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灼炎の転生魔女 〜異世界で始めるいじめ復讐〜  作者: 明鏡止水
4章 学院に吹く風

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95.武器の適性

 翌日、今日から新しく「進路に関する授業」という科目の授業が始まると聞かされた。

三月に行った「十五の日の希望」の課題で書いた、希望する進路に向けての取り組みを行う授業だ。


一応、希望する進路によって異なる授業を受けることになる……らしいのだが、大半の生徒は冒険者を目指す生徒向けの授業に出ていた。

まあ、予想通りである。


 ちなみにこの授業は、正確には「進路課題・冒険者」というらしく、将来冒険者として活躍するために必要な知識や技術の学習、実践を行う。


今回は初めてなので、二時間続けてあった授業の前半で科目自体のガイダンス、後半で冒険者に求められる最低限の知識の一つである「適性武器の理解」について学んだ。


 たとえマージやヒーラーを目指す者であっても、何かしらの武器やアイテムは持たねばならない。

その理由は単純で、魔法を封じられたり、魔力が尽きた時に何もできなくなるからだ。


しかし、武器と言っても多様な種類があり、人それぞれ合っている武器が違う。

そのため、魔法以外で自分に合っている武器が何なのかを理解し、それを最低限扱えるようになっておくことが推奨される。


 適性武器の見極め方は、武器を持った時に自然と手に馴染むかどうか、そしてそれを持って戦場に立った時、自然と立ち回りが浮かんでくるかどうか、でわかるという。


武器の適性とは、いわば魔法で言うところの天賦のようなもの。

生まれつき決まっているわけではなく、個人の器用さや性格によって決まる。

また、一つの武器にだけ適性がある者もいれば、複数の武器に適性がある者もいる。


適性がない武器でも扱えないことはないが、使いこなすのに時間がかかったり、技を覚えるのが難しかったりするため、やはり適性のある武器を使うのが一番だ。


 この世界では、魔法封印や魔力切れを完全に防ぐことは難しいとされ、たとえ普段は魔法しか使わないジョブの者であっても、武器を持っておくメリットは大きいらしい。


ちなみに、今回の授業の担当はメジェラ先生。

去年に引き続き、私のクラスの担任になった先生でもある。


 適性武器を確認するために、長机にずらっと並べられた武器を一つ一つ手にしていく、というのを行った。

その数は非常に多く、少なく見ても二十種類はあった。


武器は最も大きな区分で近距離武器と遠距離武器に、一つ下の区分で切断、打撃、射撃に分けられ、今回は前者の区分で武器が分けられて置かれていた。


 それで試してみた結果、私の適性は弓と短剣、そしてブーメランだとわかった。

他の大半の生徒と違って剣や槍、杖には適性がないようだったが、まあそれはそれでいい。


弓と短剣はそうでもないが、ブーメランに適性を持つ者は珍しく、それだけのためにパーティに採用されることもあるという。


そんなに強いの?と思ったが、ブーメランは同じ遠距離武器の弓と比べると「遠くのものを取ってこれる」「攻撃技の他に特殊効果のある技が多く、サポートに向いている」というメリットがあるらしい。


 ちなみにマッドはハンマーと大剣、リーネは棍と槍と弓、シルフィンは剣と斧に適性があるらしかった。

他の二人はよくある組み合わせという感じだが、リーネはやや独特であるように思える。


とはいえ、実際の冒険者パーティではそれぞれが異なる武器と属性を使えるようにすることが多いらしいので、ある意味では私たちは相性がよく、パーティを組むのに向いていると言えるかもしれない。


無論、実際にこの三人と冒険に出ることになるのかは、まだわからないが。

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