第九夜 パティーside悠真
…規模が違う。そう直感で感じた。だってまず屋敷がデカかった。しかも、いちおう人間ということで上から眺めてるのに人の数が計り知れない。
「なぁ司…」
「なに?」
「いつもこんなん?」
「ん。まあな。だけどいつもより多いな」
「なんで?」もしかしたら俺って喰われちゃうのか!?
「おい、変な想像してんなよ!…今日は純血種の7色が集まるんだよ…。あっ純血種っていうのは人との血が全く入ってない人達の事だから」ふーん。…別に興味ないな。
「あっもうすぐ来るみたいだから俺行くわ」
「おう」そういや純血種言ってたな…別にいっか。さっきまである程度騒がしかった場内がいきなり静かになった。すると白っぽい大きなドアが開き、そこから一人の少女が現れた。髪は腰より下。しかしその髪は緩くウェーブがかかっていて、髪は金髪でその色が顔のパーツを生かしていた。目はある程度大きく、しかし何気なく垂れ目で優しい印象を持つ。
「皆様。お久しゅうございます」
「…白崎百合乃<シロサキユリノ>様だ」
「白薔薇の君だ」
「優しさの象徴だ」と、どこからともなく聞こえてくる。すると次に、赤っぽいドアからまたしても少女が現れた。その少女はさっきとは打って変わって、髪は肩よりも短く。髪の色は黒で、目には鋭さがあり、元気系+αで人間不信が交じってる感じだ。
「…どうも」
「春骸秋葉<ハルガイアキハ>様だ」
「赤薔薇の君だ」
「元気の象徴だ」
「しかし相変わらず…ふふ」
「うるせー!そこの笑ってる奴!」一括された奴は青ざめていた。
「すみませんでした…」
「…なんならここで今すぐ殺してもいいんだぜ」そういうと手に'気,みたいの作り出した。
「秋葉ちゃん」そう止めに入ったのは確か、白なんとか百合乃?つう奴。
「なんだよ百合乃?やんのか?」
「…止めなさい」一同しーんって感じになった。
「…ちっ」赤いのが諦めたみたいだ。
「さっきのは何事?」そう言いながら緑っぽいドアから現れた。少年は肩ぐらいの長さで、髪は天パらしくうねっていた。
「三枝充<サエグサミツル>様だ」 「緑薔薇の君だ」
「自然の象徴だ」
「…まったく騒々しい」次に水色っぽいところから出て来たのは、肩骨辺りで綺麗に揃えた黒髪はとても綺麗に見えた。
「桔梗楓 <キキョウカエデ>様だ」
「水薔薇の君だ」
「冷静の象徴だ」
「みんな静かにしろよ〜」今度は青っぽい扉から何やら緩い奴が現れた。なんかうぜー。少年はぼっちゃんみたいな髪だった。しかも髪はなぜか灰色だった。
「並木望<ナミキノゾム>様だ」
「この方までも…」
「青薔薇の君だ」
「自由の象徴だ」
「…めんどい」そういって紫っぽいドアからでて来た少年は、髪は腰近くまで伸びていて、後ろで一つ結びにされていた。
「おぉ。松崎薫<マツサキカオル>様までも」
「紫の君だ」
「個性の象徴だ」会場全体か既に歓喜に満ちていた。今までの6人は会場のやつらなんか気にしていなかった。
「もう少し場をわきまえたらどうなの?」そう言って黒っぽい所から現れたのは……!赤依!?
「…赤依千幸様だ」
「黒薔薇の君だ」
「残酷さの象徴だ」変だ。いつもの赤依とは違う。やけに醒めてる感じだ。
「せっかくのパーティーなんだから楽しもうじゃないの」




