市場にて、
起きた時には夕日がもう沈んで8時を過ぎた処だった。
緊張し続けのせいか生活リズムが逆の割にぐっすり眠れた。
「さー、まず市場に行こうか?」
市場は露天で凄く賑わっていた。
農家、漁師は朝早く起き、食料を自分で販売してる人も居るとの事だった。
市場は届いた流通品と収穫品で朝早くから活動してた。
そして、それを買って販売する小売はその後の時間で商売し、
宮使えや衛兵の公務員は殆どは9時から5時と言う仕事時間。
その客相手の娯楽系や専門系の商売は夕方5時~深夜12時まで営業、
冒険者相手の商売は24時間営業が多いと、
結局、現代の日本と変らない生活サイクルで街は動いていた。
「じゃよっぽどいい出物が出てない限りさっきの内合わせ通りでいきましょう」
4人の装備はもう市場で買う安物の段階で無く、
今回、俺の分を買う事で話がついていた。
予備の下着、荷物を入れるバックパック、スライムバックと
弓、ズボン、兜、籠手、靴はパーティの資金で買うとなった。
まずは兜と買うとなった。
ズボンを先に主張した女性陣の意見はケンの強固な主張。
「人間とは思えない不自然な髪の事で人の噂になるとマズイ、
国や魔族などが興味を持たれたて調べるとなれば、
異世界と神の力の事でどういう扱いになるかわからない、
これは人前にさらすべきモノではない!」
と、涙が出そうな演説をかましてくれた。
今も頭は隠してる、
街に入る前にシークがバンダナを貸してくれ使っていた。
兜の下に汗受けとして使っていた物(汗)らしい、
頭を隠した方がいいと言ってじっとりしたそれを渡された。
早くお返ししたい。
いや、割とマジで・・・
それに短刀の隠しスロットの件で確認もしたいとの事だった。
露店はギルドでは無いので武器防具は安物しかないが、
ただ、鑑定が出来ずに知らずにやっているから、
逆に隠しスロットの商品を格安で買える。
その可能性がある・・・
ダイスケさんならその場で鑑定と言うチートスキルのお陰でその場でわかる。
鑑定魔法は武器、防具、装飾品と別れていて魔法陣と詠唱が必要だから、
ダイスケの鑑定は規格外だった。
「どうですか?」
「これ良い品だと思います」
「それ、古くて傷が結構ありますが、
造りはしっかりしてますよ、傷の分割安です」
店主は笑顔で言った。
感じの良い若い優しそうな女性商人だった。
「うーーん」
2銀貨1小銀貨と値札「2銀貨でいいですよ」
よくある手だな・・・少しだけ笑った。
「少し相談させて下さい」
皆で少し離れた場所に移動した。
「ここまでくれば、エルフやホビットであっても声は聞こえないでしょう」
「ダイスケさん説明お願いします」
「あの靴だけ隠しスロットがあり【吸】の魔石が合成されてます」
毛皮ブーツ : 足防具、寒さに耐性あり。 空、空、吸、空、
????????
吸 : 魔法攻撃を受けるとその場の空間にある魔力を吸収する。
と説明した。
皆、声を抑えて驚きを抑えた。
「後はどれも隠しが無いなら防具は僕に任せて下さい。
最初に言っておきますが好みとか色は選ぶ基準にしないです。
最も性能が優れて価格が良い物を選びます。
それがパーティの資金で買う時のルールです。」
「勿論異論はありません」
「この兜と弓と籠手とブーツをまとめて買うといくらですか?」
「靴、2万にさせて貰って、弓は矢を倍お付けして9千、
籠手2万3千、兜が2万です。
沢山買ってくれたのでおまけして7万でどうでしょう?」
計算の時は貨幣単位でないんだな~
それそうか~~計算しづらいもんな。
「この方に合うズボンはないのでしょうか?」
「すみません、今在庫が無くて」
そうだよな、前の世界でも4Lとか無くて、
しま○らが近所に出来た時サイズがあって安いし品ぞろえ良くて、
即行でしま○ーになったもんなー
太ってるとサイズが無いんだよーー
「ダイスケさん、どうでしょう」
「それでしたら。
このローブをオマケでつけて貰えませんか?」
俺は言った。
ローブは千円ぐらいの物だった。
「ハイ、それでどうでしょうか?」
「ありがとうございました。」
「スミマセン、口出しして」
「いえ、意見求めての得する口出しでしたから良いですよ」
ズボンは防御力は気休め程度で価格も5千円ぐらいして、
サイズの大きいのだと7千円はするらしいし、
服は他の所で安い出物があるかもしれないけど、
巡るのは面倒だと笑って言った。
ローブはワンピースで上下の服を兼ねれて、
ヤジ麻と言う非常に揮水性の高い繊維を使っていて、
防御力もズボンよりあり更にフードもあり、
雨の時使えて水魔法攻撃に少し耐性もあるとの事だった。
「色は考慮しないと仰ったのですが、
私たちの世界では、鼠色、茶色、紺色は目立たない色として、
認知されてます」
「ケンさんの話しから、
私は目立たない色を着た方がよいと考えたんですが、
出しゃばりだったでしょうか」
「私たちの世界でもそれらの色は地味で目立たないです。
確かに色は場合によっては効果、役に立つ物ですね。」
「今後、役に立つ特性は採用の要因にします皆良いですね?」
全員、勿論と同意した。
忍者は黒がイメージされてるが実際は鼠色、茶色、紺色を採用していた。
真っ暗闇なら黒でなくても見えない。
月明り、敵の施設の明松火などの侵入の状況だと、
その三色が闇に紛れて黒は逆に違和感で気付かれるそうだ。
普段の潜入で城下町や人込みに紛れるにも都合が良いとの事だった。
真っ黒の服着た人間は街中で目立つ。
「私、格闘士をとっていて、
それでキックを主体でと思ってるのですがローブだと、
最初の蹴りの初動作を隠せると思って」
「それなら良い選択だと思います。」
「私達も先入観で考えてました。
戦士は鎧、狩人は皮鎧、魔法系はローブと。
びったりの皮鎧なら、
その上に大きいサイズのローブ着れますよね。」
「そうすれば防御に有利です目からウロコですよ」
そう、これでやっとパンツを買いにいけるのだった!
包帯で造ってるので透けるし形がハッキリわかる、
ガウンの様の僧侶のローブで腰で包帯を巻いてる状態、
上は皮鎧を貰って良いが下半身が残念な状態なのだ・・・




