パンツ
この世界にも同じようにゴムがあった。
ゴムは木の樹液から採取されるのだから同じである。
科学の発達で合成ゴムが出来、
貴重だったそれが大量生産で安くなり技術の進歩で糸ゴムが出来衣料品に使われる。
この世界では魔法で加工技術が進み魔力を帯びた素材を組み合わせて同じ様に糸ゴムを造っていた。
だからパンツは日本と同じ物、いや、西洋と同じ様にブリーフ、トランクスがあった。
しかし、ダイスケは敢てフンドシを洗濯した、いや選択した。
服、鎧の洗い物はスライムがしてくれるので楽と事。
タオル、ハンカチも鼻紙もいらないらしい。
フンドシは晒で出来るが晒は整体では包帯替わり使え、
更にそれを胴体に巻けば晒巻きでヤクザの戦闘で使われてる、
聞いた話だと水を吹きかければ刃を通さないらしい。
スライムに洗濯させると少し湿るとの事を聞いていたので、
それだと戦闘でも使えるんじゃ、と思った。
晒は木綿と麻があり麻は下着には肌触りに問題があるので、
木綿を探そうと思っていた。
やはり、こちらの世界にも綿をつける植物があり木綿の様な生地があった。
現在の自作包帯フンドシは結構、閉めなおさなければいけないし、
布地は薄いので少し透けて見える・・女性陣の目が怖い・・・
この世界の反物はやはり日本の和服と違い西洋式の布地の販売形式だった、
約30幅×約3mの巻物の形でなく110cm幅×10cm単位売りだった。
しかし、厚め生地の巻物売り(110㎝幅)の物があったのでそれを5m程買った。
ビビが服には五月蠅いらしく値段交渉で(値段にうるさい気が・・・)3小銀貨で買えた。
次はパックパックで、
この時代冒険者の定番品で元世界でもあるような大きな袋。
それこそ人が入れるくらいの物で、
1m×50cmの円筒型で両肩にかけれて、
上の紐で締めて、その紐肩に架けて背負っても良い物だった。
スライムバックも定番で、
スライムボックスを布にしてる形、
肩から掛けて腰あたりに下げ使う時に前に持ってくるという、
郵便配達員バックの様な物だった。
両方ともヤジ麻で出来ていて丈夫で防水加工だった。
定番だから品豊富で安いとビビは教えてくれてた。
ビビのスライムバックの品定めと値引きは鬼気迫る物があった。
おまえ、どんだけ、スライム好きなんだよ!
「沢山入るバックじゃないと沢山持って貰えないもんね」
小悪魔的な笑顔でいった。
そうですか・・・
荷物を持たせる気満々じゃん!
「別に良いですよ」
俺はよく女性の買い物を持たされて、
ぶーたれる男に
『いや、その女性が喜んでくれるなら男として嬉しくない?』
と考える人間だった。
「え!・・・そう、じゃ、その時はお願いね」
ビビ、顔を赤くして伏し目ぎみでいった。
シーク、ケンとレイは別行動で合成に鍛冶屋にいっていた。
ビビは俺に付き合ってくれた。
シークはビビが来ないのが残念な感じを出していた。
レイはケンと行くのが嬉しそうにしている感じがした。
「恋愛禁止」を「一応」と言った。
多分、パーティーで気が合うカップルが出来てるのだろうな・・・
ふと、そんな気がした。
異世界でもアイテム重いの運ばなければいけないし、
ハーレムでもないか?
もっと、最強&恋愛チートだと良かったけどなー
うん、まいっかな。
現実より、楽しそうだし・・・
「じゃ。これあげるね」
ビビはバックから小さなスライムをだしてパンパン叩いて球体にした。
「目をつぶって」
目を閉じてると顔のひんやり、ぐにゃとしたゼリー状の物が被さってきた。
息を止めた。
すっと顔から外れた。
(え、もう)
顔を冷えたタオルで葺いた感じと同じだった。
気持ちいい。
「顔と額に汗かいていたでしょ?
今、首だから、もういいわよ、さっきやったみたいにパンパンしてみて」
女性に「パンパンしてみて」言われたのでパンパンすると。
塊になって両掌に落ちてきた。
「そのまま。バックに入れて」
初めての事にドキドキしながら、にゅるりと入れてみた。
「ヤッテ、みせるから」
太い、筒状のモノを取り出して。
小さな唇をためらわずにつけて一気に吸い上げた。
「じゅるじゅるじゅーーじゅーー」
限界まで吸い上げたせいで、ひょっとこ顔で少し苦しそうな表情。
((((たまりません)))))
太い筒状のを握り、先端の小さな穴を人指しで押さえて。
自分の前の布を開けて。
自分の湿ってる場所にぬにゅりとゆっくりいれた・・・
「スライムバックにスライム入れると上の方に水疱ができるから、
こうやって竹水筒に入れれば飲み水が確保できわ」
上布を開けてスライムの中に入れられた竹筒は水を吸い込んでいた。
吸い上げたのは水筒を真空にする為で、
まわりにお色気がある雰囲気は全く無く、
ダイスケの脳内妄想だけは全開だった。
「さっき、わたしがオマケで水筒貰ってあげたでしょ?飲水確保は重要よ」
そうです、さっき店の若い女商人にかけあってくれてた。
「感謝しなさいよ」
はい、感謝して今晩のおかずにさせてもらいます。
買い物が終わりみんなで宿の帰り道。
「男性が背が小さい気がするんですがここだけ偶々ですか?」
俺は聞いてみた。
「何言ってるの男が小さいのは常識よ!
女性は出産があるから大きくて当然なのよ。
え、違うの?あなたの世界?」
昆虫、魚類ではそういうのが多い。
群れでハーレムを作る種族、
同族で争う種族は男が戦闘、
女は安全な場所で子育てと分業が進むが、
この世界は魔法があり女性が魔力適正があり戦闘力が強い。
更にこの世界には強力な魔物がおり集落全員で戦わないと全滅させられる。
人間種が最強種族で生存に有利な状況だと戦闘行為は同族争いで、
その場合、女性が戦闘に参加しないは、
負けても、
女性は相手群れに奪われて妊娠、出産をする、
遺伝子的にその種族は勝った種族の遺伝子を取り込み生き残ると言える。
実際、魔法、魔族が居ない私達世界はそれで男性が戦闘、
女性が出産を受け持つ分業体制の有利な社会システムになってる。
「俺、村で一番背が高ったんだぜ、ケンも同じだよ」
「レイは普通でアタシは低いけど男の平均より高いわよ」
「えっ!という事は私は男性では高いのですか?」
「そうね、高い方だし太ってるしモテるんじゃない。私はパスだけど」
何に勝手にパスしてんだよ。
「後、男性が少なかった気がするんですが?」
「男が少ないのは当り前よ・・・違うの?」
「同じ比率ぐらいです。」
「なにそれ、凄い羨ま・・・不思議な世界ね」
「ダイスケさん、それだと男が余る気がするですが?」
そう!
シーク君、そうなんですよ俺みたいのが余って・・・
「一夫一妻制ですので理論的には大丈夫なんですけどね・・・」
「え、それじゃ優秀な男遺伝子、社会で共有できないじゃないですか!」
「シークでも、それは女性が余らないともいえるわ!・・・素晴らしい」
この社会では男性はハーレムが認めれている。
優秀な遺伝子なら引く手あまたらしい。
問題は子供が出来たら社会的認知と金銭的援助の義務が発生するとの事。
しかし、優秀な男は取りも直さず資産があるので問題は無いが、
何十人もは王族クラスでないと無理。
他の男も貧しいなら嫁は持てない、
妊娠させて資金を援助出来ないでは女性が訴えると詐欺行為となり、
ギルドカードにそれがついてしまう。
だから、男性もおいそれと女性と結婚、子作りはしない。
教会は男女の恋愛は神聖で性欲目的の行為は違法と認定されてる。
当然、金銭を仲介した売春は違法となる。
女性は能力を高めてより稼げる、兵士、商人、官僚をめざす。
資産があれば生活は男をたよる必要がない。
子供もある程度作れば性欲満たす為に男を漁る。
若くて性欲溢れてる男はそれで満たされる。
モテない女性は能力を上げて金を手にするしかない。
勿論、金も顔も関係無く、
人として男女として好きになりの大恋愛も当然存在する。
不細工で金もない女子はそれを渇望する。
現代でもモテない金ない男がありえない理由で、
アイドル美少女が何の努力もせず好きになって、
ガンガンやらしてくれる・・・・
同じ様な幻想に近い夢想をこの世界のモテない女子はするのだった。
只、ダイスケは
「背が低くないんだ・・・」
その事に喜びを感じていた。
8つ重苦のチビは無くなった。
そのまま宿に戻り食事をした。
何かわからない肉のステーキとパン、スープがでた。
パンは同じだがスープは具が無くそして飲みやすく美味しかった。
肉も少し硬かったが肉汁たっぷりで絶品だった。
おかずは絶品でした。




