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ヘリオン・ハンター ~未知の惑星で魔物を狩りながら銀河を駆ける~  作者: TyRedGlyph


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第十七章「逃げろ!」


その場所全体を揺るがしたばかりの咆哮は、単なる普通の生物から出たものではなかった。もっと重く、もっと遅く、もっと古かった。


それは惑星の内臓そのものから、どんな船が到着するよりも前の時代から聞こえてくるような音だった。注意を求める必要のない音だった。


なぜなら、それは自ら注意を奪い取っていたからだ。


咆哮がその場所を揺るがす間、収集者たちはぴたりと動きを止めた。その体が緊張し、それから、まるで収集者たちにしか聞こえない命令を受け取ったかのように、以前の緩慢さとは対照的な速さでトンネルへと逃げ込んでいった。数秒のうちに深部へと姿を消した。誰一人ためらわなかった。誰一人振り返らなかった。


もっと大きな何かが、出てこようとしていた。


オメガは赤色警報を発動させた。ドリアンの心の中でのその声は切迫し、鋭かった。


「上位存在を検出。分類:不明。脅威レベル:高。推奨事項:戦闘準備。追加の推奨事項:撤退を検討してください」


「撤退?」とドリアンは繰り返し、生存を確保するために数歩後退した。「どこへだ?」――その場所はすでにほとんど空になっていた。いるのはドリアンと、シグマ-12号と、そしてエヴォルトリスの死体の山だけだった。だから、よく考えてみると、ドリアンは自分がそれほど孤独ではないことに気づいた。


「俺たちは火口の底にいて、トンネルと切り立った壁に囲まれている」――彼の目は左右に、シグマ-12号から火口の壁へと動いた。もし幻覚を見ているのでなければ……壁は再び、より高く成長しているようだった。まるでこの惑星自身が、この場所を彼を埋葬するのに完全にふさわしい環境だと決めたかのように。


「撤退なんて選択肢はない」と彼は最後に付け加え、地面に唾を吐いた。


地面が再び揺れた。今度はより強く。ドリアンはそれが足の裏から骨を伝って上ってくるのを感じた。


「じゃあ、あの野郎はもう来たってわけか」とドリアンは、突然呟いた。


石が分かれた。巨大な岩の塊がパズルのピースのようにずれていった。シグマ-12号の腐食した金属が上に向かって弓なりに曲がり、軋みながら、まるで何か巨大なものが下から押し上げているかのようだった。一世紀以上そこにあり、この惑星が投げつけてきたすべてを生き延びてきたその船が、まるで紙でできているかのように歪んでいった。


ドリアンは一歩後退した。両腕が緊張し、剣はしっかりと手の中にあった。エネルギーの刃は激しく唸っていた。まるでそれ自身も危険を感じ取ったかのように。


そしてついに……


大地が爆発した。


岩、埃、船の破片、有機的な残骸が、猛烈な力の噴出とともに宙を舞った。


そしてその混沌の中から、巨大な姿が現れた。


「くたばれよ、管理人さんよ」とドリアンは、その生物がついに姿を現した後、毒づいた。


その怪物は六本の肢を持ち、それぞれがドリアンの胴体ほどの太さで、湾曲した剣のような鉤爪で終わっていた。その甲殻は黒曜石のように黒く、あまりにも暗いため地衣類の光を反射するのではなく吸収していた。その周囲の地面は暗くなり、まるでその存在そのものが触れるものすべての光を消してしまうかのようだった。そしてその目――複数あり、頭蓋にそろばんの玉のように並んでいた――は、古く邪悪な知性で輝いていた。


最悪だったのは顎だった。四つの独立した部分に分かれ、それぞれが低い唸りで振動し、空気を震わせ、望んでもいない第二の心臓のように胸に居座った。


オメガはそれを処理するのに数秒かかった。マイクロ秒単位で時間を測るAIにとって、その数秒は永遠に等しかった。それから彼女は言った。


「……新たな暫定分類:ヴェネモックス」


「ヴェネモックスだと?」とドリアンは、聞き間違えたかのように繰り返した。「なんでプリンセスとか、パスティリートとか呼んでやらないんだ? ヴェネモックスよりよっぽど似合うと思うぞ」


『それにしても、なんでこの場所の動物どもは、みんな揃いも揃って二つ以上の顎を持ってなきゃならないんだ』とドリアンは自問した。『しかも最悪なのは、全部四つあることだ』


ヴェネモックスはその肢の一本を持ち上げ、地面に叩きつけた。その衝撃は半径二十メートル以上にわたって岩を砕き、破片を弾丸のように空中に撒き散らした。その一つがドリアンの左肩に当たりそうになり、彼はその衝撃を避けるために身をひねった。


ドリアンは右に飛び退き、距離を取った。


ヴェネモックスは再び攻撃した。今度は前回よりも強く、より正確に。その鉤爪は、一秒前まで彼がいた場所にぴたりと突き刺さった。まるでその生物が、地面を通して彼の体の振動を感じ取れるかのように。彼がいる場所を狙っているのではなかった。


彼がこれから行く場所を狙っていた。


それは単なる力ではなかった。知覚だった。まるでその頂点捕食者が、目なしで見え、耳なしで聞こえ、岩を通して彼の心臓の鼓動一つ一つを感じ取れるかのようだった。


ドリアンは緊張を解くために唾を吐いた。剣の核心がより強く輝き、彼の意志に応えた。


「よし」と彼は囁いた。その声には決意があり、挑戦があり、これまで彼を生かしてきたすべてがあり、今この瞬間、諦めることなど考えてもいなかった。「じゃあ、お前が食物連鎖のどこまで上り詰めているのか、見せてもらおうか」


ヴェネモックスは、周囲を揺るがすほど獰猛な咆哮で応じた。火口の壁が震え、小さな石が剥がれ落ち、ドリアンはその音がまるで拳のように胸を貫くのを感じた。それは普通の音ではなかった。圧力だった。音量が物理的な力へと変わったものだった。


火口での本当の戦いが、たった今始まった。


◇ ◇ ◇


ドリアンは構えを整え、膝を曲げ、待った。ヴェネモックスは複数の目で彼を観察し、評価し、計算し、決断していた。その六本の肢はゆっくりと、急ぐことなく動いていた。


まるで急ぐ必要がないと知っているかのように。


まるですでに結果が決まっていて、あとはそれを実行するだけだとでもいうように。


そして、前触れもなく、それは攻撃した。


その六本の肢が同時に動き、完全にはかわしきれない攻撃のパターンを作り出した。ドリアンは後ろに跳び、次に横に、そして自ら転がり、鉤爪が何度も彼の体の数センチのところを通り過ぎるのを感じた。


その距離は次第に縮まっていった。


その生物は、エヴォルトリスと同じように、試みるたびに調整していた。だがより速く。はるかに速く。


彼の周りの地面は小さな火口の集まりへと変わり、一つ一つの衝撃が埃と岩の破片を舞い上げた。


「オメガ」と彼はかわしながら喘いだ。「何か教えてくれ。何でもいい。弱点、戦略」


「分析中……」――オメガの声は緊張していた。「甲殻は剣に対してあまりにも厚すぎます。肢は装甲されています。目は……目は脆弱かもしれませんが、膜で保護されています。直接攻撃の成功推定率:7%」


「七パーセントか」とドリアンは、もう一つの鉤爪が頭上をひゅうと通り過ぎる間に呟いた。「その確率、大好きだよ」


ヴェネモックスは再び咆哮し、彼に向かって突進した。その六本の肢が完璧な同期で動いていた。それはまるで生物学的な戦車のようで、止められず、容赦なかった。一歩ごとに地面が震えた。シグマ-12号の破片が振動とともに跳ね上がり、まるで一つ一つの足音が小さな地震であるかのようだった。


ドリアンは最後の瞬間まで待った。その生物の影が彼を完全に覆うまで。その巨大な体の熱が、打撃よりも先に届いた。濃密で鉱物的な、砕かれたばかりの岩のような熱だった。そして、横にかわす代わりに、彼は前へと跳んだ。


まっすぐ、その怪物の牙の中へと。


「……」――エヴォルトリス・アルファが、彼が高い岩に登ったときのように逃げ続けるのではなく、なぜドリアンが自分に向かって突進してきたのかを一秒間処理するために凍りついたのとは違って、ヴェネモックスは同じ反応を示さなかった。なぜなら、それがそれを見てとった行動は……


ヴェネモックスは四つの顎を開き、ご馳走を予期した。


だがドリアンは、その牙に向かってはいなかった。


最後の瞬間、彼は横へと身を投げ、二本の肢の間を通り抜け、残っていたすべての力を込めて、ヴェネモックスの目の一つに剣を突き刺した。


エネルギーの刃は保護膜を貫き、眼球の中に沈み込んだ。その抵抗は腕を伝って肩まで駆け上がった。


ヴェネモックスは咆哮した。怒りからではなく、痛みからだった。それまで一度も発したことのない音、一度も発する必要のなかった音だった。その体が激しく震え、ドリアンは弾き飛ばされ、数メートル離れた岩に叩きつけられた。


痛みが背中に、肋骨に、体のあらゆる骨に咲いた。彼は一瞬動かずに横たわり、紫の空を見つめながら数えた。いつもの儀式だった。一。二。すべて所定の位置にある。彼は身を起こした。


「見たか?」と彼は言った。声はかすれていたが、挑戦的だった。「神様だって血を流すんだ」


ヴェネモックスは残った目で彼を見つめた。そこにはもはや怒りだけではなかった。何か新しいものがあった。本物の捕食者が決して見せないもの。


敬意だった。


あるいは、もっと悪いものの前触れだったのかもしれない。


◇ ◇ ◇


ドリアンとヴェネモックスの間には、彼が息をつき、考え、状況を評価できる小さな安全な距離があった。黒曜石の怪物は火口の反対側に立ちはだかり、その六本の肢が、巨大な蜘蛛の脚が地面を撫でるようにゆっくりと動いていた。攻撃はしなかった。待っていた。


そしてそれの方が、より悪かった。


『エヴォルトリスと同じ振る舞いだ』とドリアンは、胸の痛みとともに理解した。そしてどうやら、オメガによってそう分類されたこのヴェネモックスと呼ばれる怪物は……彼にはよくわからなかったが、エヴォルトリスよりも進化しているように見えた。


何か異常なことが起きたのかもしれない。あるいは、まったく異常なことではなかったのかもしれない。ドリアンは子供の頃から訓練された戦士だった。命が危険にさらされる状況では、彼のヘリオン代謝が活性化し、その支えが嵐の中の蝋燭のように消えないようにする。ヘリオン人は銀河の他の人々とは違っていた。何世代にもわたる適応、訓練、そして――ある者たちが囁くところによれば――遺伝子操作が、何か別のものを作り上げていた。他の誰もが倒れてしまうような状況でも機能し続けられる何かを。ドリアンは戦闘中、決してそのことを考えなかった。


ビデオゲームの用語で言えば、その黒曜石の怪物が抱える千のHPのうち、ドリアンがその目への攻撃で奪ったのはわずか7%だった。取るに足らない量だった。ほとんど侮辱に近かった。だが、より大きなダメージは目にあったわけではなかった。それは別の場所にあった。


だが、もし同じゲームの特徴で言い続けるなら、この六肢の怪物はドリアンから少なくとも一万の心理的ダメージを受けたと言えるだろう。


そしてそれは、もしドリアンがヴェネモックスにそのような心理的ダメージを与えていなければ解放されなかったかもしれない何かを――解放する、あるいは目覚めさせるきっかけになりかねなかった。


なぜなら、フェーズ2は常に存在するからだ。第二ラウンドが欠けることは決してない。それは、重力や死と同じくらい確かな、宇宙の法則だった。そしてドリアンは、捕食者たちが決して忘れないあることを、その怪物にしてしまっていた――自分がそれを傷つけられるということを証明してしまったのだ。


狩人としてのプライドを、この惑星の頂点捕食者としての地位を傷つけられたその怪物は、咆哮を放った。だがそれは以前のものとは違っていた。以前のものは警告だった。「今行くから、覚悟しろ」という意味の。今度は違った。


今度は「もう行くぞ」ではなかった。もう、「もう着いた」だった。


その環境が揺さぶられた。地理的にだけではなかった。その音は単なる咆哮ではなかった。もっと深いものだった。もっと古いものだった。まるでその獣が、何世紀にもわたるすべての犠牲者の叫びを吸収し、それを一度に吐き出したかのようだった。シグマ-12号の腐食した金属が振動し、地面の地衣類は半径二十メートルにわたって輝きを止めた。まるで何かが、消える時が来たと彼らに告げたかのように。


それは一種のオーラを放っていた。腐敗し、身の毛のよだつような。それは目で知覚するものではなく、もっと内面的な、もっと原始的な何か、ヘリオン人が何世代にもわたって沈黙させる術を学んできた何かによって感じ取るものだった。


ドリアンは自分の脚が石になっていくのを感じた。


それは恐怖ではなかった。正確には。ドリアンは恐怖を知っていた。何度もそれを感じたことがあり、それを飼い慣らし、それを自分の武器庫のもう一つの道具に変えてきた。


これはもっと原始的な何かだった。もっと動物的な何かだった。ヘリオン人が長年の訓練と瞑想、そして統制された危険への曝露によって沈黙させることを学んできた、脳の最も古い部分が、突然目覚め、彼にただ一つのことを叫んでいた。


逃げろ。

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