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幻想の器  作者: 夢物語
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第四十器 侵攻開始

「で、どうやって忍び込む?」



「城には地下通路がある。

そこから城内に侵入し兵器を破壊しろ」



「そんな簡単に侵入出来るのか?」



「無理だな。

地下通路の入口は奴等の研究施設の中からしか入れない」



「じゃあそこで気付かれても終わりという事か」



「いや、そうでもない。

研究施設を管理している男は邪魔されるのが嫌いらしく、城と地下通路で繋がってはいるが連絡は取れないようにしているらしい」



「なら内部で暴れても平気か」



「作戦を実行する前にお前達を少し鍛える」



「そんな余裕があるのか?」



「予測では一週間もしない内に兵器は完成する。

だからギリギリまでお前達には腕をあげてもらわないとな」



「気に入らないがしかたない。

俺達を鍛えて後で後悔するなよ」



「後悔してみたいものだな」



「ちっ」



刀磨とうまは項垂れた夜詩よしを見つめる。



「切り替えろ。

作戦の成功とあいつの命を守る決断だ。

これからはお前が他人を守れるくらい強くなればいい」



「…なってやる」



それからレイの修行が始まり、夜詩よし達は腕をあげていく。



「レイの旦那、成功しますかね?」



「してもらわなければ困る。

今、空の奴等に動かれる訳にはいかないからな」



「そうですね」



そして作戦実行の日が訪れる。



「まだ不安はあるがまずまずの仕上がりだな」



「レイのお陰だ」



「作戦のためだからな。

お前達はここから南東にある研究施設へ向かい、地下通路を目指せ。

俺達が城へ陽動をかける」



「分かった、行こう!」



二手に分かれ夜詩よし達は慎重に進む。



「あれが研究施設か」



「油断するなよ」



刀磨とうまもな。

アリス、準備はいいな?」



「うん!」



三人は研究施設の中へ侵攻を開始する。



「そろそろ研究施設に着いた頃だな。

始めるぞ」



城の正面へ光りの玉を放ち爆発させるレイ。



「すげぇ数ですね!」



「あまり手加減せずに済みそうだ」



その頃、研究施設に忍び込んだ三人の目の前に巨大な生物が立ち塞がっていた。



「な、なんだこいつ!?」

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