第二夜 血side悠真
彼女が転校してきてから3ヶ月がたった。思った通り彼女はモテた。俺は彼女の瞳の違いが判らないでいる。時々不信に感じたりする時がある。しかし、俺が見るときにはいつも通り。それが無性に腹が立った。絶対に何かあるはずだ、絶対に見つけてやる。そう決心した時の出来事だった。授業中に彼女が突然倒れた。
「キャー」
数名の女子が騒ぎ始める。
「…先生。俺が連れてきます」
俺は隣の席だったのと保健委員という事で彼女を保健室へと運ぶことになった。男子が、
「あ゛ー保健委員にしとけばよかったー」
という嘆きの声が聞こえた気がした。女子曰く、夢のお姫様抱っこの状態で授業中である廊下を歩くのは結構恥ずかしかった。あとで冷やかしのこえが多そうだ。けれどこの状況は変えられないので黙々と保健室へと向かった。しかし、あんな苦労をしたのにも関わらず保健室には保健の先生はいなく、とりあえず。と、彼女をベットに運んだ時だった。彼女をベットに寝かせたし、ちょっくら職員室呼んで、保健室に行くように指示して、教室にでも帰るか。と思った。しかし、いきなり彼女に腕を引かれた。そして俺の首元でいきなり、
「ごめん…」
と言うと、いきなり俺の首元に噛み付いた。
「っ…」痛い。何がどうなってるんだ。と思いつつも首元から血が滴り落ちる。
あっ判った気がする…。彼女の瞳の意味が…俺達のことを人としてでなく、獲物として見ていたんだ。俺はたまたま彼女が血を求めている時に出くわした。ただそれだけなんだ。やばい…血が…。
…そこで俺の意識は途絶えた。




