第十三章「ヘリオン・パルス」
最初のエヴォルトリスが飛びかかったとき、ドリアンは一瞬だけ目を閉じた。恐怖からではない――恐怖は弱者のため、訓練を受けていない者のためのものだった――集中するためだった。この瞬間と一つになるために。体が、心がすでに知っていることを思い出すために。
『そこだ』と彼は心の中で言った。エヴォルトリスを、目でではなく、精神の視界の中で見ながら。飛び上がるときにその鉤爪が壁に残した小さな火口を。その顎が、次の饗宴を予期して開かれ、その鉤爪が獲物を引き裂くために伸ばされているのを。
そしてドリアンが目を開けたとき、彼はただ一つの完璧な動作を実行していた。
稲妻のように速い、垂直の振り下ろし。それは青いエネルギーの軌跡で火口を照らした。
刃はエヴォルトリスを飛行の最中に捉え、まるで一枚の紙のように、それを真っ二つに切り裂いた。
二つに分かれた体が、それぞれ別々の側へと落ちた。
黒い血は地面に触れる前に蒸発し、あとには臭いだけが残った。
死体はドリアンの両側に落ち、その黒い血は地面に触れる前に蒸発し、悪臭を放つ蒸気のカーテンを作り、一瞬、火口の残りの部分を隠した。
ドリアンは短く息をついたが、その平穏な一瞬を楽しむことはできなかった。なぜなら、すでにさらなる敵が来ていたからだ。
二体目が左から飛びかかった。三体目が右から。四体目が真上から。
ドリアンは三体のエヴォルトリスの位置を把握した。まるでそれぞれの頭上にインジケーターを付けたかのように、彼の視覚の能力がさらに拡張されたかのように。彼はその三体のエヴォルトリスをスローモーションで見ることができた。彼に近づく間、空中に留まっているように。
ドリアンは腰の回転で最初の一体をかわし、その鉤爪が押しのけた空気が顔の数センチのところを通り過ぎるのを感じた。その動きはあまりにも際どく、鉤爪の先端がヘルメットをかすめた。動きを止めることなく、彼の剣は水平の弧を描いた。
エネルギーの刃がエヴォルトリスの肉に接触したとき、湿った音が聞こえた。
二本の脚が宙を舞った。関節の高さできれいに切断されて。
生物は倒れ、身を起こそうとしたが、体の左側はもう反応しなかった。その顎は虚しく開閉を繰り返し、虚空を噛んだ。
「俺に噛みつきたいならもっと近づいてこいよ。それとも俺の方から近づいてほしいのか、どっちがいい?」――若き戦士は、打ちのめされた捕食者をからかった。エヴォルトリスの顎は激しく閉じ、その顎が緊張した。まるで、あんな取るに足らない生物がよくも自分をからかうものだと言わんばかりに。
だがドリアンには祝う時間があまりなかった。
純粋な本能で頭を後ろに傾けると、二体目のエヴォルトリスの鉤爪が顔をかすめて通り過ぎた。空気が鳴るのを感じ、生体金属の冷たさを感じ、そして頬に一本の赤い線が刻まれた。細く。正確に。まるでその生物が、殺さずに切るために必要な鋭さを正確に計算していたかのように。
痛みは一秒遅れて訪れた。鋭く、焼けるようだった。彼は切られたのだ。
素早く後退し、攻撃者たちとの距離を取った。空いた手が傷に触れ、指を離すと赤く染まっていた。彼自身の血だった。彼らのものではなかった。その、あまりにも単純で、あまりにも当然な事実の何かが、彼に思い出させた。自分は無敵ではないと。そんなことは一度もなかったのだと。
「くそっ」と彼は呟いた。頭が状況を処理していく間に。「毒がないといいんだが。それだったら本当に厄介なことになる」
「ご心配なく、ご主人様」とオメガがすぐに報告した。センサーがリアルタイムで傷を分析していた。「あなたの血液から毒性物質は検出されません。傷は表面的なものです。ナノマシンが数分で修復できる程度です」
ドリアンはため息をついた。「よかった」という、魂から漏れ出たようなため息だった。
「それを聞いて安心した」と彼は言い、それでもなお、血まみれの顔に笑みが浮かんだ。まったく落ち着いてはいないが、完全に彼自身のものである笑みだった。
「よし、それならこのまま続けよう」
ドリアンがヘルメットを解除したのは、自分の意思によるものではなかった。かといって、誰か他の人間がそうしたわけでもなかった。スーツが自ら首元へとヘルメットを滑らせて頭部を露出させたわけでもなく、オメガがその原因でもなかった。ドリアン自身が、それに気づくことすらないままに行ったことだった。動きながら、敵と対峙しながら、考えることも気づくこともなく、彼は潜行用外骨格スーツに頭部を露出させるよう命じていたのだ。
そのことが起きていたと彼が知ったのは、エヴォルトリスの一体の鉤爪が肌に触れ、その過程で彼を傷つけたときだった。そのときになって初めて、頭部が保護されていないことに気づいたのだった。
◇ ◇ ◇
それから彼は、彼らの間を舞踊のように動いた。剣はあり得ないほどの弧を描き、体は超自然的とすら言える優美さで回転し、かわしていった。
一撃一撃が正確で、あらゆる動きが計算され、あらゆる呼吸が計られていた。
エヴォルトリスは一体また一体と倒れていったが、常にその場を埋める新たな敵がいた。連携し、辛抱強く。まるで彼らが、疲労がいずれ仕事を終わらせてくれると知り、十分に待てばいいと理解しているかのように。
彼が繰り出すあらゆる動きと、エヴォルトリスたちが繰り出すあらゆる動きに、ドリアンは他のヘリオン人たちの顔を思い描き始めた。この惑星に自分より前に、一世紀以上も前に到着した、あの七人の乗組員たちの顔を。
一撃一撃が、彼にこの七人のヘリオン人たちがどのように、群れで狩りをするこの動物たちと戦ったのかを想像させた。彼ら自身に現れ始めた傷の一つ一つが、彼の想像の中で、この惑星の捕食者たちがどのようにシグマ-12号の船体を外側から突き破ったかへと変わっていった。彼はその叫びを、その七人のヘリオン人たちが感じたであろうパニックを想像することができた。
彼らと戦い続ける中で……
別の一体が彼をかすめることに成功し、その鉤爪がスーツの肩に一本の裂け目を開いた。
内耳にアラームが鳴った――外層に損傷。構造的完全性が12%損なわれています。ドリアンはそのアラームを無視した。それに構っている時間はなかった。次の動き、次の一撃、次の呼吸以外に、何かに構う時間はなかった。
別のエヴォルトリスが左から飛びかかってきた。
ドリアンは水平の一撃でそれを迎え撃ち、その胸を端から端まで切り開き、黒い内臓が火口の地面にこぼれ落ちた。
三体目が後ろから来た。ドリアンはちょうど間に合うように体を回し、その首に剣を突き刺した。脊椎の抵抗を感じ、それが折れるのを感じた。
だが彼がそうしている間、彼の剣が一体の首に集中している間、四体目が隕石のような力で彼の脇腹を打った。
その衝撃は彼を火口の地面に、まるでボロ人形のように転がした。まるで、もう子供たちが必要としなくなった古い玩具の一つであるかのように。
「くそ……」――それだけが、あれほどの衝撃を受けて飛ばされながら彼が言えたことだった。
世界が回転した。
埃、黒い血、青い光、すべてが色と音の渦の中に混ざり合った。火口の壁が彼の周りで回転し、夜であるにもかかわらず紫の空が、視界に現れては消えていった。
落下のどこかの時点で、彼は完全に方向感覚を失った。地面がどこにあるかもわからなかった。背中でそれを見つけるまでは。
ドリアンは岩に激突し、肺から空気が乾いた衝撃とともに押し出されるのを感じ、肋骨が抗議し、痛みが脇腹で毒の花のように咲くのを感じた。
「うぐ……」と彼はうめき、それから、衝撃で感じている痛みすべてに耐えるために歯を食いしばった。
彼は一瞬動かないまま、紫の空を見つめ、心の中で数えた。一。二。すべて所定の位置にある。何も折れていない。
まだ続けられる。
「せめて予告くらいしてくれてもいいんじゃないか? そうすればもっとちゃんと備えられたのに」――彼の緑の目は本能的に左右に動いた。「次からは事前に知らせてくれよ」
エヴォルトリスたちは応じなかった。もちろん、予告などしてくれるはずもない。
「まあ、好きにしろよ」と、彼らが無視しているのを見てドリアンは言った。
「オメガ」――彼は喘ぎながら、不安定な地面に手をついて立ち上がろうともがいた――「ヘリオン・パルス。今すぐだ」
「ご主人様、現在のあなたの状態で最大出力のヘリオン・パルスは……」――オメガの声は切迫した囁きで、危ういほど恐れに近い何かを帯びていた。
「今すぐだ、オメガ!」
AIは従った。
剣は甲高い音を発し、それは増大していき、耳を突き刺し、眼窩の中で歯を震わせるほどになった。その音程は上がり続け、ほとんど耐え難い唸りとなり、それ以上強くなれないと思われたその瞬間、青いエネルギーの脈動がドリアンからあらゆる方向へと広がった。
それは光と熱の爆発であり、火口の底に生まれた人工の太陽だった。その衝撃波はその通り道にあるすべてを薙ぎ払い、近づいてきていたすべてのエヴォルトリスに到達した。ドリアンは、青い光に切り取られたそのシルエットを見た。その体が緊張し、痙攣し、それから一体また一体と倒れていくのを見た。最後に倒れたのは、彼を打った個体だった。
ドリアンはそれを確実に見届けた。
ヘリオン・パルス。最終手段の武器。他に選択肢がなく、死が確実で、できるだけ多くの敵を道連れにすることしか残されていない状況のために設計されたものだった。軽々しく使うような武器ではなかった。
その代償はすぐに彼を襲った。
ドリアンは膝をついたまま喘いだ。パルスの余剰エネルギーが、まるで千本の電気の針のように肌をちくちくと刺した。痛みは激しかった――体のあらゆる神経が叫び、あらゆる細胞が燃えているようだった――だが、彼は生きていた。呼吸をしていた。心臓が鼓動していた。彼はそれに、一本の綱にすがるようにしがみついた。
彼の周りには、エヴォルトリスの死体が動かずに横たわっていた。七体、八体、九体、戦っている間にさらに増えていた。まさに大虐殺だった。火口はオゾンと焼けた血の匂い、死と解放されたエネルギーの匂いを漂わせていた。重火器での訓練セッションの後の訓練場と同じ匂いだった。ドリアンはその匂いをよく知っていた。一度も好きになったことはなかった。
「ご主人様」――オメガの声はほとんど囁きに近かった。まるでそのAI自身も消耗しているかのように。「あなたの身体状態は……」




