↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/4

【緊急速報】「TMC オーシャン・フロンティア」不明船と衝突 負傷者多数(たいよう新聞デジタル/2026年4月15日 11:30)

■和歌山・串本沖で豪華客船衝突、乗客ら多数負傷 行方不明者も。相手船はレーダー捉えず 海保が救助活動


  14日未明、和歌山県串本町潮岬の南東沖約20キロの太平洋上で、TMCグループ(本社・東京)が運航する大型客船「TMC オーシャン・フロンティア」(3万2500トン、以下フロンティア号)が、無灯火で漂流中の正体不明の大型船舶と衝突した。

 第五管区海上保安本部(神戸)によると、衝撃によりフロンティア号の乗客・乗組員のうち少なくとも20名以上が負傷し、うち数名が重傷。また、衝突の衝撃で作業中の男性乗組員1名が海へ転落し、行方不明となっている。海保は巡視艇やヘリコプターを動員し、現場海域で救助および捜索活動を続けている。


■「相手船は無灯火・AIS反応なし」霧中の怪異

 TMCグループの発表によれば、事故当時、現場海域は局地的な濃霧により視界が数十メートル程度まで悪化しており、フロンティア号は安全な速力まで減速して航行中だった。

 同社は「相手船は無灯火かつ自動識別装置(AIS)信号を発信しておらず、濃霧の影響も相まってレーダー上でも他船として捕捉できていなかった」と説明している。

 フロンティア号は相手船の左舷部に衝突。事故発生時は午前3時台だったため、ほとんどの乗客が就寝中だった。船体が激しく揺れてベッドから投げ出されたり、倒れてきた客室内家具の下敷きになるなどして手足の骨折や打撲を負う人が相次いだ。


■衝突相手は28年前失踪の『パシフィック・カルナヴァル』か

 一方、関係者への取材でさらに衝撃的な事実が浮上した。フロンティア号の乗組員が目撃した相手船の船体には『パシフィック・カルナヴァル(PACIFIC CARNAVAL)』と記されていたという。

 カルナヴァル号は平成初期に建造された豪華客船で、1998年の処女航海の際、博多港を出航直後に九州沖で消息を絶った。その後、長年にわたり太平洋上で目撃証言が相次ぎ、海事関係者の間では「現代の幽霊船」として語り継がれてきた経緯がある。


■専門家「黒潮の潮流・漂流計算のすべてを無視している」

 海洋物理学や海難解析の専門家らは、今回の現象について「現代の海洋学の常識では説明がつかない」と口をそろえる。

 海洋流動解析に詳しい国立海洋防災研究所の特任教授(海洋力学)は、次のように指摘する。


「仮に博多港沖で消息を絶った船が沈没せず漂流を続けた場合、対馬暖流に乗って日本海を北上するか、東シナ海へ南下して黒潮に乗るかの二択になる。

 後者のルートで太平洋へ流し出されたとしても、最大4ノット(時速約7.4キロ)に達する黒潮の本流に一度乗れば、船体は数日中に房総沖を越えて北太平洋環流へと運ばれ、最終的にはアメリカ西海岸やハワイ沖の『太平洋ゴミベルト』へと流されていくのが物理的な必然だ」


 同教授によれば、黒潮は「一度捕まったら逆走も途中下船も不可能な川」のようなものであり、太平洋の大洋上へ押し流された漂流物が、自力でエンジンを噴射することもなく再び紀伊半島沖の沿岸部(潮岬沖)へ戻り、しかもその場に停泊するかのように留まる確率は「確率論的にゼロに等しい」という。


■「28年間の風化が見られない」力学的謎も

 さらに、海上保安庁の元事故調査官も別の異常性を訴える。


「28年間も外洋で漂流していたとすれば、台風による巨大な波浪や塩害、爆弾低気圧による疲労破砕で、どんな大型船でも船体が折れて沈没するか、少なくとも上層構造物がズタズタに崩壊しているはずだ。しかし、目撃された『カルナヴァル号』は塗装の剥げや錆こそ酷いものの、船体の骨格そのものは28年前の姿を保っている」


 学術的なシミュレーションのすべてをあざ笑うかのように本州最南端の海域に立ち現れた「幽霊船」。

 単なる海難事故の枠を超えた異常事態に、海洋学界および海事関係者の間には深い困惑が広がっている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。