決着
決着
4人とも疲労困憊はあきらかだった。
SPは完全に無くなり、
MPもゼロに近く、
ケンとレイはMPゼロで絶対に眠気を気力で我慢していた。
最後にビビが契約をかけて、それで休憩する事になった。
ビビは気合と集中力、
全身から溢れる雰囲気が廻りを圧倒するくらいだった。
魔法陣を描いたとき、光が!
三人は息をのんだ。
魔法陣が完成し、ギルドカードを押し当て、
「スラリン」と凛とした声でビビが言った、
瞬間に魔法陣とギルドカードが光、契約が完成した。
「出来たわ!やったーーー、スラリンありがと!!」
歓喜の表情、素敵な笑顔だ。
「わーーん」
スラリンを抱きしめて泣いていた。
三人は「凄い」とか「やったなー」と言ってビビを褒め称えた。
習得はやはり、気持ち、意思が重要なのだと思った。
「HP1なんだから、もしもの事があると大変だよ」
ケンが外れたスライムの体を持ってきた・・・・
あんたがバラバラにしたんだけどね(笑)
シークもかいがいしく手伝ってる。
「あまり、着けると分裂して、
折角の貴重な称号がなくなってしまうわ、
ダイスケさんステータス確認お願い致します。」
レイ、ビビと友達なんだ、心配してる、
ビビも普通なら、
「わかってるわよ」とか言いそうなのに「うんうん」と言ってる、
友達はいいなーーー
やはり、この世界は遺恨とか無いのだ。
「はい、HPは契約で増えても7しかないです、
運は凄いですね25もあります。」
レイが震えた気がした。
「後は、ライムと同じです、あ、
力が4ありますね、
吸引が強烈ですから気をつけないといけないですね」
レイがビックと反応した気が・・・
「あーー 水分を取りすぎて、あら、
スラリンもお腹すいてるだろうし、食事与えてきますね」
レイはパンパンと叩いて素早く水球にして持っていこうとした。
「ちょっと!!!レイ何してるよ!!!」
ビビ笑顔が消えて鬼のような形相になってる。
「レイが使ったら分裂してしまうわよ、
あんた夜どんだけスライム使うのよ、
時間も長いしベット壊れるかと思うわよ、
声、あれで抑えてるつもりなの勘弁してよ」
レイ、顔を真っ赤にして滅茶苦茶動揺してる。
「ビビ、男性達の前で何、大袈裟に話を膨らましてるのよ!」
成程、嘘が言えない社会ですね。
過大誇張って主張すればいいんだ~~
レイ【淫乱】【絶倫】なの知ってるから俺は・・・
「レイとダイスケはダメ、寝取られは御免よ」
「ダイスケさんと同じに扱われるなんて・・・」
ちっとレイ失礼だよ!!
っていうか、
俺もレイも童貞、処女で寝た事も取った事も無いよ!!!!
ケンとシークは経験者だよね、ビビお前こそ、
男女関係に対する審理眼を持てよーーー
ビビはみんなの視線も気にせずスラリン胸にしっかり抱えて、
素早く屏風スペースに行って行為した様だった。
「う~~」
微かな声だけど、エルフでなくても聞こえるよ・・・
レイなんか黒いオーラが・・・
この世界でも遺恨残る人も、居るかも??
皆で、食事休憩となった。
4人が竹で出来た大き目の水筒をだして、
上の部分をパカっと開けて串焼きをだした。
それ弁当箱かよ、何で串焼き迄残してるんだよ!
どんだけ、食細いんだ・・・
俺、5つで足りないかな?ぐらいだったのに・・・
パンも全部食べて、食べ物持ってないよ・・・
しまった。
「しょうがないわね」
ご機嫌な表情で串焼きを一本丸々ビビはくれた。
「ありがとうございます」
レイはパンをくれた。
シークとケンもパンをちぎって、すすめてくれた。
すいません、ありがとう、食が細いって責めて・・
ごめんなさい、私には助かります。
「ダイスケさん、自分の習得はほっといて、
4人の為にクリエィトウオーターをかけてばかりでそのお礼だよ。
気にしないで食べてよ」
「それにしても、びっくりだよな、正直言って、
俺、今日中に無理だと思ったよ」
「それ俺も、やっぱりストーンが良かったのかな?」
「それもあるけど、多分なんだけど、
これってバックアタックで最悪の状況の倍ぐらいスライム、
つまり敵に囲まれての状況よね」
「あ、そっか!
死線を潜り抜ける程強くなる、成長するっていうもんね!
そっか多分そうだよ、凄い発見だよね!!」
「普通、ここ迄スライム集めないわよ。ふふふ」
「ほんと、改めて見ると凄い数」
女性陣は仲良く笑って話をしていた。
その後、ダイスケは簡単に斬撃、突撃を習得で戦士、狩人、LV2の概要、
手本を見せて貰い、修行終了となった。
これでダイスケの修行人生は終わった。
やっぱり、スキルが楽、
真面目にやるのは疲れるからこれからはスキルで選択と、
主人公とは思えない、ヘタレな事を考えてた・・・
いや、でも、現実に有名高校の野球部並みの練習のノリだから、
戦士系は無理。
これが耐えれるぐらいなら元の世界でも成功してるって、
思いっ切り開き直っていた・・・・
【重力減少】で体軽く疲れない、は好評だった。
早いとその分多くの事が出来、
命中、クリティカル確率が上がるは失敗が少なく練度が上がると言えるとの事だった。
現在、ダイスケはMPは皆にクリエィトウオーターを使ったりで減っているが、
SPは全く減っていない状態で余裕があった。
それでSPを使う技能で素早さを上げる【激励鞭】を思い出した。
更に国民的RPGで鞭はグループ攻撃も頭の片隅にあった、
これは!?
確かにブルウェップなら、回して流し打てば数人に当てれる、
威力は別にしても当てるならできる、
競馬鞭の様な小弓鞭ではそんな芸当は普通できないが、
味方なら、
否、敵でも、固まって並んでくれれば当てれるのでは?
趣旨を説明して背の順に並んで貰った。
背中を打とうと後ろを向いて貰ったら、
レイ、ビビがお尻を突き出した・・・・
男性陣も「あっ」感じで突き出した・・・・
「あっ」では無いけど・・・
確かに突き出てるから打ちやすいと言えばそうか??
鞭がしなって素晴らしい音(?)を出して一度に皆を叩いた。
「出来ました!1SPしか使って無いです。どうですか?」
「あ、大丈夫、うん・・力素早さ上がってるよ」
「俺も同じ大丈夫、音の割に全然痛くないね、
ダイスケさん鞭の使い方うまいよね」
いや、鞭なんて使った事ないって・・・
「鞭が上手い・・・は、はい。
良かった、あ、力早さが上がってよかったです」
レイ、なんか危ない方に・・・それに俺に対する認識が変な気がする。
「前の世界で使いまくってんじゃ無いの、
ふん!
音はビックリするけど、痛くは無いわ、
勿論、力素早さがあがってる、
これ、戦闘前にかけておけるから、SP節約で有効な裏技になるわね」
みんながうんうんと頷いてる。
これ、裏技の話しで頷いているんだよね?
「前の世界では鞭は使っていないです」
「え。受けなの?」
受けってなんだよーー
ビビ、長い間、男性経験が無いせいで妄想が変なの方向に言ってる気がする・・・
「私の元の世界では鞭は一般には使われない物なので、
昔の道具って感じで使うの初めてです」
嘘は何も言ってない、鞭なんか使う知り合いに居ないし・・・多分
(実は彼の上司はその趣味の人でその前の上司だった人もその趣味と
ダイスケは鞭には本人の知らない処で縁があった)
「教」は子の頭に土を乗せて、縛って、
それを棒で叩くの漢字の成り立ちをしている。
教えるは負荷を与えて強制する事と昔の人は考えていた。
中世では当然、その考えで、
人権、平等、民主の考えが無い、貴族、王族が居る封建社会、
そして、
この世界でも教師が鞭を執る(教鞭)は普通の事だった。
更に、この世界は運送、運搬で魔物を使い、
魔物使いはその職業の担い手だった。
この世界では鞭は一般的であった。
「そうなんですか?文化が違うのですね」
ケンは理解してくれたようだった・・・
3人は・・・・
保留って感じ???
まー結構、
叩くの気持ちが良くなってる自分がいる事は少し感じているのだから。
文句は無いか・・・
力が上がった事でストーンゴーレムでも
【足技】を練習できるようになった。
ゴーレムは砂と砂利で出来ている、
それが動き、固まるで関節、手足を形成してるのだから、
関節部分は大きくなるし、
関節が多い程、高度な生成技術を必要とする。
ゴーレムでは肘、膝を無くす事で低い技術、硬度でも運用できた。
ストーンは表面に石の層を形成、利用して、
防御と外骨格とする事で手足の強度を補強できた。
それで肘、膝の稼働が可能になり人と同じ形で動けた。
勿論、その分高度な形成技術でLV3の魔法技術だった。
地面に存在する石を使い層を形成するから、
作る度に表面の形、防御力がばらつく、
それでも砂人形に比べ強度と重さがあり、
横広のずんぐりの太い体で作るはで無く、
手を長く作り、攻撃範囲、射程、遠心力での威力向上、
作業で長い方が便利と其処はゴリラ的な雰囲気は同じにあった。
足も長く作られ、それで移動速度も人についてこれた。
身長が2m程の細長い巨人という感じの外見となっていた。
「激励鞭は使えますね、いい感じで蹴れます」
「早さが上がるはいいね」
「あ、忘れてた、チェリーに言った、
メンテをかけた防具の試しをしてないですね」
ダイスケは一緒に混ざって、蹴ってみた。
どうせならと、後ろ跳び回し蹴り(ローリングソバット)やってみた。
単純に格好が良くて好きな技だった。
助走をつけて飛び上がり、足技と呟いた。
体、綺麗に回転した、
足はスムーズに背の高いゴーレムの顔部分に当たった。
背が高いのに上の部分に強烈な一撃を食らったせいか、
ストーンの巨体が尻もちをついた。
おー凄いカッコイイと自分でも思った。
「凄い!」
「カッコイイ」
「ダイスケさん。ス・テ・キです」
レイだけ、何か違う気が・・・
ジャンプして、回転すると・・・
ローブはめくれ上がり、腰に絡みつき、
フンドシでお尻モロだし、太ももがあらわに・・・
足技だから、
お尻と太ももの筋肉の動きは確かに参考にはなるかもだけど、
レイ顔が赤いよ・・・・
ビビも顔が赤いですけど、
格闘士選べないんだから、
自分の修行しなよーーー
うん、これは!!
「あ!凄い!MPが回復する」
土と石なんだから、当然魔力が大量に含まれてる。
歩いて回復しない、吸収しなかったので気がつかなかった。
攻撃した、格闘士で防具を着けての攻撃でMP吸収が発動するのだった。
ケン達に履かせて試した。
「凄いです。メンテだと痛みが全然なく威力が上がりますね!
MP吸収も凄い!」
ケンは絶賛した。
「MPこれなら、ゴーレム作るで予備で後ろに出してもMPおつりくるよ!」
シークも絶賛。
「これ、凄い事、MP敵から吸収なら、
敵MPを減らせ、魔法を防ぎ、眠らせてと特殊状況も発動するかもですよ」
MPが足らないと当然魔法は発動せず敵は無駄な行動をとってしまう、
MPがゼロだと眠りに落ちる、レイは流石、そこまで気がついて指摘してくれた。
全員、嫌、3人はMPが全快して、
ビビ以外は【足技】を習得した。
上機嫌だった、ビビは不機嫌になり、
一人寂しく、SPを使って、激励鞭を練習してた・・・
がんばれ~~~
思わず、激励してしまった。
錬金術師のメンテナンス魔法はその素材の硬度、柔軟度をあげる。
これは武器の攻撃、クリティカル、防具の防御、回避を上げるという事だった。
それで、一日持つはある意味、
低レベルの装備品なら装備のランクを上がると同じ効果が期待できた。
そして、その素材は金属に限らず革や服にも適用した。
ダイスケだと晒、皮鎧、ローブ、僧侶のローブが胸胴体を守ってる、
これ全部にかかる。
MPが時間があれば自然に回復を考えるとこれは大正解の技能だった。
耐久を考えれば、魔法金属の武器防具に必要ないと思えたが、
全然、そんな事は無かった。
ビビは機嫌が最悪になっていた。
吸ブーツでのMP吸収は格闘士の防具での攻撃だから発動で、
ビビだけは出来なかった。
「私の体はどうせ成長しないのよ」
エルフは長寿なのは、成長、老化が遅い時期があるかららしい。
その時期が人によって違って少女で止まり、17歳で止まり、
20代、30代、50代と止まる時期がありそれで長生きなんだそうだ・・・
17歳で止まるなんて、声優さんじゃん・・・ゆ○りん、エルフだった・・
〔違います〕
まだ70歳とかで止まらないだけマシらしいが、
一番は20~25と言われて女性の場合はこの年齢層が良いとされてる。
男性だと40~60だそうだ。
15歳以下に見られるは、
この世界では子供に性行為はタブーになるので、
誰も外見で誘わないからモテないという事らしい。
ビビとチェリーが仲良くなったのは、
同じエルフで同じ悩みをもっていたからかもしれない・・・
だから、チェリーが襲うというのはそれだけ、
男性関係では相手が居ないと言えるからだった。
神が信じられて、教会がタブーと言うなら、
その趣向の人は少ないだろうし、
付き合えば他の人から変な目で見られ、
その趣味と思われるだけで社会的にマイナスになる。
外見で無く付き合えばっと言ってもその出会い自体が無いらしい。
だから、太れと親が言うのか・・・痩せてると子供っぽく見える。
胸があれば少女に見られない、せめて胸さえ・・・
ビビ、元の世界の俺に被る、俺も外見が若いころから、
オヤジで若ハゲ、せめて痩せれば・・・て痩せれんって!
「体質は無理ですね。あきらめましょう」
元の世界で痩せる努力を簡単に諦めたダイスケは言った。
「ちょっと!!!そこは諦めたらそこで終わりだよとか、
夢を捨てては駄目とかの定番の言葉でしょ!」
「自分で成長しないのよって言ってるじゃん」
ダイスケは修行が終わり、MPで【重力減少】と【活水】を出すぐらい、
【活水】が必要はビビで今は休憩で話をしていた。
もう、時間的に修行は終わりで、これが最後で水をだして、
飲んだビビは言った。
「さ、それじゃさっさとお尻を出しなさい」
ほんと、勘弁して欲しかった。
MPが無いので出来る修行は激励鞭1SPだから、
ゴーレムにと考えたのだが、
これは味方、使役獣にする技能だから、
今は敵を守ってる設定のゴーレムは駄目だった。
味方の誰かが犠牲になるしかないのだ・・・
あんた人に散々しといて、自分は嫌って何よと強弁された。
絶対、目が怪しい、というか怖い・・・
素晴らしい、嫌、恐ろしい程鋭い鞭の音が鳴った。
「うーーーー痛い!」
痛さで、涙がでた。
10歳の少女に手籠めにされるの意味がわかった。
ビビ、魔法使い系だけど、レベルがあり、
攻撃力の数値がLV3のダイスケの数倍はある、
ビビ、元の世界の相撲取りを片手で投げるくらいの力がある。
それなのに、多分、本気で鞭を叩いた・・・鬼だ、こいつ、
ダイスケの鞭を皆が痛くないはそのレベル差だった。
痛みと同時に力が湧き、鞭の速度が遅くなった、
いや、遅く見えたのだった、
次の鞭をかわせた。
「ビビ、ちょっと、出来てるよ、習得してるって」
ダイスケは飛びのいて、両手を広げて言った。
「え、そうなの、やった」
やったが小さいよ!
絶対、自分で分かった癖に、鬼だこいつ・・・
ケンのそろそろ帰ろうかの声で、ケンの方に目を回した時、
通路の奥の方の暗闇に小さな光る点がある事に気がついた。
不思議に思い、鷹の目を使って闇を見つめた。
【鑑定】をケン達に手本で見せる為、
自分が使っていてまだ有効な時間であった。
眩暈がした。
光る点は、メニューの表示する時の光だった、
そして、それは恐ろしい程、遠くにあり、
光る点として見えるのは、
その膨大な数からだった・・・
ゴブリンの軍団が闇の中に蠢いていた。




