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 初戦闘




「忍び足と鷹の目、ちゃんとしてるみたいだね」


シークは鷹の目を使い遠くの森を監視しながら言った。


「ハイ、出来るだけ使い意識を持ってやってみてますがまだ覚えません」


ダイスケは鷹の目を使う気持ちで出来るだけ遠くの森を視て答えた。


「クエスト中は覚えやすいと言われてるから頑張って下さい」


レイは近い麦穂をみながら言った。


「6か月と言ってもLV5までを全部理論と形叩きこまれ、

ある程度形にして、

LV1を極めて卒業て流れだからさ、

LV1だけならあまりかからないよ」


ケンは言った。


「師匠が教える場合は生徒は当然仕事してる。


まー冒険者も仕事で生計を立ててるから自由時間1時間で。


三日の一度とか普通だから毎日根詰めれば直ぐにいけるかもよ」


シークは笑って言った。


「あっ!」


夜空の遠く彼方に光るメニューを発見した。


「え!?鷹の目を修得したん?」


「あ、いえ、魔物です。バンパイアバットと言う奴です」


メニューを確認して指をさした。


「え、うわー 本当だ。

何で【鷹の目】無しに、

この距離でジャイアントバットとバンパイアバットと違いわかる?」


顔が???の感じだ・・・


「メニューが見えたもので・・・なんかスイマセン」


「それより、こっちに向かってきそうなのか?」


ケンは緊張して言った。


「まだ距離はあるが方向的にはこっちの方に来そうだ」


「ビビ、魔物発見の合図を。


シークは【追風】の方向を変えて【風盾】をかけてくれ。」


「レイとダイスケは後ろに下って戦闘態勢」


ケンは的確に指示した。


ビビはライトの魔法を杖を使って高く限界まで高く光を上げて。


サインの様なモノ?


なんか不思議な動きで一定速度で動かした。


ライトは魔法は一人1個までしか起動出来ない。


ライトの1つはダイスケが造り、1つはビビが造り、

ビビのライトを光文字(狼煙代わり)に使うと決まっていた。


これで城に連絡は出来た。


城を出る前にレイに神聖魔法の【加護】をかけて貰った。



 加護   :   聖なる力で全身に保護の被膜を張る。

          運、防御、回避が+1上がる。

          出血を抑え止血する。効果は約一日続く。



これは神官が使える魔法で、

体全身に聖なる膜をはり刃物などの出血を止める事が出来た。


人はナイフで刺されても死んでしまう、

それは血が流れ止まらないから出血死してしまうからだ。


勿論、切断、粉砕、傷が大きすぎるはダメなのだが、

これでゲームの様にHPで戦うができた。


首や手首を少し切られて死ぬ事は無く、

切られた処から血が流れずに血も早急に凝固する、

すぐに大きなカサブタとなった。


しかもこの魔法は一日持つ、教会で銅貨一枚でかけて貰えた。


だから、パーティに神官が居なくても冒険者は皆かけた。


定番中の定番魔法であり教会の重要性を増す要因となっているのだった。


そして、ダイスケはそれらを掛けて貰った事で、

神聖魔法と風精霊魔法をスキルで習得可能となったのだった。


「土よ、我に力を貸し、我々を守る 壁を造れ ウォール」

ケンは【土壁】の魔法を使った。


地面がせり上がり1・2mの高さ5mの横幅の土の壁が出来た。


土の精霊魔法のLV1の魔法で相手の魔法攻撃、遠距離攻撃、

ブレスなど防いだり威力を減少させる事が出来た。


皆でタイミングよく屈んで壁を盾にすれば良い、

状況次第で使用法は色々ある物だった。


この場合は上は【風盾】

正面からは【土壁】で遠距離攻撃に関して完璧に近い防御が出来た。


シーク、ケン、ダイスケは跪いて弓を構えた。


銃での戦闘の場合は跪くと被弾率は半分になり寝転がると16分の1となる。


近代歩兵戦で小隊で移動中攻撃を受けると皆すぐに這いつくばる。


しかし、

隊長だけは跪いた形で敵がどこから撃ってきたか確認しなければならない。


隊長経験者は皆、怖いから自分の早く這いつくばりたいと考えるそうだ。


軍隊で匍匐前進を採用、練習するのはその為である。


正面から自分が撃ってみればわかる。


跪けば的は半分、地面寝られたら16分の1の標的面積になる。


塹壕に入られて土の壁から目から上出せば、

その面積の狭さは理解出来るだろう、


だから、陸軍の兵士は鉄兜とスコップが標準装備となっている。


弓を使った射撃戦でも全く同じ理屈が成り立つ。



バンパイヤバット : ジャイアントバットの上位種族。

           超音波を使い。

           光が無い状態でも飛行が出来る。

           超音波催眠ブレスで複数睡眠状態にする。

           吸血、麻痺、バンパイア化の特殊効果攻撃。

           ?????????


「蝙蝠の超音波って数キロ先届くんじゃ無かったけ・・・」


呟いた瞬間、強烈な眠気が襲った。


「悪意により、奪われた体の自由よ 神の恩慮を感じ取れ 

キュア コンディション」


他の3人の睡眠状態が回復した。


キュアコンディション: 味方全員の目潰し、眠り、恐怖、不快、快感・病気を回復。


全耐性のケンがこの魔法を持つのは強い。


「油断するな! ダイスケさん説明!」


メニューを早口で読み上げた。


超音波が数キロ届くの補足もつけたした。


「まだ、こちらが攻撃できるまでに距離がある、

催眠攻撃もう一度くる筈、意識をしっかり」


と言ってる、矢先に眠気がきた。


来るとわかっていてもキツイ!!


「耳に聞こえないけど音だから!耳をふせげは防げる!」


俺は叫んだ。


あ、自分で声出すのも良い。


自分で叫んで気づいた。


後衛の女性は耳をふさいだ。


前衛は弓を持つ為、歯を食いしばって耐えてる。


「自分で声を出すのも有効です!」


「よっしゃ、あとちょとだ!そのまま来い!」


「ダイスケさん、気付いた事何でも言って下さい。

弓はシークが一番射程が長い、

その次は僕でダイスケさんはその後で狙って撃って。


すぐに魔法攻撃を準備してください。」


ケンは耐性はあると言っても絶対では無いからか、

音をとぎらせない為かゆっくり目で切れ間無い様に喋った。


「キター、いまじゃー」


シークの弓矢は翼を貫通した。


しかし、穴は開いてる筈だが全く速度を落とさず向かってきた。


速い、ケンの矢は外れた。


ケンはすぐさま剣を抜き構えた。


俺の矢は当然如く外れた。


イメージで完成された魔法を発動しようとして、

ふと、上で発動してる風盾が気になり、

起ち上がりながら横に移動した。


その時に夜空に強大な炎の渦が発生した。


凄まじい熱量で夜空が昼の様に明るくなった。


バンパイアバットはその中心で燃え上がっていた。


炎が収まり、バットはどう考えて大ダメージをくらい、

ヨレヨレと落ちそうになっていた。


はっと思い出し起動状態の魔法を発動させた。


ダイスケのファイヤーアローが夜空を飛んだ。


(しまった、無詠唱してしまった!!!)


「ファイヤーアロー」と声を大きくして。


誤魔化した。


少し遅れたけど呪文を言ってるからいいよね。


と勝手に納得してると。


もう一つのファイヤーアローが夜空を飛んでいき、

蝙蝠に二つとも当たり、蝙蝠は墜落した。


「パラパラッパ パッパーン」


「パラパラッパ パッパーン」


国民的RPGのBGMが聞こえた。


レベルが二つあがった。


「あんた、何したのよ!!」


「すいませんでした。失敗しました。」


4人とも驚き、口をパクパクさせていた。


「えっと、火がついた状態で麦(?)畑に落ちたみたいですけど・・・」


「あ、すぐ行こう」


皆で走って落下地点にいった。


麦の様な作物に少し火がついていた。


レイはミストを詠唱して、

その霧を人の腰の高さぐらいの延焼してる範囲に調整した。


 ミスト    : 大気中の水分を使って

          敵全体に霧を発生させて

          敵の視界を奪う、敵の命中、回避を下げる

          敵味方の逃走確率が上がる


水精霊魔法LV1の魔法でミストシャワーで消火にも使えた。


というか、

生活ではその使い方と夏の定番(笑)の温度下げの使い方が多かった。


火は勢いを弱め、ケンとビビは【砂掛】で火を消した。


 砂掛     : 大地の小さい砂を動かして

          敵グループにぶつけてダメージを与える、

          砂煙と砂粒で目潰しと口鼻に入る事で

          呪文中断効果がある。


土魔法LV1でこの様に消火に使えるが、

実はこの魔法はスベスベの板など下にした荷物を、

その地面の砂を動かす事でソリの様に動かす、

運搬魔法として社会で使われる生活魔法だった。


俺とシークは足で踏んで消した。


回復、火、風では火を消すどころか逆効果の魔法ばかりで、

一見、使えそうな無限コップ水は・・・


念じて出る水がチョロチョロの水量で、

次までの継続時間が有り連続で出来ない・・・


足で消した方が効率が良かった・・・


消し終わった頃にギルドと衛兵の集団があらわれた。


ケンが話をしてとりあえず巡回のクエスト中なので終わらせて城に戻る事になった。


城の巡回の依頼は2時間で城の周りを警備、巡回する事だった。


普通に歩いても50分で回れる、本当にわざとゆっくり・・・


嫌、真剣に警戒監視を行いながら周る必要があった。


今パーティは後20分で城につく位置にいて、

今現在1時間くらいしか経ってないので十分に周れクエスト達成できる。


ポイント的にもお金的にも都合が良い事だった。



「失敗したって、三段魔法を使おうとしたんですか?」


歩き出してすぐにケンが聞いてきた。


「三段って、何ですか?」


「あんたねーー! 連続魔法発動をさせておいて失敗って何よ!!」


ビビは堪らず声をあげた。


「人間種で歴史上一人しか出来なかった。

歴代魔王ですら三体しか使えなった。」


「伝説の物語の誇張でそれは出来ないって学説を唱えた。

私の亡き父に謝れ!」


「ビビは落ち着いて。ダイスケさん説明お願いします」


なんかパターン化してきてるなー


一から説明した。


「無詠唱をしてしまったので、

誤魔化そうと掛け声だけを後で言ったら、

魔法が発動したって事ですよね」


「ハイ、そうなります。すみませんです。」


「無詠唱は念じれば発動、

短縮詠唱ではイメージをしなくても出来たって事ですか?」


?????


「最後に呪文名を言うだけの魔法発動は短縮詠唱と言います」


レイが説明してくれた。


徐々に短縮していき、

最後に呪文名を言うだけのが最高峰で最後の完成形だそうだ。


「短縮詠唱、イメージせずに呪文名だけで、

道の方向にファイヤーアローを使ってみて下さい、

横の作物に当てない様に」


「ファイヤーアロー」


難なく発動した。


「当り前じゃない。

短縮詠唱はイメージ・発動・移動・制御を一度にするんだから」


「そうなのか?」


「出来ないけど理論上はそう言われてるわ」


「じゃ、さっきと同じ、無詠唱から、

短縮詠唱でダイスケさんお願いします」


やってみたが二発目の短縮詠唱は発動しなかった。


「あれ、発動しませんでしたね、何故でしょう?」


「何故じゃない、発動しないのよ、普通は。


 魔法は前の魔法の待機時間が終わらないと次に魔法は出来ないは常識よ」


皆???て感じでそれぞれに考えてる。


「あのーちょっと宜しいでしょうか?」


深〇恭〇の物真似でいってみた。


「なによ!」

怒らせた様だ・・・


「ビビさん。


魔法使い二人が同時に攻撃魔法を使って敵に同時に発動するですよね」


「それは当然よ」


相手の場所は関係ないでも火って酸素を使う化学反応だろ?


起動の燃焼に使う酸素は相手の場所で無い・・・


あれ、先の出来た時と違うの起動の位置を変えてない事。


火をおこすのに酸素が必要、

ファイヤーアローはその自分の手前で燃えて相手に向かっていく。


これ、自分の目の前の空間の酸素使ってるって事だよね。


水魔法はその空間の水蒸気を利用、風魔法は空気、

土魔法は地面の砂や空間の塵を利用なら、

その空間の物質と魔力を消費して、

それが回復するのに時間がかかるとすると・・・


魔法の連続発動は場所を変えるのか??


だが・・・


「ヤッテみてもよいですか?」


「勿論、歴史的瞬間に立ち会えるなら大歓迎だ」


先に無詠唱で地面に屈んで地面に手をつけた。


先の時、射撃で手を土壁に接していた。


空間より地面の方が質量は多い、

全てに魔力が宿るなら地面の方が圧倒的に多い筈、


そうでなければ土魔法はあんなに質量、

つまり重い物を動かせない。


エネルギーが釣り合わない。


そう考えると大地から魔力を奪って、

その空間の酸素を利用して発動寸前にして置き。


起ち上がり移動し、発動、

その場所の酸素、魔力を使い最速の短縮詠唱で発動。


「ファイヤーアロー」


見事、二本の火矢が連続で飛んでいった。



「「「「おぉーーー」」」」


ビビとレイは泣いていた。


ケンは感動していた。


シークは嬉しそうに眺めていた。


俺は酸素、空気、水蒸気、

大気中の塵などの科学的説明は省いて魔力の方で説明した。


説明が詳しくないだけで嘘ではないし、

説明して理解してもらうに恐ろしく時間がかかりそうだったからだ。


「歴史的大発見ですよ!ダイスケさんの名は歴史に残りますよ」


レイは興奮気味にいった。


「いえ、皆さんのお陰ですから私はそう言うの興味ないし、

目立ちたくないので秘密でお願いできませんか?」


「私がいなくなったり元の世界に帰ったら、

皆さんの偉業にしてください」


「そ、そう。


あ~~これで私は大魔法使いとして歴史に名が刻まれるのね」


他の三人は『それないわー』って顔をした。


「ちょっと、ビビ、あなた何もしてないでしょう?」


「なによ、ちゃんと魔法に関するアドバイスをしたじゃないの」


「アドバイスってどこがよ!ダイスケさんの疑問に頷いただけじゃない」


「私のその肯定的な態度が偉大な発見を・・」


「ビビ、短縮詠唱できる? 

無詠唱も?

ダイスケさんが居なくなって誰がこれを証明するのよ?」


「無詠唱は現在、誰も出来ない筈よ、


短縮詠唱ですら確実に出来るは5人くらいなのは知ってるでしょ?」


「・・・」


「ダイスケさん発見で名誉は彼の物だよ。彼の聖人的な態度に甘えてはダメだよ」


「俺は一言も喋ってないから辞退する」


「勿論、私もそんな名誉に値しないし、実際何もしてない以上いらないわ」


レイが俺を見る目が熱い気がする。


「ダイスケさんそれはマズイです。貢献していないので貰えないです」


俺の提案で雰囲気が悪くなりビビは泣きそうになった。


父が魔法研究でこの分野で人生をかけていたから、

その娘として知識はありで本当に嬉しかったんだろう。


「ビビさんの意見、受け答えは参考になりきっかけになったのは事実です。」


「ですからもしビビさんが無詠唱を出来る様になれば共同発見者として下さい」


「どうでしょう、皆さん。お願いできませんか?」


皆、ダイスケさんが言うならと納得してくれた。


ビビの目を見て


「ビビさん、本当に役に立つアドバイスでしたよ。


今後も魔法の事を色々お聞かせ下さい」


ビビは胸が無いので視線が移動しないから、

ドキドキしないので落ち着いて話せた。


ビビは真っ赤になり視線を外して。


「ありがと。


絶対に無詠唱を習得するわ、

まー私くらい知識のある魔法使いに教えて貰えるだから感謝しなさいよ」


「あー 流石に歩きながらにした方がよくないですか?」


「「「「あ!!!!」」」」


ランニングでお城の周りを回った。


死ぬかと思った、レベルアップして無かったら、

多分あの距離は走れないと思った。




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