第4章「エヴォルトリス・アルファ」
その惑星の紫の空はすっかり暗くなっていた。だが、ヘリオン・アストラでは、夜が来ることは決して立ち止まることを意味しなかった。
ドリアンは知っていた。ある世界の本当の姿は、太陽が沈み、昼行性の生物が隠れ家を求め、夜行性の生物が巣穴から現れるときにこそ明らかになるのだと。そしてこの世界も例外ではないはずだった。闇は彼の敵ではなかった。それは彼の味方であり、彼のキャンバスであり、彼の領域だった。少なくとも、最後の紫の光の帯が、誰かが急いで巻き取る毛布のように山々の向こうへと退いていく間、彼は自分にそう言い聞かせていた。
「オメガ、環境の報告を」とドリアンは命じ、正確な動きで右の手袋を締め直した。外骨格スーツのマイクロプレートが、ほとんど聞き取れないほどのささやきとともに位置を整え、その振動が彼の歯を通して顎の骨に伝わった。「すべて知りたい。どんな些細なことでもだ」
「生物活動が、昼間の水準に対して340%増加しています」とオメガが答えた。データが彼の意識に直接流れ込んできた。「半径500メートル以内で不規則な熱変化を検出。移動する反応が、高所の座標から降下してきています。おそらく峡谷の壁にある巣からです」
「それで、お前の提案は?」
「北東の岩の構造物への移動を推奨します。そこには遮蔽物と、高所からの観測地点があります」
「北東?」
オメガがあの異常を検知した場所だ、とドリアンは思った。
北東のあの場所。あり得ないエネルギー源が、暗闇の中の灯台のように待っている場所。同じ方向に、二つの目標。それは偶然ではない、少なくとも彼の本能はそう告げていた。
そして彼の本能は、めったに間違わなかった。めったに。
彼は胸骨の上の金属プレートに指の関節をかすめさせた。小さな、ほとんど気づかれないほどの仕草。ヘリオン・アストラでは、それは「リスクを引き受ける」ことを意味した。兄が教えてくれたことだった——痛むものへ向かって歩き出す前に、胸の中心に触れろと。
「あっ! くそっ」と彼は小さく言った。その音は岩の間に消え、誰の耳にも届かなかった。「よりによって今、あの異常が現れるとはな。環境が奇妙なだけでは足りず、正常とは言えない何かまで追加されるとはな」
この惑星を隅々まで探索するつもりでいたが、今やあの異常が現れたことで、彼の計画はすっかり狂ってしまっていた。そして、その異常の正体がわからない以上、それが同じリズムで脈打ち続けるのをただ放っておくわけにはいかなかった。
彼は黒い土に唾を吐いた。唾液は落ち、瞬き二回分の時間で吸収され、まるで地面が飢えているかのように消えていった。
光が消えていくにつれ、地形はさらに奇妙に見えた。木々の樹皮は微かな赤い光を放っていた。まるで内側に血が流れているかのように、深紅の輝きで地面を照らし、その光が影に独自の生命があるかのような動きを与えていた。ドリアンは一瞬それを観察した。影は動いていなかった。だが、完全に静止してもいなかった。どれか一つに視線を固定しようとするたび、それは視界の隅へと移動していくように感じられた。まるで影が、直接見つめられることを恥じているかのように。
「うーん……」
歩を進めるごとに空気はさらに濃くなっていき、鉄の匂いと、それに何か別のもの——ドリアンには正体がわからないが、彼の本能が危険だと認識する何か——を帯びていた。その匂いは鼻からではなく入ってきた。口から入り込み、溶けた錆の膜のように上顎に張りつき、唾液では洗い流せない後味を残した。一歩進むごとに、地面は蒸気を吐き出しているように見えた。裂け目から立ち上る小さな霧の柱が、足首にまとわりついてから消えていった。その霧は腐ったような匂いがしたが、腐った……というより、何も死んでいないから何も生まれてもいない洞窟の内部のような匂いだった。
ドリアンは躊躇なく前進した。
恐怖を感じていなかったからではない。
恐怖はすでに肋骨の奥のどこかに居座っていて、前に進むことだけがそれを置き去りにする唯一の方法だったからだ。彼の感覚は最大限に目覚めていた。
ヘリオン・アストラでの訓練は明確だった。戦士は環境に支配されない、環境に適応し、それを支配するのだと。
恐怖とは道具であり、制約ではない。
彼はその教訓を頭の中で繰り返した。足が輝く根と岩の間に道を見つけていく間も。それが必要だったからではない。ある種の教訓は、風景がそれに反する説得をしてくるときにこそ、よく効くものだからだ。
そしてこの風景は、実に見事にその役目を果たしていた。
峡谷に近づくにつれ、昼間には見えなかったものに気づいた。岩に埋め込まれた巨大な有機的構造物、まるで崖の壁にへばりついた巨大な甲羅のようなものだった。
「うわ……」——すべてがあまりにも奇妙であったにもかかわらず、驚嘆せずにはいられなかった。「美しくて、恐ろしい。しかも夜だから、なおさらだ」
彼は足を止めた。しゃがみ込んだ。触れずに。左手の指が、一番近い甲羅の表面へと伸びたが、三センチ手前で止まった。
そこから発せられる熱は、生物のものではなかった。
むしろ、何時間も太陽に晒された石の熱のようだった。だがその石は、何時間も太陽を浴びていなかった。
ドリアンは手を引いた。
それらは灰色がかった色をしていて、静脈のようにかすかに脈打つ黒い筋が走っていた。いくつかは割れており、いくつかは無傷で、そのすべてがゆっくりと深いリズムで呼吸しているように見えた。地面の地衣類と同じリズムだった。何かを数えているようなリズム。時間。鼓動。ドリアンが存在する前から呼吸していて、彼がいなくなった後も呼吸し続けるであろう何か。
それが安心をもたらすのか、それともさらに不安をかき立てるのか、ドリアンにはわからなかった。
右手は太ももの戦術ナイフの柄へと下りていった。抜きはしなかった。ただそこに添えただけだった。手のひらの下に、滑り止め素材の粗い感触があった。錨だった。何か見知ったものだった。
一番大きなものの一つに近づくと、その表面の裂け目が振動し始めた。
大きな揺れではなかった。むしろ強い唸りで、足の裏から始まり、すね、膝、太ももを伝って上っていき、頭蓋の付け根に落ち着いた。
まるでその甲羅が、ドリアンが聞きたくない楽器を調律しているかのようだった。
「内部活動。未分類の種。緩慢な動き……」とオメガが言い始めたが、文を最後まで言わなかった。
「つまり、それはこういうことか……」彼も言い終えることができなかった。
ドリアンの訓練された感覚が、彼に一つの信号を送った。
穏やかな知らせというよりは、脊柱を駆け抜ける電気ショックのようなものだった。スーツの下で腕の毛が逆立った。セラミックの鱗が、その下で収縮する筋肉の緊張に応じて一瞬振動した。
「あれは……」
彼は体を回した。音でも、動きでもなく、意図——攻撃の意図——が来る方向へと。それは、実戦を何年も重ねたヘリオン・アストラの戦士たちが身につける能力だった。
第六感と呼ぶ者もいた。
ドリアンはそれを「十分に生き延びること」と呼んでいた。あるいは運とも呼んでいたが、それを声に出すことは決してなかった。声に出せば、それを追い払ってしまうからだ。
峡谷全体に軋みが響き渡った。骨が砕けるような、湿った深い音。そして一体の生物が甲羅の内側から這い出してきた。甲羅を粘つく破片へと砕き散らしながら、その破片が近くの岩々に飛び散った。甲羅の破片は皿が割れるような音を立てて地面に落ちたが、その音は柔らかく、まるでそれが岩ではなく硬化した軟骨であるかのようだった。
「一体全体、何なんだこいつは……!」とドリアンは毒づいた。息が詰まった。恐怖からではない。甲羅の内側から出てきた匂いがあまりにも濃密で、まるで固体のように感じられ、それを飲み込んだとき、喉が一段締まったように感じたからだった。
それは以前のものとは違っていた。四本の頑丈な脚が鉤爪で終わり、頭から尾まで背中を走る光る背棘、そして複数の顎——三つ、いや四つの独立した顎——が、地面に落ちるたびに化学的なシューという音を立てる暗い液体に覆われていた。
その液体が触れた場所では、表面が黒ずんでいった。
染みをつけるのではない。腐食させるのだ。そしてその腐食の音は、絶え間ないささやきで、まるで千匹の蟻が一斉に木を齧っているかのようだった。
「なんだこりゃ」とドリアンは呟いた。今度は誰の返事も期待していなかった。「なんて馬鹿げた生物だ」
「そんなことを考えている場合ではありません、ご主人様」とオメガの声が彼の心に鞭のように打ち込まれた。「敵に集中してください。まさか、ここが博物館だとでも思っているんですか? それとも、のんびり観察できる大人しい生き物の水族館だとでも? ここは敵地です」
一瞬の間。
「お願いですから、遊ぶのはやめてください」
ドリアンはその言葉の衝撃を平手打ちのように感じた。顔にではなく。胸に。ちょうど肋骨が分かれる場所に。そこに恥が、熱く、重く居座った。そして一瞬、誰にも見られていないときにしか許されない強さで、オメガを憎んだ。だが、その憎しみはすぐに溶けていった。彼女が正しいと知っていたからだ。
そして、叱られているときに相手が正しいと知ることほど、この宇宙で苛立たしいことはなかった。
その一言一言は、以前の惑星で受けた打撃よりも痛かった。内容のせいではない——オメガが正しいことはわかっていた——形式のせいだった。あの外科的なまでの容赦のなさは、ドリアンが現実を思い出す必要があるときのために、オメガが取っておくものだった。
オメガは望めばとても穏やかにもなれた。AIにしか持ち得ない独特のユーモアのセンスがあり、冗談の言い方があり、時には個人的とすら言えるほど彼を気にかけているように見えることもあった。だが、ドリアンを分相応の位置に戻そうとするときになると、彼女は容赦がなかった。あまりにも、というほどに。ドリアンはそれを一度も声に出したことはなかった。だが、毎回そう思っていた。毎回だ、まったく。
ドリアンは何も言わなかった。
言うべきことは何もなかった。
議論はすでに始まる前から負けていた。
彼は左足をさらに強く地面に押しつけた。黒い土が一センチ沈んだ。靴底が湿った土に沈み込み、冷たい泥が靴のマイクロ鱗に張りつくのを感じた。その物理的な錨が、彼にいくらかの制御を取り戻させた。すべてではない。
だが、十分なだけは。
◇ ◇ ◇
生物が咆哮した。その音は金属がガラスをこすり合わせるように感じられ、歯を震わせる周波数だった。ドリアンは奥歯が抗議するほどに顎を食いしばった。その音は聞くものではなかった。耐えるものだった。まるで低強度の電流が歯のエナメル質を這い回るかのように。
ドリアンは感覚野を起動させた。微小な電気インパルスが神経を駆け巡り、視覚と動きの知覚を増幅した。
一瞬、世界が線で描かれた。
岩のあらゆる縁、あらゆる輪郭、あらゆる角が、細い青い輝きで縁取られた。腐食性の液体の滴が、落ちる前に空中で完璧な弧を描いた。そして生物は、血が脈打ち、筋肉が緊張し、熱が集中する場所を示す赤い点の地図へと姿を変えた。
世界がわずかに緩やかになり、色彩はより鮮やかになり、彼は怪物のあらゆる筋肉の収縮を、その顎から滴る一滴一滴を見ることができた。
その滴がどこに着地するかも見えた。
地面は黒ずみ続けていた。その液体はただの毒ではなかった。もっと悪いものだった。ドリアンはそれを分析によってではなく、感覚野によって増幅された嗅覚が、ヘリオン・アストラのある研究室——軍用の酸が装甲板を溶かすのを見た場所——の映像を彼に返してきたことで知った。この匂いも同じだった。だがもっと古く、もっと根を下ろしていた。
「敵対性、確認」とオメガが告げた。「暫定分類:エヴォルトリス。亜種:不明。仮称:エヴォルトリス・アルファ」
「エヴォルトリス」とドリアンは繰り返した。その言葉を味わうように。舌が乾いた上顎をなぞった。彼はその名を、その生物のあらゆる細部——四本の脚、光る背棘、複数の顎——に頭の中で結びつけた。もしこの惑星で何かに名前をつける価値があるとすれば、それはこれだった。
「俺からすると変な名前だな。だが、あの野郎もその呼び名を拒否できまい」
彼は笑った。幸福の笑みではなかった。それは、兄が痛みを伴うとわかっている戦いに入る前に浮かべる笑みだった。
「よし、行こうか。どうせ乗りかかった船だ」というあの笑みだった。
生物はその体格に反する速度で彼に向かって飛びかかってきた。
あり得ないことだった。
「速すぎる」——ドリアンの目は普段より大きく見開かれた。瞳孔が拡張し、緑色をほとんど消し去るほどだった。感覚野はアドレナリンの急上昇を記録し、視界の端で小さな赤い光が点滅し、度を超さないよう彼に警告した。
これほどの筋肉量を持ち、力のために設計された四本脚を持つ生物が、こんな速度を出せるはずがなかった。
それでも、それはやってのけた。一瞬で距離を詰め、まるでこの惑星の重力がただの提案に過ぎないとでもいうように。
その複数の顎が同時に開き、それぞれが独立して動きながら、催眠的なまでの死の模様を作り出した。四つが順に開いていく——一番目、三番目、二番目、四番目。一つのリズム。まるでピアニストが分散和音を弾くように。
それらは、ただ一つの目的のために設計されていた。貪り、何一つ無傷のまま残さないために。
ドリアンは横に身をかわした。この動きに人生を捧げてきた者ならではの精密さで、怪物が一秒前まで彼がいた岩を叩くに任せた。
その回避は綺麗だったが、エヴォルトリスの体が押しのけた空気が、まるで波のように彼の右脇腹を打つのを感じた。それは風ではなかった。圧力だった。その生物はあまりにも巨大で、あまりにも速く動くため、通過した後に真空を残し、その真空がドリアンを後ろへ、その生物の方へと引っ張った。踵を地面に食い込ませなければ、均衡を失うところだった。
ドーン!
壁が粉々に爆発した。
岩の破片が四方八方に飛び散り、その音が峡谷の壁に反響して、絶え間ない雷鳴のようになった。ドリアンは左前腕を顔をかばうために上げ、三つの破片がセラミックの鱗にぶつかるのを感じた。一つ目は前腕に、二つ目は肩に、三つ目は浮遊肋骨に。どれも貫通はしなかった。だがその衝撃のエネルギーは、体内で誰かが鐘を鳴らしたかのように骨を伝った。
粉塵の雲があまりにも濃く、エヴォルトリスの姿を完全に呑み込んだ。
腐食性の液体が近くの石に飛び散った。それが触れた場所では、石が煙を上げた。その煙は硫黄と焦げた肉の匂いがしたが、同時に、ドリアンがヘリオン・アストラの化学研究室と結びつける何か——火にかけられ過ぎた金属の匂い——もしていた。
ドリアンはそれが晴れるのを待たなかった。
その生物が死んでいないことを、本能で理解していた。
あれほどの衝撃なら、彼が知るどんな生物であれ死んでいたはずだった。
だがこれは、ただの生物ではなかった。
これはエヴォルトリス・アルファであり、アルファはそう簡単には死なない。
彼は三歩後退した。背中が、一分前にはそこになかった——いや、あったのかもしれないが、見る暇がなかった——岩壁に触れた。夜の石の温もりが、背中の鱗越しに染み込んできた。石は空気よりも温かかった。それは奇妙だった。
すべてが奇妙だった。
もしこれがビデオゲームだったら、と彼は粉塵の雲の中の動きを探りながら思った。これまでのはチュートリアルだったのだろう。基本的な操作を教え、これから来るものへの準備をさせる敵たち。複数の目を持つ者たちは一般兵、使い捨ての肉だった。
本当の重量級は、まだ奥深くに控え、自分の出番を待っているのだ。
一滴の汗がこめかみを伝った。それが唇の端と舌に届くまで気づかず、反射的に舌がそれを拭った。塩辛い。熱い。生きている。
この惑星は、ドリアンと一つのゲームをしていた。
そして彼にそれを拒否することはできなかった。
ルールを決めるのは惑星の方であり、彼にできるのは適応するか、死ぬかだけだった。
粉塵の雲が晴れ始めた。
その中心で、二つの目が輝いていた。
木々の赤い光も、地衣類の青い輝きも反射していなかった。それらは自ら光を放っていた。病的な黄色い光で、まるで廃坑の奥で燃える二本の蝋燭のようだった。
そしてそれは、まっすぐドリアンを見つめていた。




