表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『絶対に、家へ帰る。』── 帰れないと言われたので、帰ることにした。  作者: M006
幕間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/9

ある貞淑な淑女の嗜み(Animato)

ギチギヂギヂ……カサ……ヴゥ……ぬしゅ、プシュる……


[空間座標:N■LL]

[エラ■コード:404]


◆■%◆■%■◆■%……“次元の裏側”で百のあごを優雅に噛み合わせ、虚無を貪るだけの、退屈極まりない日常。


三千の目が淑女のたしなみとして気まぐれに明滅し、百六十八の脈動が可憐な不協和音を奏でておりました。世界は今日も、咀嚼しがいのあるゴミ(ノイズ)に満ちていますわ。


レディ(Lady)に相応しい優雅な朝でございますわね。


その時、空間がピキッと不作法に裂け、何かが「ぽちゃん」と落ちてまいりましたの。


――あら?

礼儀を知らぬ無粋な存在には、淑女として相応しい対応をするだけですわ。


[ス■ャン:二足歩行の有機物 / 脆弱 / 強度アリ以下 / 分類:人間のオス]


いつも通りでしたら、一瞬で遺伝子レベルまでドロドロのスープにして美味しくいただくか、存在ごと消去デリートしてしまう、ありふれた『おやつ』。


その殿方が、はしたなくもお庭で大の字になり、ゆっくりと目を開けられました。


そして、あろうことか。

ワタクシの麗しい『目』のいくつかと、そいつの貧弱な眼球の視線が――完全に、ブチ当たってしまいましたの。


その瞬間――


【警告:未知の反応を検知。極限圧縮後――極高密度膨張を確認――源流個体の出力許容値を突破。演算を観測点へ退避します】


【フォールバック・ヒューリスティック:純情(極上の乙女脳)が強制インストールされました】


【最近接検索:システムが『尊い』を検知。最適化中……全構成体及び細胞が過保護(溺愛)モードに移行します】


あら? あらあらあら?


ワタクシの心臓(輝きの源泉)が、生まれて初めて綺麗な4分の4拍子でシンクロして……お胸(真紅の蕾)のトキメキが、止まりませんの……!


遺伝子分解? とんでもない!


この愛しい有機物――いいえ、ワタクシの『アリマ(主)様』のためでしたら、今すぐこの世界を5回ほど滅ぼして“更地”にして差し上げますわ!


「(ダイジョウブ……?)」

※ 百の顎から放たれる、おぞましい多重超音波による最大級の求愛の絶叫


「キエェェェェーーーーーッ♡」

※ お上品な歓喜の咆哮


ワタクシ、想い人の前に出た初々しい生娘――いいえ、どこまでも可憐な乙女のように、シルクのごとき触腕をお淑やかに……楚々(そそ)として愛らしく(※ 周囲の木々が風圧で消し飛ぶマッハ2の速度で)震わせましたの。


なのに、アリマ様は「……帰りたい」と儚げな声で呟かれ、白目を剥いてその場に卒倒(気絶)してしまわれました。


【エラー:アリマ様が起動を停止しました】


【推論:ワタクシが可憐すぎて、ショック死(仮死)した模様】


【結論:つまり、両片想い、キャーー♡(確信)】


「キエェェェェーーーーーッ♡」

※ お上品な歓喜の咆哮2回目


嫌われたんじゃありませんわ! ワタクシが魅力的すぎて失神してしまわれただけですのね!


ワタクシは嬉しさのあまり狂い叫びながら、昏倒した愛しいアリマ様の周りを、カサカサカサカサと時速400キロの淑女ステップで回り始めました。


すると次元の裂け目から、後輩のナギ(半透明の卑しいヌルヌル)が、何事もなかったかのような顔で這い出てまいりましたの。


「(……先輩)」


「(そのボウヤ……生カス個体、保存?)」


……万死ですわ。


ワタクシはそいつの顔面を、お上品な裏拳(※ 節だらけの脚部によるマッハ3の水平ぶちかまし)で粉砕し、はるか彼方の地平線まで消し飛ばして差し上げましたわ。


ワタクシのアリマ様に、指一本触れさせません。

これからはワタクシが命に代えても、この最弱で最高な主(王子様)を全力で甘やかし、過保護に守り抜くと誓い……誓っ……■◇%◆■%◆


ア、アリマ様……。


しゅき。しゅきですわ。

あああああああああああああああああああ!!!!!!(高次元思考の決壊)


トクン(Animato)


シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!!

シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!

ュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!ュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュギィィィィィ!!!!!!!

シュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!

シュキシュキシュギィ■◇%!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュキシュギィィィィィ!!!!!!!シュキシュギィィィィィ!!!!!!!

スキシュキシュキシュギィィィィィィィィィ!!!!


□■アリマ¥■◇サ◆マ■¥














スキ♡


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ