ修学旅行の話でもあ~だったからもしかしたら…。

 

 「しっ、仕方ないな。そこまで言うなら連れてってやってもいい」

 「えっ!?」

 「ありがとうございますっ!」

  やりました~!と桜子は大喜び。

 「嘘でしょ…あんなんでっ…」

 

 ひょっとして、伝染した?伝染したの?

 

 「場所はここだ。そこまで頼む」

 「かしこまりました、崇司様」


 「楽しみですねっ、遊園地!」

 「桜子。僕達は…「分かってます。有栖川さんと枯野さんを探す。それが目的です」

 「よろしい」

 「で、見つけたら思いっきり楽しみましょー!」

 「遊ぶ気満々じゃねぇか…」


 とりあえず、目的地は決まった。遊園地に着いたらあの二人を探さないと…。

 

 

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