第2章「怪物たちはすでにここにいる」
『まあな』と彼は心の中で答えた。オメガが、口に出さなかった言葉のすべてを拾い上げることを知りながら。『こんな見た目の風景を持つ惑星に期待しない方がどうかしてるよな。この色、この岩、悪夢から抜け出してきたようなこの木々……何かが俺を殺そうと待ち構えていて当然だ』
「もっとも、これは新しい外骨格スーツを試すいい機会かもしれませんね、ご主人様」とオメガが彼の心に直接語りかけた。「戦闘センサーはまだ実戦で調整されていません。……勉強になるでしょう」
「フン……」
ドリアンは一瞬止まり、鋭い縁を持つ岩の陰で足を止めた。
彼は地平線を見つめた。もっとも、彼の目は本当に休む必要などなかったが。それはむしろ仕草であり、オメガがいつも興味深く思っている癖だった。オメガはそれを一度も認めたことはなかったが、彼女がそう思っていることをドリアンは知っていた。
体がもう必要としなくなっても、消えない習慣というものがある。
『それは……確かにそうだな、オメガ』とついに彼は言った。唇に笑みが浮かんでいくのを感じながら。『いい訓練になるだろうな。どこも怪我しないことを願うだけだ』
「怪我をしたくなかったのなら、そもそもなぜこの惑星に来たんですか?」オメガの声には、ドリアンが『皮肉モード起動』と呼ぶようになった、あの独特の響きがあった。
「観光向けに分類された世界を選ぶこともできたはずです。それなのに、あなたは『死亡確率:中〜高』を選んだんです」
『お前は本当に酷いやつだな、オメガ。なんで俺にそんな態度なんだ? 理解できない』
「ご主人様、そのような言い方はおやめください。皆が本気にしてしまいます」
「何言ってんだ?」とドリアンは、今度は声に出して呟いた。一瞬、念話であることを忘れて。「俺以外、誰もお前の声を聞けないし、姿も見えないっていうのに」
沈黙。
「おお……」とオメガの声が、わざとらしく間延びした。「そうでした。忘れていました。本当に、忘れていたんです。だってあなたが思い出させてくれなかったから」
「忘れていましただと、ケツでも噛んでろ」とドリアンは不満げに言い、首を横に振った。それでも、右の口角には笑みがのぞいていた。
「……」
「あなたの十六歳の誕生日が、あと数日で来ますね」とオメガが話題を変えた。その声は今度は柔らかく、ほとんど温かみを帯びていた。
ドリアンは肩の緊張がわずかに緩むのを感じた。
それはAIに期待するようなことではなかった。
だがオメガは、いつ押すのをやめるべきかを正確に知るほど、彼と長く共にいた。異星の風は吹き続け、あの金属的で甘い匂いを運んできた。
「そんなこと気にしてない。家に帰ってからプレゼントのことを考える時間はいくらでもある」ドリアンは、まったく気にしていないふりをした。今の一番の関心事は、この名もなき惑星での新たな探査を完遂することだけだというふりを。
だがオメガには、それが真実ではないことが完全にわかっていた。ドリアンは決して一つのことだけを考える人間ではなかった。どれほど重要な任務であろうと、彼の頭はその任務を完遂するためだけに存在しているわけではなかった。
「お兄様は何を贈ってくれると思いますか?」とオメガはさらに食い下がった。今度は何と言うのか見てやろうと、なおも押し続けた。
ドリアンは、地面から石化した蛇のように突き出た黒い根を避けながら、その問いを考えてみた。
兄はいつも、彼に何を贈るべきかを心得ていた。
去年は、彼の戦闘スタイルに合わせてバランスを取った訓練用のナイフだった。その前は、今もこうした任務で使っている暗視ゴーグルだった。
兄はドリアンに何が欲しいかを尋ねたことは一度もなかった。その必要がなかったのだ。彼のことを知り尽くしていたから。
「わからないな。でも、俺の気に入るものだといいけど」もはやドリアンは念話を使っていなかった。実のところ、こういう瞬間には、心で話すよりも本当の声を使う方が心地よく感じられた。
それは、自分がまだ生きている、あるいは自己を意識しているのだという確認になった。
「きっと気に入っていただけるはずです」とオメガが囁いた。その口調には、ドリアン自身も知らない何かを知っているかのような響きがあった。
ドリアンは足を止めた。その口調の何かが、うなじをくすぐった。
「オメガ」今度の声は違っていた。まるで父親が、問い詰める前に名前を呼び、すでにある圧力にさらに圧力を重ねるときのようだった。
「俺の知らないことを知ってるのか?」彼の目は、地面でクリーム色の球を転がしている赤い甲虫に釘付けになった。
「私はいつも、あなたの知らないことを知っています、ご主人様。それが私の役目ですから」
「賢ぶるなよ」とドリアンは文句を言った。彼女が遠回しに、自分の方が賢いのだと面と向かって言っているように感じて。
「プレゼントのことを言ってるんだ。他のことじゃない」
「ご主人様、それを言ってしまえば、驚きではなくなってしまいます。そして、あなたほど人生に驚きを必要としている人はいません」
ドリアンは瞬きをした。それは人工知能にしては、意外なほど深みのある答えだった。彼はその言葉を一瞬頭の中にとどめたまま、それをどう扱えばいいのかよくわからずにいた。
「まあいい。目の前のことに集中しよう。あいつらを待たせるわけにはいかない」ドリアンは、誕生日プレゼントの話題についてこれ以上考えないようにした。
「……おっしゃる通りです、ご主人様」
ドリアンは谷への下降を始めた。
一歩一歩がより計算され、より意識的だった。重力が彼を引いたが、新しい地形でいつもそうであるように、体は自動的にそれを補正していった。
彼のブーツはふかふかした土にわずかに沈み込み、風がゆっくりと消していく足跡を残した。まるでこの惑星が、彼の通過の記録を残したくないとでもいうように。
風景は開けていき、刃物のように尖った岩に囲まれた、天然の円形劇場をなす空き地へとたどり着いた。
ここの地面はより柔らかく、生き物たちが頻繁に通ったことを物語る、踏み潰された植生に覆われていた。
ドリアンはすぐにそれに気づいた。
ここには何か、ひどく奇妙なものがあった。
動物が偶然にこの種の痕跡を残すことはない。この場所は集合地点か、狩り場のどちらかだった。
そして踏み潰された植生の量からして、長い間使われ続けてきた場所だった。
彼は岩を眺めながら、角度と距離を計算し、微笑んだ。あの表面に生き物たちを叩きつければ、エネルギーを節約しながらもっと早く仕留められるだろう。
「あなたは恥というものをお持ちではないんですか、ご主人様?」ドリアンの意図を察して、オメガが尋ねた。
「なんでそうなるんだ?」
「あなたは訓練された戦士です。それなのに、汚い手を使おうと考えているんですか?」オメガはひどく失望していた。
「汚い手じゃない」と彼は答えた。「戦略だ。地形を自分に有利に使うだけだ。それに、誰かに監視されてるわけでもないだろ」
「……」
「何も言わないのか?」
「もう喋るのはやめてください」オメガの声から、皮肉の色はすっかり消えていた。「もう、来ています」
◇ ◇ ◇
ドリアンの心臓が跳ねた。
恐怖からではなく、純粋な高揚感からだった。
彼の五感は最大限に研ぎ澄まされた。
耳は空気のあらゆる振動に、岩々の間のあらゆる軋みに集中した。
地面から聞こえていた低い唸りが止まっていた。
それもまた情報だった。
そこに、彼らはいた。
影の中から、黒い木々の隙間から、大地そのものから姿を現していた。
歪んだ鏡のように光を反射する鱗に覆われた体。三角形の頭には複数の目が列をなし、それぞれが独立して動いていた。長く湾曲した鉤爪は、一撃で金属を引き裂けるほどだった。音は一切立てなかった。唸り声も、聞こえるほどの呼吸音もなかった。
ただ、動きだけがあった。
ドリアンは六体を数えた。
それから、岩の陰の影が動いたとき、七体になった。
そして八体。
八体、それに対して彼は一人だった。
最初の敵は、前触れもなく飛びかかってきた。
その鉤爪は、一瞬前までドリアンがいた場所の空気を切り裂いた。
ドリアンは身をひねった。重力があらゆる動きを増幅させているのを感じながら——動くにはより多くの力が要るが、当たった一撃にはより大きな威力が乗る。
反撃に出た。
彼の拳が、金属同士がぶつかり合うような重い音を立てて、その生物の脇腹に叩き込まれた。
生物はよろめきながら後退したが、倒れはしなかった。
その鱗が衝撃の一部を吸収していた。
彼の拳の関節もまた、それを喜んではいなかった。興味深い。
「左、0.7秒後に着弾。回避確率:89%」
オメガが言い終える前に、彼の体はすでに動いていた。
彼は一歩下がり、右足を軸に体をひねった。首を狙っていた鉤爪は、顔の数センチ先を風切り音を立てて通り過ぎていった。
ヘルメットに金属が掠める感触があった。
あと一センチずれていたら、それでおしまいだった。
『もらった』と彼は心の中で言った。鉤爪を躱したことで、その怪物が与えてくれた好機を見て取って。
その体勢の崩れを彼は逃さなかった。
彼の脚が跳ね上がり、回し蹴りがその生物の頭蓋の付け根に命中した。
今度は違った。より決定的だった。
その生物は倒れ、二度と起き上がらなかった。
だが、すでに別の一体が影から現れ、そのさらに背後にもう一体が控えていた。
『こいつら、長いことこれをやってきたようだな』とドリアンは、動物たちが彼を追い詰めようと集まってくるのを見ながら思った。それは初めてのことではなかった。その陣形に、一つの誤りもなかったからだ。
生物たちは、まるで一つの意識を共有しているかのように、連携して攻撃してきた。
一体が退けば、別の一体がその場を埋めた。
一体が側面に回り込めば、二体が正面から攻めて彼の注意を引きつけた。
それは知性を感じさせるパターンだった。獲物を見くびる狩人を殺す類のパターンだった。
ドリアンは彼らを見くびってはいなかった。だが恐れてもいなかった。
『だが、同じような戦術を使う生物とは、過去にも戦ったことがある』彼らが完全に包囲を閉じるのを許さず、彼は最も離れた一体に向かって駆け出し、陣形を少し崩してその防壁を突き破ろうとした。
◇ ◇ ◇
彼はより速く、より正確だった。彼の一撃一撃は、最小のエネルギー消費で最大の損害を与えるよう計算されていた。
呼吸の一つ一つが計られていた。
動きの一つ一つが無駄がなかった。
彼の体は、まるで戦闘が自然なことであるかのように動いた。なぜなら、ある意味でそれは本当に自然なことだったからだ。
そう感じられないようになるまで、彼はあまりにも長い時間を訓練に費やしてきたのだ。
戦闘は、何時間にも感じられる数分間続いた。
ドサッ——何か重いものが地面に落ち、乾いた音とともに大量の埃を巻き上げた。
そして、ついに最後の敵が倒れた。




