ファーストクエスト
ギルドに行きケンとシークは受付で手続きをした。
空いた席に座るとレイとビビが
「あなたは後衛になるからあたし達と同じになるわ」
「レベルが低いので最初は見てるだけでも良いのですが、
危険な前衛は流石に無理ですから」
と言われた。
至極当然な話だった。
「戦闘について説明するわね」
戦闘は基本、弓から始まるとの事だった。
弓の殺傷射程は大体200mくらいとなる。
(山なり射撃で軍隊などで一斉に上から降らすなら500mくらい行くそうだが、
個人戦闘で狙って当てて殺傷力があるのはこれくらいだった)
ライトの魔法は上空5mくらいを飛ばす、
相手は光の下でこちらは暗闇となり有利だから、
ライトをダンジョンや夜の戦闘で使うは定石だった。
5mはそれより低いと槍など長柄武器で叩き落とされ、
高すぎると光が弱くなる為だった。
ライトの位置は180~100mくらいで置いておく、
そのパーティ状況やいろんな条件で異なり、
相手にこちらの距離位置を読まれない様に変える。
更にいつ何時も冒険者は風の精霊魔法LV1の【追風】を使う。
これは自分達の後ろから風が吹くという単純で、
生活でも扇風機魔法と呼ばれる夏の定番(笑)魔法だった。
勿論、冒険者のは風力は増してかけて、
弓の威力、飛距離を上げるだけでなく、
自分達の移動、攻撃、速さも追い風を受けて上がり、
敵は逆の効果が発揮される。
戦闘前から移動の為にかけて起き、
いざ戦闘突入で風力を増すと言う使い方なので、
戦闘終了と共に掛けなおす必要があったが、
それでも効果は高い常備魔法で定番だった。
敵に弓戦力が無いなら最大射程は魔法攻撃が主体となり、
150mくらいで射程となる。
敵に弓遠距離攻撃が無ければ弓を持つこちらが一方的に攻撃できる。
魔物は夜目が効くのいるが、
魔物も明るいトコに居てはこちらを暗視は出来ない。
スポットライトを浴びて舞台に立つと観客席は真っ暗で見えない。
決して、
「ゆ〇りんが、俺を見つめて微笑んだ」
のでは決して無い。
ちなみに17歳でもない、絶対に!
敵のライトの下からは暗闇のこちらの姿は可視光線を使う視覚では捉えれない。
同じ弓遠距離攻撃でも(ブレスなど広範囲攻撃は別として)
かなり当てるのは難しいとなる。
更に敵の恰好(視覚情報)は自分達にはばれているので、
敵に遠距離があったら風魔法LV1の【風盾】を使う。
これは自分達の前方上空に風の渦の流れを作り、
矢など遠距離攻撃を防ぐ魔法である。
敵はこれを使われるともう遠距離弓戦で勝つのは不可能になる。
前衛は敵が必死で近づくまで待っていればよい。
敵が必死の突撃をしてきたら後衛を守って戦闘する。
【追風】は敵の移動、速さ、風に向かって剣を振るうのだから、
剣速まで減らされる。
近づく間、弓と魔法攻撃を耐えなければ行けない。
序盤で遠距離攻撃が殆ど無い敵を相手なら定番の必勝法だった。
現在のパーティではライトはMPを使わず、杖とダイスケの短刀で出来る。
ライトを前、右の2方向で警戒で置いて置く。
ライトは最初に念ずれば位置、光度はそのままで自分の位置に対応して動く、
歩けばそれ合わせて移動してくれた。
左は城のライトが上空を警戒してるから明るい。
前に進む関係上、前は照らすが敵(魔物)がいるなら、
城の周りに広大に広がってる農地とその奥の森が可能性高い。
何か見つければライトを上空に最大高さまで上げて城に知らせて。
攻撃できるなら退治して、
何もなければ散歩して終わりだそうだ・・・
こんだけ説明の前振りが長いと散歩で終わりそうな気がする・・・
警戒任務の基本は迷い込んでくる魔物だが、
盗賊などでも発見すれば追加褒賞が貰える、
勿論、撃退すれば褒賞も上がる。
ギルドポイントも同じだった。
只、ここ数ヶ月でゴブリン1匹となっている。
ので、殆ど散歩でギルドポイントの為のクエストという事だそうだ。




