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本屋




             


世の中はそんなに甘くなかった。


多くの店を回ってみたが隠しスロットの武器や防具は何処にもなかった。


本来の武器を特殊な加工でスロットを増やすのだから、

新品で作れば高額で普通は一流の武器防具屋で扱われる物だ。


鑑定が出来ない商人が手に入れるのは本来は確率の低い事だった。


「やっぱり普通は無い事ですよね・・・」


レイは納得したように言った。


「それはそうだよね、確かに気が付かずに売るはありえますが、

その出る確率がどう考えて低いですよね・・・」


一通り見たので革のベルト状の物を4つ買って木の矢を多めに買った。


後、水筒用の竹を見ていたら、薪用として規格外の竹をまとめ格安で売っていた。


水筒の大きさ長さが合わない、長く浸かると少し漏れるかも?


品質だからと説明された。


ダイスケは考えがあるとケンに伝えた。


「金額がコレだけ安いと良いですよ。」と言ってくれた。


晒を追加で多めに買って、工具は取り合えずハンドハンマーとペンチを買った。


革、布の工具という意味で糸、針の裁縫セットも安かったので買って。


連絡してみた。


「今・終わった」


と簡単の文章だ。


師弟関係がある形になっているのでギルドカードでビビとはメールやり取りが出来る。


20文字の制限はあるがそこは短縮の言語や決めた暗号が定例文であり、

字は簡単に送れて、こちらの言語はその字の文を書こうとすれば、

指が勝手に字を書いてくれていた。


「今・向かってる」との事だったので4人で本屋に向かった。


丁度、本屋の前で会えた。


「どうだった?」


ケンが聞いた。


「大丈夫、受けてくれたわ。

夕食を奢る事になったから宿の部屋でかけて貰えるわ、

その後、皆で宿の食堂で食べる手はずよ」


「良かった」


「これでこの地域で選べる職種は全てで安心して習得後にレベル上げれるわ」


「何で職業を取ってから上げないのか、不思議だったって言われたわ」


「うっ」


ケンが呻いた。


「それ、言ってよ!

て怒ってみせたけどまさか知らないと思わなかたって」


「それより、本屋さん入りません?」


助け舟を出した。


ケンは目で感謝を表していたが・・・


真面目に落ち込んでいるのはわかった。


いい子だこの子。



本屋は日本のそれとは違い、面展示の本ばかりでアメリカタイプの感じがした。


本の品数在庫より話題の売れ筋置くという感じで商品は少なくポップなど無く、

入った瞬間に

「いらっしゃいませ、どのような品をお探しですか?」

と言われた。


「呪文詠唱文の本を探してるの?」

即座にビビが答えた。


「こちらのになります」


店主は店内から本を選び出し本の内容、値段、評価、作者名、

その概略などを説明してた。


手もちぶさくなり店内を見て回り、

「魔獣辞典」と書かれた本を手に取りページを開けようとして瞬間。


「ダメです!」

鋭い声が聞こえた。


ケンだった。


ダイスケはビックとして手の動きを止めた。


「スミマセン、ちょっと文化の違う国から来たので」

店主に向かって謝罪した。


「私も開けようとしたのでビックリしました。


生まれて初めて盗みを見てしまうかと思いました」


「この本とあの本も頂きます。」

ビビが申し訳なさそうに言った。


店を出て、その瞬間に怒られた。


「ダイスケさんいい加減にして下さい!」


「何かする前に、言うって言ったよね」


「お金を払わず、本の中身を読むはその知識を盗む事です。


盗賊になりもう冒険どころでなく鉱山で奴隷労働の身に落ちます」


「あんたは馬鹿なの異世界から来たなら文化や法律違うのだから、

まず、聞いて行動しない?

何、自分の都合の良い法律、常識が有る前提で偉そうにしてるのよ!!」


今回は4人とも完全に怒ってる、真剣に怒ってる。


子供を叱るとき、

本当にその子が死んでしまうような危険な事、

信号や道路規則、

そして、

店で店頭の食品を美味しそうだからと食べるとか、

犯罪者となって人生を棒に振るとかの場合は親は真剣に怒る。


何、この人達を子供扱いして、

上から目線で偉そうにしていたんだ、俺は、

馬鹿だ、本当に・・・


ゲームの感覚で好きに出来ると思い込んでいた。


死んでも、何か、あっ夢だったんだ、

で元の世界で起きれると根拠の無い自信があった。


俺はリセットできるかもでも、

巻き添いになったこの人達は本当に迷惑以外の何物でもない。


「本当に申し訳ございません。」


今回も自分が悪いは理解できた。


「元の世界で本が好きでいつも本屋で立ち読みするのが習慣だったので、

まさか、立ち読みがこれ程の事とは思いもしませんでした。」


言い訳にすぎないのは分かっていたが説明したかった・・・


「完全に油断していました。ごめんなさい」

泣きそうだった。


そう、この世界では街中や村の中、人だけの場所では犯罪は無い。


だから、商品は置きっぱなしだし、

本もカバーなど付いてない、中身を覗く人間はいないのだから当然だ。


「それは作品、

本の製作の方の努力や正当に得るお金を奪う行為ですよね?


ダイスケさん世界でも?」

本当にそう言われればそうなのだが・・・


彼らの怒り方も多分、母親や父親のそれで、

幼少時にきつく躾けられたからだろう、


子供がギルドカードを取る前にやっておかないと、

とんでもない将来を子供に科せてしまう。


皆、それが当然となってるだから犯罪が無いのだろう。


「私たちの世界は罪の重さがあり、

軽微な罪とされる物は処罰されないし、


本がまず、私の町には数軒の本屋があり、

小さいのでもここの百倍の在庫を持ち、

大きい本屋だと千倍くらい本があります、


更に街には必ず図書館という無料で本を貸してくれる公共施設があり、

その施設は大きい書店の5倍はあるので本の知識を求めるのは無料です」


「えーーー、なんで???」

4人は驚く。


「知識で魔法と同じ様な事が出来る『科学』が私たちの世界の魔法で、

知識が高度なほど国が富みます、


その国民に知識を与えるは国を強くするので、

国が知識を国民に無料で開放してます。」

更に説明する。


「ですから町の本屋さんは娯楽の読み物の本を主体で営業していて、


中身を吟味して買って貰うで本の中を少し見る事は普通に皆がしてる事で、

本屋さんも全部読んでる程だと注意しますが、


客も自然とパラパラ少し読んで買うが当たり前、何です」


「そこまで違うと気持ちはわかりますが・・・どうする?」


「わたしもダイスケさんは良い人で一緒に冒険したいと思いますが、

皆を、皆の人生を危険にできない」


「ダメです!」

レイが力強い声を上げた。


「人を助けるは自己満足であってはいけません。


その人が助かるまで導くのが人助けです。


この状態でダイスケさんを放り出せば彼は間違いなく犯罪者となり、

鉱山労働で一生を終えてしまいます」

レイは熱を持って訴える。


「私はそんな無責任で非道な事は出来ません」

聖女だと思った。


「ケンがちゃんと止めたのだし、

こいつは馬鹿だから監視は私がしてやるわよ」


ビビ・・・

なんか、嬉しいのだけど・・・


「俺は別に観てれば防げると思うし、

今後、街中や初めての場所では会話をして、

先に情報を共有すれば問題ないと思うぜ」


シークありがとう。


「分かった、皆が良いなら僕はダイスケさん好きだし、

今後気をつけて、

否、事前に確認をして行けば良いです」


「ありがとう」

涙が出そうだった。



「それではバンパイヤバット件でギルドに僕は行きますね」


宿に戻ってダイスケが長弓で弓鞭が出来るか?

を確認するためケンから弓を預かって宿にむかった。


宿に向かう小道でレイに謝罪とお礼を言いたくて、立ち止まり振りむいた。


レイは突然の事でダイスケとぶつかりそうになって荷物を落とした。


さっき、本屋で個人の金で買った本がこぼれ落ちた。


拾ってあげようとして手と手が触れ合い。


「あ、すいません」と声を上げてレイの動きが止まった。


その時、本の題名が見えた。


『オーク集団に包囲襲撃された修道女達~~神様もう私たち・・・』


何それ!!!


あの騒がしい中、何を買ってるだよ、あんた!


俺の感動と感謝をカイセヨ!


は、いけない。


又、固定観念で判断してしまった。


危なかった・・・・


「オークて、私達の世界に居ないのですが、どんな物なのです?」


事実を言ってる、問題ないだろう?


「オークこそ人類の敵よ!」


ビビが凄い剣幕で話出した。


人はエルフ、ドワーフ、ホビット、

人間と種族があるがギルドカードが効いて、

犯罪者は居ないし、

詐欺窃盗殺人の犯罪は明らかにされ、

王族、貴族、聖職者だろうが適用される。


平等で戦争は無いし平和にやっているそうだ。


只。亜人と呼ばれる種族は皆、人に寄生して人の天敵となっている。


それとの間に略奪、紛争があり、それがこの世界の戦争だそうだ。


オークはその最大の天敵の一つで体は人よりひと回り大きく、

人間種最大のエルフ並みの長寿、

戦闘、魔法とも高レベルの強敵な上に体臭に【歓喜】の効果持ちで、

尚且つ、【絶倫】で両刀使い。


性的に人を支配する。


魔法が有りの世界でその才能が優れるは一人で千人以上の戦闘力になる。


各王国は人材を集めるが国防を強くする道として冒険者や有能な人材を登用する。


そして、王族自身が自分達を鍛錬、

強さを求め一般人だろうが強力な人物は伴侶に加えて引き上げる。


オークはそのトップの王族を寝取り、国を乗っ取る。


完全に王族、大貴族、教会を洗脳し終って、

国民は知るそうだ、宣伝、謀略が得意でずる賢い最悪の敵。


現在3つの王国がオークの手に落ちてる。


一番の脅威。


人族は女性の方が多い状況で売春は無い世界、


女性はブスだと実力を必死でつける、

ブスは強いは定番の評価で、

やっかみを加味してもそうだと言えた。


女性の方が性的、精神的に愛情に餓えてる、


オークはそれを突いてくる、性的に快楽を与え、

SMプレイで従順にし、洗脳し愛を呟き続けるらしい。


そして、実際にいつまでも愛し続けて決して捨てない。


従順なら優しく自身の命を懸けて助けるらしい。


一度、堕ちると人類の敵になろうとそのオークに命を捧げる。


・・・・オーク、ダイスケの世界の空想よりヤバイじゃん!!


レイ、人類の敵にまっしくぐら???



「レイさん」


「人類の敵を研究し対策を立てるは当然の事です」


こいつ、何、聖女顔して痛い言い訳強弁してるんだよ!!


はーーー俺の反省と感謝を返して欲しい。


「オークは人間社会に寄生しますが貴族など支配層に寄生します。


単純な問題で無いのです」

レイは真面目な顔で続ける。


「オークは性欲と食欲しか興味無く、


人を自分の性奴隷にしますが性欲は無限でも、

時間は有限で相手の女性や男性は中毒患者の如くオークを求めます。」


「当然、時間が有限であり、奴隷の数に限りがあるのですから、

権力が有りの有能な人物を狙います。」


オーク自身は政治に興味は無く、

自分の時間は食事と生殖活動に費やされ、


食事は雑食で何でも食べれて、

量さえあれば良いで全く贅沢しない、外出やパーティもしない、


ベットでは貴族のご主人様だが城内ではメイドなど下僕からすれば、

馬の方が手間、維持費もかかるぐらい。


下僕に優しく、無理な命令もしない、

感謝の言葉を述べる紳士的態度。


超イケメン(この世界の人の美意識)近づけば快楽の効果の臭い、

シーツや衣服を洗うが競争になり、

まさに最高、孤高のご主人様となるそうだ。


そのオークに選抜された優秀な人間が、

自分とオークの生活を守る為に政治、軍事を行う。


配下のオークも同じで有能な人間を選び手にしていき、

自分はベットでしか活動をし無い。


トップや上の役人が超優秀な社会が出来る。


租税を軽くし商業を発展、富の還元を社会的にする。


人間はどの道ギルドカードが有効で犯罪が無く平和暮らしが出来。


カードでグレーゾーンな賄賂汚職が殆ど無い、

平和で公平な優秀な政務官に指導し改善され続ける社会。


人の、貴族、王族の王国側がオークを人類の敵と言い、

潰そうとしている状況なのだとか・・・


オークに支配された国ほど貧しい人が少なく、

国民の幸福度が高いと言われているそうだ。


心の中で色々葛藤はあったが宿に戻った。



部屋に上がり直ぐに長弓に革のベルトを着けてみた。


良かった出来た、名前は長弓鞭で弓の性能は長弓のままだった。


只、鞭の攻撃は2だった。


が、この程度なら味方のダメージは気にしない程度だった。


シークのミスリルの弓をやってみたらこれも出来た。


名前はミスリル弓鞭だった。


弓の能力効果は全てミスリルの弓と同じだったが、

鞭は攻撃は5あり、微妙な感じだった。


これは眠りの魔石がミスリル弓についているのだが、


それがどう効果が表れるか実験してみる事になった。


【祝福】はまだ有効だったので、

装備の上からなら多分ダメージは無いと考えて、

そのままの装備で受ける事になった。


皆の話を聞いて、自分が勘違いしている事に気がついた。


防具の無い処では防御効果は発揮しないと、極、当たり前の事だった。


兜、鎧を着ようが首や顔に攻撃喰らえばダメージは祝福分しか軽減されない。


ゲームでは防御力が上がれば、

全部上がったで「攻撃-防御」でダメージが出るが、

実際の戦闘でそんなバカな事は無かった。


何で、足の防具の防御力が手先にあたった攻撃に影響するの?


馬鹿かこいつと言う目で見られた・・・


晒の防御はその該当部分に当たった時に有効で斬撃軽減も当然そうだった。


フンドシも当然そうで面積的に大した防御では無かった。


冷気や熱などの魔法やブレスの軽減も、

基本その防具のカバー部分なんだが、

籠手と盾はそれをそれこそ盾にして防ぐ為体全体で影響する。


足防具は冷気、電気、火炎と効果は地面に伝わり影響するし、


鎧は防御面積が多い、


兜はダメージ受けやすい頭で結構減らせるから、


全身で受ける魔法攻撃は防具で各部位で減らせる、


魔法はその発動を読み、


地形を考えたりで移動し、隠れたり、


体を小さくしてその部分で受け、


魔石、魔道具はその空間で影響力あるから、

減少という意味ではまあまあ全体と考えて良いとの事だった。


只、晒&フンドシの攻撃の追加効果は凄いと皆言ってた。


チートとゲーマー気取りで神様に文句は申し訳ないと反省した。


回避もそれに当たって滑るという意味での回避で、


掠る様な攻撃を滑る様に流すと回避との扱いになり、


その掠り滑るの当たり判定は特殊効果もダメージも発生しないので、

回避で問題ないそうだ。


レベルや力の増加で攻撃力が上がるのはそうだが、

別に全力を入れなければいけない道理はなく、

当たり前に手加減は出来た。


いつも全力しか出せない人間が居る方がおかしい、

と馬鹿にされた・・・


ゲームがそうだから、

実社会では不思議な事も常識と思ってしまう、

オタクが社会適合出来てない状態で恥ずかしかった。


魔法が有る事以外は実際の物理で考えた方が良いと思った。


只、どんなに力を抜いても寸止めやダメージ与えない様に止めるのは、

特殊効果は発揮しない。


威力のある武器自体でダメージは与える事で攻撃と判定された、


その為、防具の方でそのダメージを防ぐ必要があった。


1だと祝福で防げ、2でも祝福とローブで防げる、

5だと、普通に中レベル以上の皮防具なら防げると話だった。


レイは水のローブでこれは防御は20あり、これで大丈夫、


ビビは火のローブも防御は20あり、これも問題ない。


ダイスケは僧侶のローブで10で、


これはダメージ調整で力入れすぎてだと、

もしかしたら1程度ダメージがとの話だったが、


その下にローブと革鎧を着て1と5で、

背中の部分を狙えば大丈夫だろうと事で実験してみた。


結果は心配する事なくダメージは喰らわずに時々【眠】り効果がきた。


「これ使えるよね!」


「鞭の支援効果を利用は戦闘中するのにわざわざ無いでしょ、


先にかけて起きでキャンプで使うから眠りでMP回復できる」


ビビとレイから指摘にシークも頷いた。


「ダイスケさんこれ画期的です。」

過去の気づいた冒険者居たかもしれだけど一般に伝わってない。


スロットを魔石を合成はある程度レベルがあがってからで、

わざわざ、味方を攻撃の用のダメージ低い武器を持たないし、


味方を武器攻撃という事自体、魔獣使いで激励鞭を使ってこそ気づく事。


鞭でも市販の物は攻撃も兼ねてるのでダメージはもっとある。


勿論、剣や斧と比べると圧倒的に少ないが、

鞭はその音、イメージで実際よりダメージある印象があり、

味方に打つは変態的で普通はしない・・・


ビンタと同じで、

冷静に考えると自分で両頬叩いて気合を入れるぐらい威力で、

あの程度の攻撃と考えるとダメージは1とか小数点以下である。


顔に喰らうのと、

あの音の恐怖心で嫌だと思うだけでダメージは少ない。


心理的ダメージ高いだけ、鞭も同じ。


だから、味方にするのが心理的抵抗と常識的な行動規範から

気づかない冒険者が多いのかもしれなかった。



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