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BLACKrose  作者: 水芥 涼夏
8/13

第八夜 意味わかんねぇside悠真

遅くなりましたか、ご勘弁を。

さっきの光景は一体なんだ?普通に考えると赤依は偉い人?で司は下っ端?的なので…はっ!?つまりは司も…

「おー。ゆーちゃん。どうしたそんな辛気臭い顔しやがって」とお得意の営業スマイルを浮かべて来るのは、

「…司」

「ん?どうした。司だよん」

「…いやなんでもない」気のせいというか俺の勘違いだよな?だけど…

「…司」

「なんだよ〜」

「司はヴァンプァイヤって信じる?」いままで笑顔を浮かべていた司の顔からは笑顔は失せ、真顔になっていた。

「…いたとしたらどーすんの悠真は?」さっきまでのふざけた声とは違う。あん時に赤依に喋りかけた声だ。

「どーもしねーよ。俺の生活に害がなければな」

「ふーんそうなんだ」

「…赤依がヴァンプァイヤだったら?」明らかに司の表情が凍った。

「……どうしてそれを…」認めた。司は動揺して気付いてはいないが、自分は関係者だと認めたも同じだ。

「これ」そう言ってさっき赤依に噛まれた所を見せた。

「………そういう事か」

「あぁ。あのさ…司は」

「おっと。言わなくても分かる。…俺は黒だ。今まで言えなくて悪かったな」やっぱりそうか…

「…いやいいよ。いきなり、ヴァンプァイヤ信じますか?と聞かれて、はい信じます。何て奴いねーだろ?だからお前が話さなかった気持ちも分かる」

「…なあ悠真」

「ん?」

「俺達友達でいいんだよな?」

「…友達なんかじゃねーよ」そう言うとあからさまにショックっと顔に書いてあった。思わず笑いそうになる。

「俺らは友達って枠に納まる仲か?親友だろ?もう、こーんなでっけー隠し事なんてねーだろ?だからもう無二の友だよな?」

「悠真〜この野郎。驚かせやがって。さっきはマジでビビったぞ」よかったいつもの司だ。

「そう言えば神崎はお前の正体知ってんの?」

「んまぁね。俺は柚樹<ユズキ>の血飲んでるしね」

「へーそういうもんなんだ?」

「もちろんだよ。柚樹のしか飲みたくないし」

「ふんっイチャイチャ話なんて興味はないね。……あのさ、お前らってさ、血飲んだ後、こぼれた血も綺麗に嘗めとるわけ?」そう聞くと司は面白そうな顔をしてただ一言、

「愛されてるね〜」と茶化しやがった。こっちは真剣なんだよ。まぁ一様な…。気になるという意味での真剣は普通だろ…。

「…あのさ、悠真は今夜暇?」

「別に。家に親がいねーの知ってるだろ?」

「じゃあオッケーだな」

「何処に何時に行けばいい?」

「ん〜別荘?」

「はっ?お前ん家って金持ち!?」

「ある程度?…だけど違う俺の事も、俺達の事とかももっと知ってもらいたいからさ」なんだか少し寂しそうだった。

「分かったって。だけど責任持ってお前が迎えに来いよ」

「わかったー夜中に迎えに行くからー」と言って教室に帰って行った。俺はそのまま勝手に早退した。

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