第六夜 無理side悠馬
早めの投稿です。宜しくお願いします。
あれから3ヶ月ほど経った。あれから赤依は俺に関わる事がなくなった。しかもあれからすぐに席替えがあり俺は同じ場所で赤依は廊下側の一番前へと行った。しかも、赤依に噛まれた所が消えかけてきた頃だった。俺の親友の司が急に、
「あのさぁ、千幸ちゃんいるじゃん?なんかさ、最近元気がないんだよね。あっあとさ、元から肌は白かったんだけど何か最近青白いんだよね。見てみ?」
その言葉に促され、赤依を見ると確かに青白かった。多分血を飲んでないせいだろ。…俺には関係ない。
その日の昼休みだった。赤依が男子に呼ばれて素直に着いて行った。…もしかしたら吸血する気か?気になってこっそり後を着いて行った。
―…場所はやはり体育館裏で俺は一人、ベタな。と思っていた。
「あの…俺、あなたが転校してきて一目惚れでした。付き合ってください」
男は赤くしてそう言った。しかし、
「ごめんなさい」
赤依のその一言で男は頭を下げ、帰って行った。
「…赤依」
俺のその一言で赤依は顔を赤くし、きょどっていた。しかし、俺はそんなのお構いなしに近づいていく。
「…赤依。お前最近喰ってねぇだろ」
「あっまあね。雁ヶ崎君以来かな」
チッ面倒癖い。なんで俺がこいつのために…。
「…お前俺を喰え」
「ちょっ。何言ってるの?だって雁が崎君嫌がってたじゃない」
「…じゃあこれからは俺だけを喰えばいい」
「…わっ私にとったら嬉しいことだけど、もしかしたら雁ヶ崎君がだめになっちゃうかも知れないんだよ?」
「いいからこっちに来い」
赤依は言われるが儘に着いて来たけど…俺って馬鹿じゃね?でも…まあいっか。被害者は一人で済む訳だし。
「ここら辺ならいいだろ」
「えっ!だけど…」
「ごちゃごちゃ言わずに喰え!」
「あっはぃ」
そう言って俺に近づいて来たけど…喰おうとしない。すると、
「…座ってもらっていいかな?…とどかない」
「わかった」
そう言いながら俺は座った。
「この前みたいに沢山喰うなよ」
「わかった…ごめん」
そう言って噛み付かれた。
「…っ」
やっぱり痛い。だけどこれは俺が望んだことだ。血がこの前みたいに首元から滴り落ちる。しばらくして、
「…ふぅ」
赤依の食事が終わったみたいだ。しかし、赤依は首元から滴り落ちた血を舐め取り始めた。
「なっ何してるんだよ?」
「何って後片付けだけど」
そう言ってまた舐め始めた。ウ゛ァンプァイヤって普通こういう事するものなのか?と疑問に持ちつつもされるが儘になっていた。
「…ごちそうさまでした。ありがとね雁ヶ崎君」
「別にいいけど…舐めるのだけはやめてくれないか?」
「だって雁ヶ崎君の血がもったいないじゃない」
「…わかった。好きにしてくれ」
もうどうすることもできないだろう。赤依の顔を見るともう青白くなく、幸せいっぱいな顔だった。
「あのさぁ、雁ヶ崎君。さっき言った、じゃあこれからは俺だけを喰べればいい。って本当?」
「…ああ。その方が犠牲者は俺だけですむからな」
「犠牲者って…」
さっきまで幸せいっぱいなだった赤依の顔が怒りに満ちていた。
「犠牲者って何よ!!ふざけないで!!私は…私はこんなにも…」
そう言って俯いたと思ったら次の瞬間。
「雁ヶ崎君のバーカ」
と捨て台詞を吐いてどっかへ行ってしまった。
できれば評価とコメントの方、お気軽によろしくお願いします。




