第十一章「一体何と戦ったのか」
ドリアンは道を進み続けた。本来の任務、あの異常のことを片付けるために。今この瞬間まで、この道のりの間ずっと点滅し続けてきたあの光。それは今もなお、あのあり得ない琥珀色で脈打ち続けていた。
だが、五分から七分ほど歩いた後。ドリアンは、もう一つの実に奇妙な出来事に巻き込まれた。一見しただけでは、それほど危険なものではなかった。だが、それがその奇妙さを消すわけではなかった。なぜなら、それは実際にあまりにも奇妙だったからだ。今この瞬間ドリアンに起きたことは、こんな感じだった。
まるで、あなたが一つの扉をくぐり、その扉の向こうに廊下があるようなものだ。だがそれほど長い廊下ではなく、おそらく完全に渡り切るには十歩から十五歩ほど必要だろう。どう歩くか、歩幅がどれほど長いかによる。だが、それは数秒前にくぐったばかりの扉の向こうに短い廊下があるのを見ただけでは終わらなかった。
なぜなら、想像してみてほしい。その廊下の突き当たりに、さらにもう一つの扉があったのだ。
すべては、ドリアンが最初にこの石造りの谷にたどり着いたときとまったく同じだった。ただ一つの違いは、今回は儀式のための三十二個の石がなかったことだった。三十メートルの高さにそびえる同じ構造物、青く輝く地衣類。
一瞬、ドリアンは自分が幻覚を見ているのではないかと、あの石の構造物に近づいたことで幻惑の呪文にかかってしまったのではないかと思った。
彼がそう思ったのは一度だけだった。なぜなら、今回は何か違うものが彼の前にあったからだ。
オメガはすでに、あの異常のこと、非有機的なエネルギー源のこと、そこにあるべきではない何かのことを彼に話していた。だが、すべての報告や走査で見落とされていたことが一つあった。どんなセンサーも捉えられない細部——この場所で何か恐ろしいことが起きたという感覚だった。それはデータではなかった。それは、ここの空気がどこか違う匂いがすることだった。より静かで、より古く、まるで風がその地点を突き抜けるのではなく、迂回することを覚えてしまったかのようだった。
「あり得ない」とドリアンは声に出して言うことができた。目の前にあるものに驚きながら。彼の緑の瞳は、この奇妙な惑星に着陸してから初めて、「休息」と呼ばれるものを知った。今度は戦術的な一瞥で周囲を見渡すのではなく、彼の緑の瞳はただ一点に釘付けになっていた。
巨大な火口が、惑星の表面に開いた傷のように、彼の前に広がっていた。そしてその底には、破壊された金属製の物体が、巨大な獣の骸骨のように横たわっていた。
ドリアンは縁で足を止め、観察した。その火口は少なくとも直径百メートル、あるいはそれ以上あった。傾斜した壁は数十年かけて積もった瓦礫と埃で覆われていた。そしてその底、壁に生えた地衣類が落ちた星のようにかすかに照らす中、ドリアンが一目で認識した何かの残骸が横たわっていた。実際に目にしたことは一度もなかったにもかかわらず。彼はそれを、側面プレートの形から認識した。安定翼の角度から。試験以外で必要になるとは思ってもいなかったマニュアルで学んだ細部から。
オメガは上空からそれを調べ、スーツのすべてのセンサーを起動させた。走査の光が霧の中の灯台のように火口を掃き、肉眼では見えないはずの細部を明らかにしていった。AIは静かに作業していた。処理し、分析し、比較しながら。ドリアンはそれを邪魔しなかった。彼女に作業させておくべき時を知っていた。
「これは何だ、オメガ?」とドリアンは後になって尋ねた。もっとも、すでに答えはわかっていたが。だが、こういう瞬間には、たとえ答えをよく知っていても、常に尋ねなければならないものだった。
「素材:ヘリオン・ナノ合金」とオメガが報告した。その声は違って聞こえた。奇妙だった。プロフェッショナルな口調を失い、危ういほどの驚嘆と、それ以上に深い何かに近づいていた。「組成:強化チタン78%、耐弾セラミック15%、電子部品7%。劣化の推定:数世紀。複数回の環境曝露サイクル、生物学的作用物質による腐食、投射物の衝撃」
一瞬の間。風が吹き、何かがドリアンの耳元でひゅうと鳴ったが、彼はそれを確かめるために動かなかった。自然は知っていた……あるいは少なくとも共犯だった。なぜなら、それはこの場面に劇的な瞬間を付け加えていたからだ。
「結論:ヘリオン船の残骸」
『ヘリオン船……古代の?』ドリアンは頭の中で繰り返した。まるで、その情報を現実のものにするために何度も処理する必要があるかのように。『それはどういう意味だ?』
「それは、あなたがここに到達した最初の人間ではないということを意味します、ご主人様」とオメガが答えた。その口調には、ドリアンには識別できない何かがあった——敬意、恐れ、感嘆。おそらくそのすべてが混ざっていた。「それは、ヘリオン・アストラがこの惑星のことを知っていたことを意味します。遥か昔に。すでにこの場所で、何年も前に一度、遠征が行われていたのです」
「それはもうわかっている、オメガ」とドリアンは素早く答えたが、その声に苛立ちはなかった。「この船をここで見ただけで、俺より前に来た他のヘリオン人がいたことは想像がつく」
そして、彼が先にその結論にたどり着いていたにもかかわらず、オメガも遅れは取らなかった。二人は同時に同じことを考えていた。これまで何度もそうだったように。それは頻繁に起きることで、ドリアンは一度も声に出して指摘したことがなかった。そのAIがそれに気づいているかどうか、彼にはわからなかった。だが、気づいているだろうと疑っていた。
だが、他にも何かがあった。何かがすっかり噛み合っていない何かが。突然の驚きの後、その背後には疑問が、問いが、「なぜ?」と「どうやって?」がついてきた。
「これには何か奇妙なところがある。とても奇妙だ。ここには何一つ理屈が通らないものがある」
彼は低い声で言い、指を顎に当てた。彼の目からは戦闘や娯楽の輝きがすっかり消え、新しいものに取って代わられた。まったく新しいものに。
彼のもう一つの自分が現れた。探求者、検証者、怪物を殺すだけでなく、それを理解しようとする者。安易な答えを探すのではなく、問いを立てる者。それは、要求されたからではなく、その仕組みを知らなければ眠れないという理由だけで、古代の船を研究するために仮想現実シミュレーションで幾晩も費やしてきた、あの同じ男だった。
「峡谷に入る前の分析で、あの異常はヘリオン・アストラの船ではないと言ったよな?」とドリアンはオメガに尋ねた。頭がフル回転していた。「なぜなら、俺はまだ幻覚か何かを見るほどイカれちゃいないからな。だから今俺が見ているこれは……ヘリオン・アストラの船なのか、そうじゃないのか」
「その通りです」とオメガは断言した。その声はより職業的に、より集中したものになっていた。二人とも、いつ状況に合わせるべきかを知っていた。「エネルギー反応はヘリオン人の技術を示していませんでした。それは別の反応でした。何か違うものでした。私たちのデータベースの何とも一致しないものでした」
「それはつまり一つのことしか意味しない」とドリアンは呟いた。目は下の破壊された船に固定されたままだった。
「その通りです、ご主人様。我々の存在によってその反応は消え、船の技術の組成が明らかになりました」とオメガは、いつものようにドリアンの結論を先取りしながら続けた。「まるで何かが、我々が十分に近づくまで、この残骸の本当の性質を隠していたかのようです」
ドリアンはすぐには答えなかった。火口を、腐食した金属を、静かに輝く地衣類に覆われた壁を見つめ続けた。何かが数十年もの間、この船を積極的に隠し続けてきたのだ。まるで見つかりたくないかのように。あるいは、誰かに見つけられたくない誰かがいるかのように。
「ああ、それしか思いつかない」とついに彼は認め、ゆっくりと首を横に振った。「他に何を考えたらいいのか、思いつかない。だが……」
彼は言葉を止め、目を火口に、船に、壁の跡に、かつて重要な任務だったものの残骸へと巡らせた。壁の跡は衝突によるものではなかった。それは墜落の前か後のものだった。平行で、深く、何か非常に巨大なものが急いで登るときに岩に残る鉤爪の跡のようなものだった。
「だが、あの探検隊はどうやってこうなったんだ? いや」——彼は自分自身を訂正した。正しい問いが頭の中で形になっていった。「一体何と戦ったんだ? いや、正確には、この場所で何に遭遇したんだ?」
彼の目は今、あの特別な輝きを帯びていた。懸念の輝きだった。恐怖からではない——ドリアンは恐怖を知らなかった。少なくとも、体を麻痺させる類の恐怖は——一体何と戦うことになるのか、そしてそれに対抗するためにどう備えればいいのか、わからないことからくるものだった。不確実性こそが最も危険な敵だった。剣でも戦略でも戦えないからだ。
「まあ、ここに留まっていても何も解決しない」と彼は、オメガに向けてというより自分自身に向けて呟いた。「ただ観察しているだけでは何も解決しない。別の機会ならともかく、今この瞬間は違う。それに、俺は思うんだが……」
「調査に行くおつもりですか、ご主人様?」とオメガが遮った。その声には今、懸念の色があった。リスクを計算する者の計算された懸念ではなく、もっと分類しにくい何かだった。
「俺がどんな人間か知ってるだろ?」とドリアンは、唇に本物の笑みを浮かべながら確認した。「何もせずにじっとしていられない性分だ。こんなものを目の前にすればなおさらだ。誕生日に開けていないプレゼントがあって、それに触れないと決めるようなものだ。あり得ない」
「……」——その沈黙は千の言葉よりも多くを語った。オメガに答える必要はなかった。彼女が反対しなかったこと自体が、十分すぎる答えだった。それに……
ドリアンはすでに最初の降下地点を探していた。
彼は素早く火口へと降りていった。ブーツが跳躍のたびに衝撃を吸収し、音響ダンパーが音を最小限に抑えた。火口の埃はこの惑星の他の場所とは違っていた。より細かく、より灰色で、ほとんど灰のようだった。一歩ごとに舞い上がり、落ちるのにあまりにも長い時間がかかった。まるでこの底では重力が別の働き方をしているかのように、あるいは埃が長い間じっとし過ぎて、どう振る舞うべきかを忘れてしまったかのように。
底にたどり着くと、彼の目は驚きと、もっと深い何か——敬意——で見開かれた。船は破壊されていた、確かに。だが、その形はまだ認識できた。それはシグマ型の探査ユニットだった。それは疑いようがなかった。
「どういうわけか、この形は信じられないな……こんなものを操縦するのはどんな感じだったんだろう」
そのデザインは、ドリアンが実際に目にしたどの船よりも古かった――歴史のマニュアルの中で、訓練用のアーカイブの中で、仮想現実シミュレーションの中でしか見たことがなかった――が、その原理は同じだった。ヘリオン工学は時が経ってもそれほど変わらない。機能するものは、そのまま維持される。手袋をした手を外側の船体に這わせた。金属はその圧力の下でわずかにたわんだ。濡れた紙のように脆かった。数十年という歳月は、最高級の素材にすらそうさせるものだった。
だがしばらくして、その驚嘆は消え、答えを求める彼が戻ってきた。
「ヘリオンの船が……ここで何をしていたんだ?」と、オメガというより自分自身に向けて、彼は歯の間から呟いた。
ヘリオン・アストラは、無作為に任務を送り込んだりはしない。
どの遠征にも、目的があった。目標があった。存在理由があった。資源は無限ではなく、評議会は気まぐれで任務を承認したりはしなかった。もし船がそこにあったのなら、そこには目的があったのだ。問題は、それが何だったのかということだ。彼らは何を探していたのか? そして、何を見つけたのか? 彼が見つけたのは、船体の跡だった。鉤爪の衝撃跡。峡谷の壁で見たのと同じ、四本の平行な溝だった。
オメガはリアルタイムのデータを投影し、残骸の情報をミリ単位の精度で重ね合わせた。
「概算識別:シグマ-12ユニット。ヘリオン暦147サイクル前に『行方不明』として登録。任務:未踏査系統の探査。乗組員:七名。最後に受信された通信:この区画の座標」
それから……沈黙。
『百四十七サイクル……』ドリアンは頭の中で素早く計算した。標準的な換算では、百年以上になる。百年。この船はその火口の中で、朽ち果てながら一世紀以上もそこにあったのだ。七人の探検者、七人の戦士、七つの魂の残骸が、百年もの間、発見されるのを待ち続けていた。誰もここを探しに来なかったのだ。あるいは、探しに来ても、ここまで辿り着けなかったのだ。どちらの選択肢も安心できるものではなかった。
ドリアンはかつて主操縦室だった場所へと近づいた。ハッチは密閉されていたが、時間と腐食がその役目を果たしていた。押すと開き、教会の中の叫び声のように火口の静寂を破る軋み音とともに開いた。その音は壁に反響し、増幅されながら、やがて消えていった。どこか上の方で、石の柱の間で何かが動いた。ドリアンは上を見なかった。まだだった。
「だが、これは一体何なんだ……?」
その文を言い終えることはなかった。




