第七夜 ふざけるな!!side千幸
なんなのよ雁ヶ崎君は!わたしはこんなにも真剣に…真剣に好きなのに!…なのに何!?犠牲者は俺だけで済むからって……
ふざけんじゃないわよ!!なに様のつもりよ!
…私達の存在はそんなに迷惑なのかな?ここに出てきたのは間違いだったのかな?もういやだ。そんな事を思いながら早足で歩いていると、
「我が君」
そう言って私の前にさっとしゃがんだ者がいた。…不覚。他の事に気をとられて…この人じゃなかったら殺されてたかも。
「…ふぅ、なに?高野司」
「…我が君。今宵は我等のパーティーにお越し頂きとうございます」
「……その喋り方イヤ。普通に喋って」
すると高野は少し困ったように顔を歪ませたがすぐに、
「あのさ、千幸ちゃん。今日の夜。パーティーやるんだけどさ、来ない?」
「…行く」
「ありがとう。じゃ、12時には着きたいから、11時半に千幸ちゃん家に迎えよこすね」
「りょうかーい」
高野は頭を下げて行ってしまった。
…どうせ雁ヶ崎君は知らないんだろうな。高野が私と同類だなんて事実…。私が最初に吸血した後にあの態度だし…。まっいいや。今晩のパーティーみんな来るのかな?久しぶりにみんなに会いたいな。なんてのんきな事を考えていたけど、闇の中での本当の姿をアノ人に見られるなんて想像もしてなかったんだ…―。




